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NHKブックス258 広島原爆とアメリカ人 ある牧師の平和行脚

2007年05月23日 | 読書日記など
『NHKブックス258 広島原爆とアメリカ人 ある牧師の平和行脚』
   谷本清・著/日本放送出版協会s51年

この本は原爆乙女の治療やヒロシマ・ピース・センター設立に貢献された谷本牧師が書かれた本です。



敵国の宗教の者であっても、防衛部長はされていたようです。このあたりは、近隣の人が決めるのと国が決めるのとの相違でしょうか? 下「」引用。

「私は町内の防衛部長であった。他に私ぐらいの若者がいなかったからである。町内会長はかつて広島検事正をしたことのある弁護士、今西貞夫氏で、しかも私の隣の堂々たる門構えの大邸宅に住んでいた。」


谷本牧師は原爆乙女の治療で有名ですね。下「」引用。

「乙女との出会い その頃、私はもう一つの痛みを覚えた。それは原爆で「癒ゆることなき傷の身」になった乙女達のことである。私どもが教会の焼跡に帰って礼拝を開始してから間もなく、二十人から三十人の礼拝者を迎えるようになった。その中に一人の若い女性、見る目も痛々しい被爆者があった。-略-」


もくじ


ピース・センターの構想にも海外をまわられて努力されていたようです。

深刻な懺悔を表明した人々
1.世界最初の原爆製造理論を組立てた科学者
 その一人にアインシュタイン
2.原爆を投下したエノラ・ゲイ号搭乗員
3.原爆を爆弾に仕上げたオークリッジ工場の人々


アインシュタインと会談したことも書かれてありました。


朝鮮戦争下のアメリカへ
1950年9月~1951年7月まで8ヵ月間。
24州、201都市、242団体、295回講演、聴衆者約56,200人、旅行約34,500マイル。

2月5日、アメリカ上院議会で祈祷をされたという。



1955年5月5日より同年12月20日まで7ヵ月間。
訪問した州26、都市195、団体二一二、講演二四五、聴衆約47,500、テレビ・ラジオ・新聞64、行程約38,100マイル


1975年9月25日より12月25日まで80日間。
19州、89都市、105教会その他団体、講演148回、聴衆約28,800名、旅行約38,400マイル。


シュヴァイツァー財団の協力があったという。下「」引用。

「d、今回の旅行によって明らかになったのは、シュヴァイツァー財団からピース・センターに合併申入れがあったのでこれを承認した。」



谷本清平和賞






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