先日、私事で恐縮でしたが、私の父や祖母との関わりについて、いくつか記事にさせて頂きました。
http://blog.goo.ne.jp/rokochifukyosho/e/eb79965b8ff73c9f7f47c415beaa1cb9
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お陰様で大変評判がよく、「やはり、実体験に基づいたことは、多くの方が共感してくださるのだなぁ」と思いました。
小さな事例ではありますが、折角お越し頂いた方に、何かしらのものをお届け出来ればと思い、言葉を綴らさせていただきます。
私の母方の祖母は、今振り返ると、私にとっては「信仰の母」のような方でした。
私の心の形成に、最も影響を与えたのは、祖母だっただろうと思います。
まぁ、とても話が面白い人で、私と同じく、お祭り好きな一面もありました。(笑)
私はおばあちゃん子でしたので、祖母には、大変可愛がっていただいたのですけど、折に触れ、ポソッポソッと、今につながる霊的な話を下さっています。
もちろん幼少期の私が、そういうことを理解出来るはずもなく、「ん、何のこと?」と、聞き流していることが多く、もっと話を伺いたかったですし、もっと覚えていたらなぁと、今では後悔する次第でございます。
今日の話は、私が20代前半、まだ幸福の科学には出会っていない頃の話です。
晩年に差し掛かっていた祖母は病気がちで、床に伏せることが多くなっていました。
私は当時、恥ずかしながら、かなり酒量が多くなっていて、帰省の度に、ビール大瓶を何本も開けるような感じでした。
しかしある時に、十二指腸潰瘍を患い、帰省時に晩酌をしない日があったんですね。
それを不思議に思ったのか、祖母が私に尋ねてきました。
「どうして、今日は酒を呑まないのか?」 と・・・。
そして私は、 「十二指腸潰瘍を患ってしまったので、今は酒は控えている。」 と答えました。
祖母が、 「それは、どういう病気か?」 と問いかけるので、
私は、 「まぁ簡単に言えば、胃腸が内側から溶ける病気だ。」 と答えました。
すると祖母は、目を閉じて天を仰ぎ、しばらく思いを巡らせた後、ゆっくりと、こう私に語りかけました。
「これは、ババの遺言じゃと思うて、良く聞きなさい。」
「お前は、優しい子じゃ。」
「恐らく一族の中で、お前は、一番優しい人間じゃろう。」
「私は、お前が、そういう優しい人間に育ってくれたことを、とても嬉しく思っておる。」
「じゃがな・・・、我が身を削り取るような優しさは・・・、いかんぞョ。」
「その心が、お前の病気の原因じゃ。」
「お前の心が、体に現れとるんじゃ。」
「これを仏教では、色心不二(しきしんふに)と言う。心と体は、別物ではない・・・という意味じゃ。」
「これは、お釈迦様のお言葉じゃから、いくらお前が、医療職だからといっても、言わせてもらうぞョ。」
「いくら身内びいきをしたところで、お前がお釈迦様より、優れた人物とは・・・思えんでのう。あははははは。」
「良いかぇ、良く聞きなさいよ。」
「そんな優しさは・・・、いかん。」
「なぜなら、そういう優しさは・・・、結局、大事な人を・・・、幸せにすることはできんからじゃ。」
「お前は若いから、節制すれば、病気は治るじゃろぅ。」
「今はしっかり、病気を治せ。」
「お前は、もう大人じゃ。」
「看護師だし、身体のことは専門家じゃろうから、もうクドクドとは言わん。」
「じゃが、良いか、これはババの遺言じゃ。」
「強くあれ。そしてお前が、本当に幸せにしたい人のために、いつか・・・必ず・・・、その優しさを・・・、乗り越えよ・・・。」
そう言って、祖母は寝てしまいました。
結局、次に私が帰省した直後に、祖母は亡くなり、私は死に目には立ち会えましたが、祖母の予言通り、この言葉が祖母との最後の会話となりました。
祖母を始め、生まれてから後、出会い、様々なことを教えてくださった、ご縁ある全ての方々に、心より感謝申し上げます。
(ばく)
病よ治れ ―大川隆法総裁 心の指針135―
何だか
おばあさまの守護指導霊、あるいは天上界の霊人が、おばあさまの口を通して語られてるみたい…
素晴らしい言霊ですね、ご立派な方だったのですね
感動的な体験談をありがとうございます。
お陰様で、ばあさまも浮かばれるかと。(爆笑)
末期にお言葉をいただけて、果報者でございます。お陰で、命を長らえてこれたのかもです。
きっと天のお計らいかと、感謝いたします。
まぁ、普通の庶民でございましたが、面白いご婦人でございまして、葬式なんぞは、もうまるでお祭りのような(笑)、超不思議空間でございました。(爆笑)
私にとっては、「こういう生き方も、ええもんだなぁ」と思える、信仰の母でございます。