原爆記録展ノート

『原爆記録展ノート』
　　　東京都都民生活局広報部/東京都都民生活局広報部1978年

今の都政では、このようなことはしないかもしれない……。
－－しかし、冷戦時代の核戦争システムは今でもいきているし、原潜の問題も大きい……。



「ごあいさつ」という文章は都知事。下「」引用。
「今年の5月23日から約5週間にわたり、国連史上初の軍縮特別総会が開かれました。
　この舞台で、広島・長崎両市民は他の平和団体と共に、核兵器の廃絶と世界平和の実現を強く訴えました。被爆のあの悲惨さは、もう二度とあってはならない－－この平和を愛する市民の積年の願いは、ようやく国連の会議場に到達したのであります。
　このとき同時に、国連本部の一角で、ヒロシマ・ナガサキ原爆写真展が開催され、訪れた人々に大きな反撃を呼び起こしました。
　いま国連で宣言された「軍縮週間」を迎えて、あの時の写真展をもう一度東京で再現することにより、希薄になりがちな被爆の悲惨さと平和の尊さを深くかみしめる一つの踏み石になれば、そういう祈りをこめて、この原爆記念展を開催しました。－略－
　平和を希求する両市民の願いは、原水爆禁止運動の出発地である東京都民の願いでもあります。－略－
　終りに、広島・長崎両市の御協力に感謝し、併せて、都民の大きな御支援をお願いいたします。
　　　　昭和53年10月
　　　　東京都知事　　美濃部亮吉」


会場に置かれた4冊のノートには649人が感想や意見を記入。

それを掲載した冊子といっていいかと思います。

裏表紙の裏に展示の概要。下「」引用。
「原爆記録展
期間
　昭和53年10月24日（火）～10月30日（月）
会場
　展示会場…都庁第３本庁舎１階ホール
　映画会場…都庁第２本庁舎第２ホール
展示物
　（1）国連軍縮総会展示パネル20枚（写真64枚グラフ2点）
　（2）被爆写真62点・被爆物40点
　（3）絵画110点
　（4）第五福竜丸関係パネル10枚
入場者
　展示会場…21,482人
　映画会場…6,350人」


福祉をば削ってでもするオリンピック！

生命より国体重視の国家なり！

……そういわれても仕方がないと現状ではそう思う……。







Index