ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

ハワイアンジュエリー ことはじめ ~その2~

2009年04月17日 | ジュエリーよもやま話

先日のエントリー
に続きます。

タガネができると、今度は基本練習です。

最初の課題は、線とか曲線を彫る練習でした。この後は、簡単な線から徐々に複雑な模様になっていって、ひたすら彫る練習が続くものと思われます。可愛らしいマイレ模様やプルメリアが彫れるようになるのはいったいいつのことやら・・・。

これが、GraverMachという彫り用のマシンです。ロゴがLEDで光ってるとこが、ポップな感じ? このほか、”コンプレッサー”が必要です。


”GraverMax”の上位機種だそうです。

簡単にこの機械の操作方法の説明の後、まず、先生にお手本を見せていただきました。



右手はしっかり固定して、左手で彫刻台を動かしながら、タガネを進めるそうです。


ふううむ。なるほど。

ダダダダ~ッと、工事現場のようなすごい音がします。こりゃ、マンションの中でやったりしたら、えらい近所迷惑になりそうだなー。


キラン、キラン。

先生が楽しそうに彫っているのを見て、『わー、いいな~。おもしろそう、わたしも早くやりた~い!』って思ったのですが、いざ、自分でやってみるとイメージとは大違いでした。

タガネは勝手に彫ってくれるので、右手はほぼ固定して力を入れなくていいのですが、ついつい、右手に力が入って、無意識にタガネを押してしまいます。『力を抜いて、力を抜いて』、、、、って何度も言われましても、気づくと、えらい肩に力が入ってる。。。。

タガネのストロークは、足のペダルを踏み込んで調節しますが、強すぎても弱すぎてもだめだし、左手の送りの動作も早すぎても遅すぎてもうまくいきません。ちょうどよい塩梅になかなか安定しません。

昔の家庭科の授業で触った足踏みミシンとか子供の頃に習っていたエレクトーンを思い出しました。

普段、ワックスを彫ったり、糸鋸で切ったり、金属を加工するときはおもに右手の動作で道具をコントロールすることがほとんどだったので、その癖がどうしても無意識に出てしまうようです。すさまじい彫り跡をみてゲンナリ。

慣れない作業にすっかり疲労困憊してしまい、最後のほうは、”もうええわ~”って感じ。(^^;;あと1,2本の線をテキトーに終わらせちゃって帰ろうとしたところ、あらー??つるんと途中で止まらずに一筆書きみたいに一気に線が彫れました。ふいに力が抜けたせいなのかも??

人差し指の先には、タガネに当たる部分が早くもうっすらと”タコ”ができて、硬くなってます。(^^;;

かくして、1日目は機械の操作のマスターどころか、暴れるタガネに翻弄される自分のふがいなさに、すっかり凹みました。でも、最初からそんなに簡単に出来てしまったら、途中で飽きちゃいそうですから、難しいくらいがいいのかも。


以下、ハワイアンジュエリーコースの見本作品を学校のご許可を得て撮影しま した。あまり良く撮れていなくてすみません。







優しい結城先生には、『だいじょうぶ。焦らずゆっくり行こうね。』、って言っていただきましたが、現実問題としては、課題ごとに制限時間と単位数があるので、(自動車の教習所みたい)そう、だらだらとマイペースでやってるわけにもまいりません。規定時間内だけで本当にちゃんと習得できるようになるのか、この調子では非常に怪しげになってきました。