性的少数派を描いた作品ばかり発表している。
志村貴子みたい。
そういう作品自体が少ないから、ニッチなところでやっていける
のかもしれんけど、本当に漫画作品として面白いのか
どうかは分からない。ストーリー展開が普通なのか異常
なのか、比べられないから評価できないため。
ただ、僕はこれらが特に好きではないのは確かだ。
村上たかしの著作。
やっぱりこの作者、甘すぎる所がある。
全体のつながりは問題なく、物語のレベルもそれなりに
高いけど、人間を優しいものとして扱いすぎ。
現実はそんなに良い人ばかりの世の中ではない。
村上氏は、一種のロマンチストと言えるかもしれない。
その一点がどうにも引っかかって、何かが物足りないような
読後感を抱いてしまう。
あと、技術的な所では、描き分けがあまり出来ていない。
ときどき違うキャラクターと混同しそうになって混乱する。
ただでさえ、本作は夢とうつつの間を行ったり来たりする話しが
多いのだから、絵が明快でなくては、余計に混乱してしまう。
作品として十分に及第点やけど、本棚に入れてずっと持って
おきたいかといえば、そうではないような。
近所のローソンが先月末に閉店しててショック。
大学の近くのマクドもそうやったけど、
最近の小売チェーンは、全然何の事前連絡もなしに
突然閉めるんな。
展望台。
スカイプロムナードと言って、中央が天井の無い吹き抜けになっており、
その周囲をぐるりと廊下が囲んでいる。だんだん低くなっており、一周で
4階分ほど下る設計。
例えるなら、高層ビルの屋上に4階建てマンションがあって、そこの
ベランダから外を眺めるみたいな格好で、もちろんその外側にガラス窓が
あるものの、なかなかスリルがある。
名古屋駅は高層ビルの建築ラッシュである。今見えているものだけで
7棟ほどある。それぞれ高さ200メートル近い。
カジキとの死闘の中、老人は何度も「少年が居さえすれば」と呟く。
そうすることで、傍らに少年が居て共に困難に立ち向かうかのような
錯覚を覚え、それを最後の支えにして精神を保っていたかに思える。
老人はいつも独りで漁に出るが、少年や鳥や海と心中である種の
対話をしており、それゆえに寂しさは感じなかったのではないか。
本作は作中で語られていない部分が非常に多い。本編は
100ページ余りと実にあっさりしたものである。多くを語らないことで
バックボーンを読者に委ねる格好になっており、セリフや描写の端々から、
その行間を読みとくことができる。
風景描写、特に沖に出てからの海と空の描写は格別に豊かで、
一生を海に捧げた漁師たる老人だからこそ見ることができるものである。
物質的には非常に貧しいキューバの寒村にありながら、そのようにして
世界を見つめられる老人の心は、実に幸福で羨ましく感じられる。
多くの人間は老いるにつれ頑なになるものだが、老人はその時期を
もはや通り過ぎて、今では素直な心中を周囲に表すまでになっている。
これは明らかに、少年との出会いによる作用であろう。
この点、本作の大きな特徴の一つとなっている。
老人と少年と海の物語だった。
木曽路の奥深く、山あいの地に閑かにたたずむという言葉が
ぴったりな宿場。1キロ強にわたって江戸時代そのままの
町並みが残る。観光客もあまり居らず、そもそも積極的に
お客を呼び込もうという気概に乏しいように思われた。
年末だからという事もあろうが、誘致に関しては、
普段もおそらく似たようなものかと思われる。
資料館なども軒並み閉まっており、もはや侘しさのみ感じられた。
やはり、古い家屋の保存状態の良さは際立っている。
町ひとつそのまま近世から持ってきたかのようである。
かなり初期、昭和50年代に保存地区に指定されただけの事はある。
親世代が住居を構える頃からの取り組みなので、少なくとも
表通りには場違いなおしゃれ建築はなく、一体感ある風情が保たれている。
それにしても物音一つしない風景というのは、なかなか印象的であった。
会社の納会があり、くじで
皿が当たったのだが、まあ要らない。
ところで、あみだくじとは、当初は
