磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

アルカイダ「検知不能」爆弾の脅威

2012年06月21日 | 読書日記など
アルカイダ「検知不能」爆弾の脅威
The Body Bomb
サウジ当局の二重スパイ作戦で旅客機爆破は防げたが、体内埋め込み型爆弾の改良が進めばテロは新たな段階に
2012年06月19日(火)13時25分
ダニエル・クレードマン(ワシントン特別特派員)、クリストファー・ディッキー(中東総局長)

「巧妙な対内爆弾 アシリ(上)は空港の全身透視スキャナーをくぐり抜ける爆発物の開発を目指す From Left: Phil Noble-Reuters, Reuters
[2012年5月23日号掲載]

 爆発の煙が収まると、部屋中にテロリストの死体の破片が飛び散っていた。

 09年8月のその夜、男が担っていた使命は、サウジアラビアのナエフ内相(現皇太子)の息子でテロ対策責任者のムハマド・ビン・ナエフ王子を殺害することだった。男はサウジ当局に投降の意向を伝え、王子と面会の機会を与えられれば、ほかの自爆テロ要員にも投降を呼び掛けると約束した。

 サウジ当局が男を隣国イエメンとの国境近くから首都リヤドに移送し、身体検査を行ったところ武器は見つからなかった。そこで男の要望どおり、南西部の都市ジッダにある王子の自宅で面会の場を設けた。

 2人が対面した瞬間、ホラー映画の一場面さながらに、男が爆発した。地元テレビ局の映像によると、吹き飛んだ男の腕がつり天井のタイルを粉砕し、床にははだしの足だけがぽつんと立っていた。白い家具には、おびただしい肉片がこびりついていた。

 王子は軽傷で済んだが、このとき、テロが新しい段階に突入したことは間違いない。この事件で、既存のセキュリティー装置ではほぼ検知不可能な爆発物が存在することが初めて確認されたのだ。4カ月後の同年12月には、テロリストがアムステルダム発デトロイト行きの旅客機に、下着の中に仕込んだ爆発物を持ち込むことに成功している(この爆破テロは未遂に終わった)。

 そして今月に入って、新しいニュースが報じられた。サウジアラビアの二重スパイが自爆テロ志望者を装い、イエメンを拠点とするアルカイダ系イスラム武装勢力「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」に潜入。最新型の爆発物を持ち出してサウジアラビアの対テロ当局と米CIA(中央情報局)に提出し、テロを阻止したという。-略-」








index





エンタメ@BlogRanking





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。