飛騨の山猿マーベリック新聞

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【郷原信郎が斬る・転載】「安倍一強」「小池王国」に貢献した蓮舫代表・野田幹事長は辞任すべき

2017年07月04日 16時40分26秒 | ●YAMACHANの雑記帳

「安倍一強」「小池王国」に貢献した蓮舫代表・野田幹事長は辞任すべき

“自民歴史的惨敗”の副産物「小池王国」の重大な危険 ~代表辞任は「都民への裏切り」】でも述べたように、都議会議員選挙で、自民党は加計学園問題等への「傲慢」「ごまかし」や閣僚等の不祥事への強い批判から、歴史的惨敗を喫し、一方で、小池都知事が率いる「都民ファーストの会」は圧勝したが、その直後に、選挙の直前に代表に就任した小池氏が代表を辞任するなど、凡そまともな「政党」とは言い難い状況にある。こうした中で、野党としての役割を全く果たせず、ほとんど蚊帳の外のような状況に置かれたのが民進党である。

民進党の蓮舫代表・野田佳彦幹事長は、このような状況を招いたことについて責任をとり、速やかに辞任すべきだ。

都議選での5議席という結果を、「当初の予想のゼロないし1の予想より良かった」として安堵しているなどという報道があるが、ふざけたことを言ってはならない。安倍政権批判票が、小池都民ファーストに向かうという状況を招いたのは、離党者続出で民進党都連が壊滅し、民進党が、多くの選挙区で候補者すら立てられないという惨状で選挙に臨まざるを得なかったからである。

蓮舫氏にとって最大の誤りは、「都知事選挙に出馬せず、野党第一党の代表となって首相をめざす」決断をしたことである。

舛添氏が政治資金問題での批判を受けて都知事を辞任し、急遽行われることになった2016年の都知事選挙で、蓮舫氏に都知事選への立候補を期待する声が上がったが、結局、蓮舫氏は、立候補しなかった。その理由について、テレビ番組で、「都政ではできない。国を変えなければできない。」と述べた。この時点で、都知事ではなく、首相をめざそうということだったのであろう。同年秋の民主党代表選挙に出馬して、野党第一党の代表に就任した。

6月18日に蓮舫氏が都知事選への不出馬を表明したのを見届けた後に、小池氏が、6月29日に出馬を表明。当時、知名度抜群の蓮舫氏が出馬した場合、余程の強力な対立候補が現れない限り圧勝するだろうと予想されていた。小池氏が出馬しても、女性対女性の対決となって小池氏の強みが半減し、なにより、「自民党都連との対決構図」が作れなかった可能性が高い。蓮舫氏が都知事選出馬表明をすれば、小池氏は出馬を断念していた可能性も高い。

蓮舫都知事が誕生していれば、民主党が、「二重国籍問題」で足をとられることもなかった(二重国籍問題は、野党第一党の党首として「日本の総理大臣」をめざそうとすることに対する批判であり、都知事であれば、大きな問題にはならなかったはずだ。)。

蓮舫氏が、民進党代表選の期間中から「二重国籍問題」を指摘され、出足からつまずき、その問題への説明責任も十分に果たさないまま代表の座にとどまり続けたことで、民進党は、国民からは殆ど見放される状態が続いた。民進党が批判の受け皿になり得ないことによって、安倍内閣が森友学園問題・加計学園問題で失態や不誠実な対応を重ねても、支持率が下がらないという異常な状況につながり、都議選では、批判の受け皿となった小池都民ファーストが圧勝し、東京都に「小池王国」を生むことにつながった。

そういう意味では、蓮舫氏が都知事選挙に出馬せず、国政にとどまり、野党第一党民主党の代表をめざしたことは、民主党(民進党)にとっても、国民にとっても、都民にとっても最悪の結果につながったと言える。

野田氏の責任は、それ以上に大きい。

まず最大の罪は、首相在任中の2012年11月、国会での安倍自民党総裁との党首討論で、消費税増税を含む三党合意履行を条件に衆議院解散に打って出ることを明言し、その後の総選挙で、民主党の議席が、230から57議席になるという壊滅的敗北を喫したことにある。国民に期待されて政権交代を果たした後も、党内抗争に明け暮れ、菅首相の震災・原発事故対応での失態等も重なって、既に民主党は国民の支持を失っており、いずれにせよ総選挙での民主党の大敗は免れなかったと思う。それにしても、この時点での突然の解散は、ほとんど自軍に「自爆テロ」を仕掛けたに近いもので、それ以降、民主党は政党としての体をなさなくなった。

