磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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013 正義とは精神から

2007年11月19日 | ライト小説
あかねさんシリーズ002
男が女de女が男


一章、マン・リブ




013 正義とは精神から


「マン・リブなんて、わたしたちには関係ないわよ。へなちょこ男子の話だわ」

「きみたちには、ウーマン・リブも本当の意味ではわかっていないと思うよ。人間が運動をするってことは、そんなに生易しいことはではないんだよ。ウィンドウ・ショッピングや、携帯電話や、合コンみたいに簡単なことじゃないんだよ。適当かましていたら、いいってものじゃないんだよ」

「偉そうにいいよるなあー。まるで、ぼやき漫才みたいやなあー」

「ぼやき漫才?」
小一郎は頸をかしげる。

「そんな高級なもんちゃうか! 行こう、行こう、こんな、へなちょこ男子を相手にしても、おもしろくもなんともないわ」

茜は手をひっぱられて、連れられて行く。

--茜は知っている。
小一郎はへなちょこ男子なんかじゃない。

茜の会社の社員のだれよりも男らしい、自分の意志を強くもって生きている。

理想だなんて、今の世の中で持って生きているのだから、彼はへなちょこなんかじゃないと茜は思う。

でも、小一郎の体には栄養がたりない感じがして、へなちょこには見える。

でも、茜は肉体でへなちょこかどうか決まるとは思っていないのである。

偉い人にはこびへつらう。
そのくせ、陰にまわると陰険な悪口をいう社員は多い。

小一郎はそんなへなちょこじゃなく、自分の意志を通す人間だわと茜は思った。

大きな体をしていても、正義のために使っている人は少ないと茜は思う……。

正義というものは、力より大切な精神があるんではないだろうか?

そんな精神を忘れているのが、今の世の中ではないだろうか……。

茜は小一郎をこんなに好意的に思ったことはなかった。
なぜなら、いつもは小一郎は、茜にたいして、そんなことをするなよ! とか、金持ちだからっていい気になるなよ! とか、そんなことばかり言われているからである。

でも、そんな境遇の小一郎だから、どこか心ひかれる部分が茜にはある。

だけど、そんなことはプライドの高い茜は決して他者にみせようとはしないし、気づこうともしない。

でも、本当は高くもない……。理解していない、わかっていないだけのことなのだが……。

お化粧を再度している茜たち。今晩は合コンである。








閑話休題

司馬さんは、

政治家の仕事の一番は、

国民に飯をきちんと食べさせること

と書いておられたと思う。

--アフガンにしても、

パキスタンにしても、

飯をきちんと食べさせること。

石器時代のような生活を

している人たちに、

民主主義を叫んでいるとは、

異常な光景だ……。

--日本でも、

去るべき人たちが、

今も実権を握っている。

きれいごとに騙されていて

気分のいい人たちもいる……。

これが現実!









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