磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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反核でゼッケン

2008年10月30日 | 読書日記など
『反核でゼッケン』
   金子徳好・著/草友出版1982年

ユニークな反核運動といっていいかと思います。
--意外に勇気が必要だと思います……。
ボクはできません……。ブログをつくるのでご勘弁を!



著者の妻にゼッケンをつくてほしいと依頼の手紙。
--妻は反対しているという……。

ベトナム反戦ゼッケンは妻がつくってくれたという。下「」引用。

「我が家は貧乏だし、二人の子どもに残してやる物質的な財産はなにもない。でも、どんな財産を残してやろうか。それは平和だ。平和という財産を残してやることこそがぼくらの任務だよ」

ブロック塀の原爆展……。下「」引用。

「この「ブロック塀の原爆展」は、三鷹のミニコミ誌『みたかきいた』にも予告がのったため、十三日の『朝日新聞』の記事にもなった。そのおかげで第一日目の十四日はとおく千葉や船橋からも見にきてくれた。-略-」

いろいろできるものだと思ったが、ブロック塀をもっていないボクには無理だ……。

妻はゼッケンを直してくれるが、賛成したわけではないと……。


いざ実行……。下「」引用。

「十月十二日(月) ゼッケン第一日。『朝日新聞』の記者とカメラマンに追いかけられながら一時間半の通勤デモ。まるで“やらせ”である。ゼッケンも緊張するが、記者についてこられることの方がよっぽど疲れる。三鷹第七小の子どもは少なかったが三小の前ではたくさんの子どもたちに声をうけられる。「なあに……おじさん」「それ、なんていう字」など。小学生は核という字は読めないらしい。電車の中では、みな知らん顔をしているように見えるが、時どきちらりと見ているようだ。」

約百人が読んでくれるという……。下「」引用。

「通勤で「地球から核兵器をなくそう」という文字をはっきり読みとってくれる人は約百人である。もっとも、このほか、子どもたちは五十人以上いるが、どの程度に考えてくれるだろうか。案外、子どもたちの方が考えてくれるのかもしれない。」

パラオにも非核のことで旅行……。

ミニコミ誌「みたかきいたか」に記事が掲載される!

12月31日(木)『朝日新聞』の「ひと」欄にも掲載。

テレビ朝日に出演。

問題点……。下「」引用。

「ゼッケンなどつけて通勤して、いちばん気にかかることは、私生活上の問題である。“かわった男”の噂はたちまち近所に拡がる。まして、新聞やテレビに出れば、その一挙手一投足が夕飯や、主婦のひまつぶしの話題になりやすい。スキャンダルは禁物である。」


著者のご子息のブログ記事









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