その責任の重さを考えたら、民主党内で、人前に出ることすらはばかられるはずだが、事もあろうに、2016年の選挙で蓮舫氏を代表に担ぎ上げ、「二重国籍問題」への懸念の声が上がっても跳ね返し、自ら蓮舫代表の下の幹事長のポストについたのである。これが二つ目の罪である。

野田氏の二つの罪が、民進党の野党としての機能を著しく低下させ、自民党への批判の受け皿を無くし、「安倍一強」体制に大きく貢献してきたことは間違いない。

都議選での惨敗を受けて、自民党側も、それまで頑なに拒んでいた「閉会中審査」にも応じる方向になってきている。加計学園問題について説明が困難であるからこそ、共謀罪の審議で「禁じ手」まで使って国会を閉会に持ち込んだのに、閉会中審査を行わざるを得ないのは、深刻な事態である。しかし、蓮舫・野田体制が続く限り、民進党がいくら追及しても、安倍政権に対する威力は限られたものでしかない。

安倍政権に対する批判がこれ程までに盛り上がった今回の都議選で、民進党自身が、批判の受け皿としての選択肢を提供できなかったことの責任を負って、蓮舫氏は代表を、野田氏は幹事長を、一刻も早く辞任すべきである。

とりわけ、野田氏は、民主党にとって「A級戦犯」でありながら、再び幹事長としてしゃしゃり出たことが、日本の民主主義にとっても深刻かつ重大な事態を招いてしまったのである。速やかに民進党の組織から離れ、政界を引退するのが本筋であろう。

一方、蓮舫氏は、ここで、党の再生のために潔く身を引けば、まだまだ、これから活躍の余地がある。「二重国籍問題」はあくまで、次期首相をめざす立場であるが故の問題であり、政治家としての活躍の余地が否定されるものではない。早晩、行き詰まるであろう小池都政の後の都知事をめざすというのも、一つの選択肢かもしれない。蓮舫氏の政治家としての今後のためにも、速やかに決断すべきである。

 

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★外国特派員協会会見生中継 百田尚樹 7月4日(火)15:00-16:00

2017年07月04日 16時00分06秒 | ●YAMACHANの雑記帳

外国特派員協会会見生中継 百田尚樹 7月4日(火)15:00-16:00

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◆加計「説明責任!第三者の調査を!」東京新聞・望月記者vs菅義偉7/4午前

2017年07月04日 14時21分09秒 | ●YAMACHANの雑記帳

加計「説明責任!第三者の調査を!」東京新聞・望月記者vs菅義偉7/4午前

2017/07/04に公開

「説明責任!第三者の調査を!」東京新聞・望月記者 菅義偉7/4午前 北のミサイルに気を良くしたスガが反論「同じことを何度も!」(^o^)

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●プレス自由 第9号 ホームページ公開

2017年07月04日 12時45分47秒 | ●YAMACHANの雑記帳

プレス自由 第9号 ホームページ公開

プレス自由 第9号 をホームページ上に公開いたしました。
1P
◆小沢一郎代表巻頭提言「今こそ国民は民主主義の本質に目覚めよ!」
◆山本太郎代表 メッセージ
2P
◆議員活動報告 玉城デニー幹事長、青木愛副代表、森ゆうこ参議院議員、木戸口英司参議院議員
◆「加計学園問題」等で各省庁からヒアリングを実施
◆地域の活動 鈴木まりこ京都府第5区総支部長

プレス自由第9号
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★外務官僚や軍産勢力の緻密な戦略を見抜け!

2017年07月04日 10時24分12秒 | ●YAMACHANの雑記帳

外務官僚や軍産勢力の緻密な戦略を見抜け!

2017/07/04に公開

今後、本格的に安倍首相が日本政治では追い詰められていくことは確かですが、注目の野党勢力内に、以前の自民と同じような「外務官僚が喜ぶ極東アジア緊張を呼ぶ主張の人間」がトップにいること自体、何やらきな臭さを感じます。

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★都議選大敗翌日に・・・ 自民第2派閥“新麻生派”誕生(17/07/04)

2017年07月04日 09時49分43秒 | ●YAMACHANの雑記帳

都議選大敗翌日に・・・ 自民第2派閥“新麻生派”誕生(17/07/04)

2017/07/03 に公開

東京都議選の歴史的大敗で揺れる自民党に、麻生副総理を会長とする党内で2番目に大きい新たな派閥が誕生しました。「志公会」・麻生会長:「都議選等々、色々な話が選挙の結果として言われていますが、私どもは少なくとも国政において、引き続き安倍政権をきっちり支えていく。・・・記事の続き、その他のニュースはコチラから!

[テレ朝news] http://www.tv-asahi.co.jp/ann/


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