磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

教科書に書かれなかった戦争・らいぶ 颯爽たる女たち-明治生まれ-ことばで綴る100年の歴史-

2009年02月26日 | 読書日記など
『教科書に書かれなかった戦争・らいぶ 颯爽たる女たち-明治生まれ-ことばで綴る100年の歴史-』
   遠藤織枝、小林美恵子、高崎みどり・著/梨の木舎1999年

平和のためという感じはしなかった……。
--とりとめもない感じがした……。



「まえがき “明治生まれ”のことばを訪ねて」 下「」引用。

「-略-わたしたちが、このインタビューをしようと思った直接のきっかけは『きらめいて生きる明治の女性たち-笹本恒子写真集』(清流出版 一九九六年五月)に出会ったことだ。この写真集を手にし、ページを繰るにつれ、登場する六○人の女性たちのきらめきに、まさに圧倒されていったが、最期のページにきたとき、すでに別の思いがあった。そうだ、この人たちのことばの資料がほしい、この人たちのことばに関する意見がききたい、という痛烈な思いであった。-略-」

ここまでのことは、読んでいてボクには思えなかった……。下「」引用。

「お話は、それはまた、感動そのものであった。当初の目的であった、明治時代のことばにのついての貴重な経験な実例をうかがうことができた。それはそれで十二分に価値あるものだが、インタビューのつど、生き方の豪快さ、その人生の豊かさ、波乱万丈のドラマのようなおもしろさに圧倒されたるうち、別の思いをもふくらんできた。わたしたちだけ知っておくには、あまりにももったいないと。この方々の柔軟で豪快な考え方、たまくしさと颯爽とした生き方を、多くの人々と共有したいと。」

アナーキスト……。下「」引用。

「アナーキストの同志大杉栄と妻伊藤野枝が、関東大震災の混乱に紛れて捕らえられ、虐殺された。その虐殺を命じたのが甘粕・麹町憲兵分隊長。その不倶戴天の敵が、先に「満州」に渡っていた。アナーキストの望月さんが「満州」に来たのは、大杉の仇をとるためと結びつけた人がいても不思議ではない。」

その望月百合子さん……。下「」引用。

「ロシアの猛獣に日本人はやられて、殺された。だから、あたしも殺そうと思ったの。ロシア人を一人殺すとね、その近所の四○○人の日本人を皆殺しにするって、ふれが出てた。悪いことばっかりするからね、日本人だって殺したくなるでしょ。だから、うちのおやじがね、抵抗しちゃだめだよっていうからね、いえ、あたしは抵抗するって。ほいで、抵抗したの、ちゃんと。」

ちゅんと? トンカチで……。下「」引用。

「望月 ロシア人三人鉄砲持って、入ってきて、なんでもみんなポケットにいれちゃう。で、今度わたし女だから、女のほうへ来た。わたしね、ここ(胸の中)にトンカチ持ってたの。ほかの武器なにもないんだから。トンカチで、どっか、ひったたいてやればいいわけでしょ。トンカチ振り上げてね、から、大きな口をあいてね、それがダメなら、かみついてやろうと。そいで、逃げるんじゃなくて、こっちが襲って行ったの。そしたら、手、あげてね、逃げちゃった。その形相がすごかったんじゃない。鬼みたいで。そんとき、あなた、髪がねぞーっと、ゾクゾクとやったから、立ったんじゃない。
 おやじにね、どうせ女を襲うからね、そんとき助けにきてくれちゃダメよって言ってたの。殺されるから。二人とも死んじゃつまんない。一人でも生きてたほうがいい。あたしは殺されても、ただでは殺されないからねって。」

与謝野晶子さんは……。下「」引用。

「与謝野晶子も彼女らの少し先輩で、一世を風靡していた。-略-川畑さんは、晶子を「莫連女」と思ったという。」












index

もくじ

もくじ

index






エンタメ@BlogRanking




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。