ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

黒くならないシルバー

2009年07月17日 | ジュエリーよもやま話
  
フープピアスの投稿にて、『Argentine Silver』と書いてしまいましたが、 Chizさんからコメントをいただきまして、ハっとしました。
正しくは、Argentium Silverの間違いでした。 うろ覚えのまま書いてしまいまして、本当に申訳ありません。この場をお借りしましてお詫びします。

さて、せっかくいただいたお題ですので、このArgentium Silverについてわかったことを少しだけ、ご紹介させていただきます。

Argentium Silverを知ったきっかけは、いつも私のブログに遊びに来てくださる、『はりいさん』からブログコメントの中で教えていただきまして、大変気になったので自分でも調べてみました。

Argentium Silverのメーカー、Argentium International Ltd.公式サイト
http://www.argentiumsilver.com/

取り扱い販売店はこちら

(この中の通販店、Rio Grandeさんにお世話になってます。)

Argentium Silverの特長はひとことでいうと、シルバーにありがちな酸化に強く、空気に触れていても黒くならないこと、それとFirescaleとありますが、(これは火ムラのことでしょうか?)、それも起こらないとあります。
そして、靱性(延性)に優れながら硬いので、キズや変形に強いとあります。

どうも、『ゲルマニウム』にヒミツがあるようです。
かなり怪しいですが、部分抜粋翻訳してみました。
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ゲルマニウムは酸素を好みます。Argentiumに含まれるゲルマニウムは、空気にふれると銅と銀に対して選択的に酸化をさせ、表面層に目に見えないゲルマニウムの保護層を形成します。ゲルマニウムの分子が表面に移動することにより、酸化物が外気温で継続的に蓄積されていきます。このゲルマニウムの選択的な酸化によって、黒ずみやムラを防止することができるのです。
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私は専門的なことはよくわからないので、ご存知の方是非フォローをお願いします!

板や棒といった地金が売られているようですが、彫金をやる方は、笹吹きのArgentium Silverを購入することでArgentium地金の作品を造形できますね。

できることなら、キャスト屋さんにも、Argentiumの扱いがあるとよいなと思いました。果たして、鋳造に使える地金なのかはわかりませんが、Argemtumサイトの作品ギャラリーをみるかぎり、可能そうです。




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すごいですねぇ~。 (大仏さん)
2009-07-17 23:53:39
興味津々です。
試してみる価値ありですかね??
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すまんのぉ (はりい)
2009-07-21 01:09:26
紹介した張本人にもかかわらず、硫化のテストもしておりません。板と線とローを買って試しに平打リングを作ってはみたけど燻してみるということはしてません。最近は鋳造することが多くて地金から作ることあんまりありまっせんもん。今度、暇見て実験してみるとです。
ちなみにこのRio Grandってとこ、昔、大仏さんが苦労して作ってた木目金なんというのもいろんな金属の組み合わせでシートにしたの売ってます。ん?記憶違いか?大仏さんじゃなかったかな?
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鋳造 (はりい)
2009-07-21 22:59:50
井島さんでやってくれるそうです。
ただし、結構難しいらしいです。ゲルマニウムを入れる割合、デザインによっても難易度が変わって来るそうです。まずはデザインを見せてくれとの事ですが、Argentium Silverという名前は出て来なかったので、商品として出来上がっている素材をそのまま使うのではなさそうです。でもArgentium Silverというのは規格がしっかり決められてるとどっかで読んだような気がするんだがなぁ。
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ありがとうございます (ROSE POSY)
2009-07-21 23:52:35
はりいさん、大仏さん、コメントありがとうございます。

Argentium Silverでは取り扱い代理店を募集しているようですが、Argentium Silver社から地金をそのまま仕入れて、決められたとおりに鋳造やるしかないのかもしれません。ブランドを守るというのはそういうことですよね。

シルバー独特の肌色をキープしながら、黒くならないというのは大変魅力的なのですが、どうしても普通のシルバーよりも割高になるので、取り扱うお店は少ないのでしょうね。おいそれと磨いたり、銀磨き液に漬けることができない繊細な美術工芸品に向いていそうです。
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