磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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人間ならば

2009年06月19日 | 読書日記など
『人間ならば』
   早乙女勝元・著/草土文化1980年

「あとがき」に書かれてあります。下「」引用。

「本書が『人間として』『人間らしく」に続き、八○年代を悩みつつ歩きつづける人たちに、ほんのちょっぴりでも、酸素の役割を果たしてくれたなら……と思う。
  一九八○年春   早乙女勝元」



天才少年と云われたことがあるという……。下「」引用。

「十四歳から小説を書き出した。十八歳で一冊の本を書いた。直木賞という文学賞の候補に上げられ、“天才少年あらわる”なんて新聞に書かれたもんだ。ところが、小学校時代に、国語で最高点をもらったことは、ただの一度もなかったぞ」

テツヤする子どもたち……。下「」引用。

「聞けば、勉強会場の離れでは、そのようなテツヤ学習会が五、六人のグループで、週に二回ずつ、すでに一年以上も続いているという。PTAの役員もしているその親は、できるだけ顔を出さず声もかけず、もっぱら子どもたちを信用して、彼らの自主性にまかせているふしが強いということだった。」

本当かな?
寝ているんじゃないか?
--ボクなら寝ていると思う……。

隅田川の花火が復活。下「」引用。

「あの日から、すでに三十三年の時間が経過した。-略-
「おとう。隅田川の花火だぞ。十七年ぶりに復活するんだな」
 それは、いわれなくても知っている。江戸の伝統的な庶民の行事が、隅田川の浄化によってよみがえるのは、結構なことである。わが子は、あわよくば一緒に出かけて、なにかうまいものにでもありつこうというハラだったらしいが、私は当日の同時刻に一人で浅草に向かった。-略-」

「風船爆弾のこと」 下「」引用。

「-略-
「アメリカが原子爆弾を作っていた時に、お母さんたちは風船爆弾とは……」
 そういって、あきれはてた顔をした子どもがいたという。」

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「アウシュビッツ訪問」 下「」引用。

「ヒロシマ・ナガサキの「被爆の記録を贈る会」の旅行団の一人として、この夏、東ヨーロッパをまわってきた。旅程の中でもっとも衝撃的だったのは、やはりアウシュビッツだろう。-略-」

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テニアン島へ。下「」引用。

「「しかし、このテニアンには、B29は何機ぐらい用意されていたんでしょうか」
「アメリカ側の資料によりますと、大変な数ですね、この島をふくめ、サイパン、マリアナ諸島には、三○○機会から四○○機に達していた、とあります。昭和二○年三月一日の時点です」」








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