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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

総選挙の争点8 あなたは支配者に奴隷的拘束を受けたいのか、自由に人間らしく生きたいのか

2012年12月13日 | 日本国憲法の先進性

 

 私が第三極右だとか、三国同盟だとか言って、ぴりぴりと警戒し、口を極めて批判している安倍晋三自民党総裁と石原慎太郎日本維新の会代表と橋下徹同会代表代行。

 しかし、このお三方には実は同情すべき、どうしても人の上に立たなければならない切羽詰まったご事情があるのだと私は思っています。

 まず、安倍総裁は、岸信介の孫であるということが呪縛になっています。日本の法学者の頂点に立つ我妻栄教授を抑えて、東京帝國大学法学部の金時計(首席卒業の象徴)を得たという伝説のある、妖怪とさえ呼ばれた天才政治家である祖父が、日米安保条約の改定には成功しながらも、安保闘争の波に飲まれて、辞任せざるを得なかったのを目の当たりにし、民衆に対する復讐を誓う。

橋下・安倍・石原「三国同盟」結成か。日本の民主主義が「第3の敗戦」を迎えませんように。希望はある!

 

 ところが、肝心の能力が知的な意味で祖父とは比べ物にならないくらい劣り、成蹊大学法学部にしか入れなかった。

 ここまでは、もって生まれた能力の差であり、彼の問題とは言えないと思うのですよね。

 その後、総選挙で初当選して若くして国会に初登院したときに少年ジャンプを抱えてきており、平沼赳夫現日本維新の会国会議員団代表に怒られちゃったという、祖父とは別の意味で伝説を作ってしまった、というあたりは、自分の努力で避けられたことだったと思いますね。あと、なんとか父はなれなかった首相の座に就いたものの、参議院選挙で惨敗した後、所信表明演説だけして、代表質問の日に辞任して逃げてしまったあたりは、自己責任だと思うのですが。

 そういうわけで、前回の失敗を取り返すことまで加わって、安倍さんほど、自分がひとかどの人物であることを証明しなければいけないという強迫観念に駆られている人は、日本でもほかにいないのではないかと思うのです。だからこそ、なんとしてももう一度人の上に立ちたい。その思いを想像すると切なくなるくらいです。

安倍晋三自民党新総裁誕生 暗黒の騎士(岸)再び

 

 さて、石原慎太郎氏の不幸は、石原裕次郎という日本の最大のスーパースターの兄に生まれてしまったこと。

 裕次郎は、キムタクと福山雅治と松潤と向井理と・・・って全部足しても足らないくらいのスターでした。野球の長嶋茂雄とどっちが上かと言うくらいの存在です。

 けっこういい感じで先に生まれたのに、あとから生まれてきた弟に太陽神みたいなのが出てきちゃったんですから、お立場を想像すると本当にお気の毒ですよ。弟が「太陽の季節」というか、「黒部の太陽」というか、「太陽にほえろ」のボスと言うか、「風林火山」の上杉謙信なんですから、たまらんですよねえ。

 他方、慎太郎氏は、弟を題材にした小説でデビューし、芸能だの文化だのの世界では到底弟にかなわないので政治の世界に飛び込んだけれども選挙は石原軍団に助けてもらう。初めて都知事に当選したときには、第一声で、「裕次郎の兄でございます」と言わざるを得なかった。初めて政党作ったら名前が、自分が原作だけど弟が主演した映画である「太陽の季節」から取った「太陽の党」。


 そこが、弟を超えるべく勝負をかけているのに、肝心のところでびびってしまう気の小ささから、「小皇帝」と呼ばれてしまう弱さなんですね。

 自分だって芥川賞作家で、国会議員も東京都都知事も長い間やって、選挙は都知事選で一回落ちただけなんですから、私のような凡人からしたら大満足の人生だと思うんですが、本人だけは納得できないんですよ。ここはどうしても内閣総理大臣になり、自分が何者であるかを証明しなければならない。

 80歳になっても衰えぬその執念たるや常人の想像をはるかに超えていると思うのです。

妄執いまだ果てず、石原慎太郎都知事辞任!さあ衆議院選挙で落としちゃうチャンス到来!!

 

 橋下さんはさらにさらに気の毒です。

 だって、被差別地域に生まれたとか、記憶にもないくらいのお父さんが暴力団員だっただの、刺青があっただの、非業の死を遂げただの、そんなん、ほんとに子どもにとって何の責任も関係もないことです。よく彼のお話に出てくるお母さんやおばあちゃんも「お前には関係ない」とずっと言い聞かせて育ててくれたことでしょう。

 彼は不幸な生い立ちを払しょくするために自分でできる努力は本当に力の限りしてますよ。高校は大阪一の高校に入学できるくらい勉強しているし、高校ラグビー日本代表じゃなかったでしたっけ?文武両道の典型です。しかも、早稲田大学に入学して、若くして司法試験に合格して、弁護士になって間もなく独立開業でしょう。こういうところは、安倍ちゃんには真似できない、橋下さんの凄いところですよ。

