磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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広島原爆の手記-亡き妻への手紙-

2008年10月15日 | 読書日記など
『広島原爆の手記-亡き妻への手紙-』
   小倉豊文・著/八雲井書院1976年

このは以前も紹介しました。
復刊ですね……。
--この著者もかなり権威主義的な人かもしれないと思いました。。
他の本なども読んでいてそう思うこともありました……。



裏表紙に書かれてあります。下「」引用。

「兵隊になるのが嫌さでに止むなく師範学校に入り、引き続き広島高師、広島文理大に学ぶ。昭和7年より広島文理大助教授。38年退官、現在親和女子大学教授。かたわら広島県立美術館運営委員、広島県文化財協会長、芸備地方史研究会長としても活躍。」

イヤなことならしなくってもいい。
--そんな人生を送りたいものですね。
そうなれば、庶民のこころなど理解できるのでしょう?

「まえがき」で書かれあります。下「」引用。
 
「「残された恐怖」への念頭
 あの日、あの原爆の日が、また来る!
 -略-
 その後いく度か、何軒かの出版社から覆刊の交渉を受けたが、私は断固として断り続けて来た。「絶後」はあくまで「絶後」たらしめたいという、私のささやかな念願からに外ならない。-略-特に原爆の「残された恐怖」に一般の認識を新たにしてもらいたいとの念願が切になったからである。-略-」

25年前にも、「残された恐怖」はずっとあったろうし、平和でもなかっただろう……。

これほど書かれるなら、「絶後」のまま復刊された方がよかったとボクは思います。


いろいろ芸術や教育など、抽象的なことはされていますが、多くの苦難にある被爆者のことを考えていなかったとしたら、この25年は何だったのでしようか?

他にも本はたくさんありますし、気に入らないものは闇にほうむれるような立場の人は少ない……。

苦しく思うことも、書かれている。そんな本を読んでいただきたいいと思う。

権威主義者であるかぎり、本当の平和主義者ではないとボクは思う。

積極的平和のみが、本当の平和を願う人たちだとボクは思うから……。

一個人の手記としてなら、こんなことを感じることはありませんでした。








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