中心から放射線状に線をたくさん引いて、
片側に当たり・外れの印を書いた上でそれを隠し、
各々が引き当てるというスタイルだったらしい。
それが阿弥陀仏の後光に似ているからその名が生まれたと。
今年も終わり。仕事の上では激動の年だった。来年は
健やかなることを願う。
あくまで女子目線、少女漫画目線の作風に
イライラしながらも、何となく見ていた。
9月に第三期が一旦終わって、最終回が
昨日やってたらしく、完全に忘れていた。
なぜさして好きでもないアニメを観れてしまったのか・・
一つ本作の長所を挙げるとすれば、キャラクターが立っていることだ。
没キャラがほぼ居ない。10人を超えるメインキャラクター達が互いに
邪魔せず、レストランというたった一場面の中で調和し合って
ラブコメを展開している、そのありさまが評価に値すると思う。
こういう作品でも、終わってしまうと、多少の寂しさがある。
5年間、3期に渡ってアニメ化されたので、年月の積み重ねによる
愛着効果だと思う。
上司から、仕事の一環として
日経を読めと言われて、事実そうしてるんやけど、
これが本当にめんどくさい。
日曜祝日を除く毎日、朝刊と夕刊、その主だったもの全てに
目を通すとなると、相当な労力と時間を要する。
日にもよるけど、まあ1時間くらいはかかる。
購読料もそうやけど、時間返せって言いたくなる。
最近では、もう割と開けっぴろげに職場で読んでいる。
新聞講読というと、本来、勤務時間外にやるべきような
気もするけど、こうまで負担が大きいと「仕事」として
捉えるしかない気がしている。
かさばるから僕は電子版にしてるけど、紙で読んで保管し、
なおかつ自主的に講読してるビジネスマンは、なぜそんな苦行
みたいなことを平然とできるのか、僕には分からない。
https://mangahack.com/comic/show/2076
淡々と話が展開する日常もの&SF。
所々キャラクターの言動に不可解な点はあるが
概ね問題なく、面白い。
この設定だと、長編は難しいと思うし、
いさぎよく単行本換算で2巻くらいで終幕とすべきと思う。
http://pyorrhea.web.fc2.com/comic.html
精神的に問題を抱える人の漫画。
ちゃんと全部面白い。
漫画とは、結局個性の表れだから、
そういう意味では、この人の個性は誰にも決して
真似できない。真似ができる次元ではない。
絵は素人の中学生~高校生くらいのレベルに思えるが、
作風と相まって、違和感は少ない。
短編集として、コミック本化は可能と思うが、どうなのだろうか。
幾らなんでも絵に難があり過ぎるか。原作者としての参加なら可能か。
身体上、あまり恵まれた状態とは言えない作者だが、漫画に関する
才能は目をみはるものがある。人間の持つ多面性というか可能性に
ついて考えさせられる。
主人公菫が良い子過ぎる。
片親の子は年相応よりも大人びてくるものだが、
この子は先回りして大人が言うべき台詞を
自分のものとして飲み込んでしまうような子。
子供らしさももちろん感じられるが、それも含めて
本当に良い子過ぎて、逆に物語として少し物足りない。
良作。
最近、警察官が交番の前に立って
警戒しているのをよく見かけるようになった。
近辺を通る市民が萎縮しているのがよく分かる。
あれ、はっきり言ってかなり迷惑だ。
刑事法というものは、難癖つけようと思えば
軽微な範囲では幾らでもできるような運用になっているので
例えば、「夜間は自転車のライトつけろよ」とか
「点滅の青信号はもう渡るなよ」とか
特に何もなくても職務質問したりとか
完全に市民の足をひっぱっているようにしか見えない。
それがいったい、何の役に立つのか?
しかも、すごい気まぐれにしか突っ立ってないから
またうっとおしい。対策が立てにくいのである。
こういう、草の根レベルの警戒態勢というのも、
世界的なテロへの警戒の動きと連動した活動に思えるけど
はた迷惑な話である。
警官が少々警らしたくらいで、国際テロリストの活動なんか
抑止できっこないのに。馬鹿げた話。