京都出張

















昨日は雑誌のお仕事の打ち合わせで京都へ日帰り出張しました。

京都には前からゆっくり行ってみたいと思いながらもなかなかチャンスがなく、「そうだ、京都へ行こう」という広告を見るたびに「いつかは京都!」が口癖になってしまっていました。大人になったらゆっくり…と思っていたらすっかり大人にもなっていて。そんなところへ「京都に行って頂きたいのですが」というお話が来たので、時間がなどと心配しないで限られた中で楽しもうとお引き受けすることに。

第1回目の今回の出張は、ある着物屋さんに着物を選びに。お店の方が事前に選んでくださっている数点の反物の中から3点を選び、着付師の方がまるで着物に見えるように私の身体に布をかけて見せてくださいました。一枚の布を紐を2、3本使って着物を着ているように見せるその技は、まるで魔法のよう!実際に着るなら、という点だけでなく、撮影映えも念頭にいれて1枚をチョイス。

着物を決めたら八掛を選び、採寸、次に帯を決めます。昨日は真夏のような暑さなので、秋冬号用なのに、皆どうしても涼しげな方を選びがち。いろいろと条件やシチュエーションを想像しながら2本に絞り込みました。そしてそれぞれの帯にあう帯揚げ、帯締め、帯留め、草履やバッグを選びます。

帯には様々な色が入っているので、合いそうな帯締めはたくさんありますが、人が着るとなると、似合う色がどういう色かによってベストな色は変わってきます。また見る人の好みや着て出かける時間、季節やTPOでもベストチョイスは変化します。写真のようにどれも合うのでスタッフみんなで相談。これは撮影で着させて頂く帯とは別の静物撮り用の帯でしたが、見ていたら、自分には結局どれが似合うのか、色を変えたらどういう風に変化するのか、こちらも着て見てみたいなと思いました。

20~30代の頃、着物を着るとなると、いつも祖母に頼んでいろいろと取り合わせなどを教えてもらっていました。「いい加減自分で覚えなさいよ」と文句をいいながらもどんなに忙しくても手伝ってくれた祖母も今は亡くなり、それとともに最近は大好きな着物からも少し遠ざかってしまっていました。昨日、帯締めや帯揚げを選びながら、成人式の際には赤い振袖に黒い帯で着せてもらったのですが、友人の結婚式の付き添いを依頼された時には、祖母がお祝いだからと同じ着物に白い帯を合わせて、ずいぶんと印象が晴れやかでソフトな感じに変わって面白いなあと感激したことを思い出しました。着物には祖母との思い出がたくさんつまっています。

1ヶ月後には出来上がるそう。次回の京都出張が楽しみです。梅雨の頃なので雨でないといいのですけれど!













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