 ただ、自由と人権を守るとされる弁護士会では彼のような人格や感性の人は、人の上に立てません。

 弁護士会って、派閥活動を熱心にやって役員になる面白さか、金を儲ける楽しさか、職人としての仕事の充実か(人権活動を含む)、3つのどれかに走るところだと言われてますが、彼はお金に走りました。だから、商工ローン系の会社の顧問をやってしょっちゅう大阪簡易裁判所の原告席で貸金取立て裁判をやっているという、しかし、そんなんじゃいくらお金になっても虚しいです。


 そこを、東の島田紳介、西のやしきたかじんという芸能界の巨人に見いだされて、テレビタレントとして売れっ子になるのですが、この二人の天才はもちろんのこと、芸人の世界には達人がごろごろいますから、「弁護士としては」悪目立ちして面白いタレントにはなれても、それ以上の存在になるのは、橋下氏をしても無理でした。私も「行列のできる法律相談所」に出ている頃の彼を何度か見たことがあるのですが、関西芸人としては凡庸ですよね。紳介氏のおかげでもっているけれども、笑わせているのではなくて、いじられている=笑われているといった具合です。

 そこで、政治の世界に転身。これが大成功で、大阪府知事になり、大阪維新の会を創設し、大阪都構想を掲げて、ダブル選挙を勝ち抜くなんて、「人の上に立って自分の存在を見せつける」野望のためには、芸人をやめて政治家になって本当に良かった。この人は、何度も言うように政治の天才だと思います。小泉純一郎元首相とか、レーガン米元大統領とか、中身がなくてもありそうに見せるってのは、政治家としてはすごく大事なことですからね。

 安倍氏は祖父と父の七光りがなかったら、また組織力のある自民党を離れたら何もできないでしょう。また、石原氏も結局半世紀近い政治家人生の中で自分の組織を作れず、橋下氏にすがりました。しかし、橋下氏は今回こそ解散が早すぎて十分には間に合いませんでしたが、それでもオリジナリティのある組織を作れる人ですから、他の二人とは器が違います。

 それだけ、彼の中にある鬱屈は凄まじいということでもあります。橋下氏のマグマのようなエネルギーこそ、この国に大震災を起こす本当に危険極まりないものだと、私は感じています。橋下さんが芸人のままでいてくれたら、どんなに日本人は安全だったかと思うのですが。

怨念の政治家 橋下徹大阪市長と安倍晋三元首相が日本を不幸にする

 


 とにかく、今の日本に、自分が人の上に立てる人間なんだと証明すること自体が生きる目的である、異なる世代の3人の人物が偶然でなく重なってしまいました。彼らは、美しい国だの日本を取り戻すだの言っても、日本が美しかろうが汚かろうが、本当はどうでもいいんです。中国のことをシナと呼ぶのは自分が中国を馬鹿にできる大人物だと誇示したいだけです。大阪都を作るだの、大いくさとか言っても、だから日本をどうしたいというビジョンが別にあるわけではありません。

 それに、彼らが愛国心と口で言っても、彼らに愛はないですよ!

 みなさん、安倍氏、石原氏、橋下氏に何かに対する愛を感じますか?あるとしたら自己愛。彼らが愛しているのは自分だけです。言われてみればそう感じませんか。たとえば、橋下氏が子だくさんで、週刊朝日にひどい記事を載せられて自分の子供が抹殺されようとしたと激怒して見せましたが、あの姿を見て「ああ、子煩悩な、温かい人柄の、良いお父さんだなあ」と感じましたか?

 むしろ、本当は妻子を裏切り、陰で「橋下機長!」とか言われて、コスプレ不倫してるような人なんですよ。

 ことほどさように、私たち有権者は、安倍さん、石原さん、橋下さんたちに愛されてませんよ。我々は単なる数です。票です。我々の個性なんて関係ないんですよ。一国のリーダーとして我々の上に立ち、おじいちゃんに匹敵する、あるいは弟以上の、もしくは親父の落とした影なんて屁でもない、凄い人物であることを証明できればいいんです。

 そして、彼らもまた幸福ではありません。

 彼らは立身出世しなければいけないという思いに囚われた虜囚です。彼ら自身でもどうにもならない、コントロールできない焦がれるような執念にがんじがらめになっています。本当の意味での親友などいないのではないでしょうか。自分の弱さをさらけ出せる相手などいないでしょう。それが彼らの歩んでいるいばらの道です。

 普通に生活している普通の我々の方が、どれだけ人間らしい安らぎや幸せを感じる毎日かしれないと思います。

 


 ところが、彼らは我々国民から人気があるのです。なんかカッチョよく見えます。背もすらっと高いし、顔も見ようによっては男前だし、声も良いし、見栄えがいい。

 なにより、物事を言い切りますからね。言うことがわかりやすいです。国防軍を持つと言います。核兵器がないと馬鹿にされるから核武装とか言っちゃいます。議員の数も歳費も半分で良い、それどころか参議院要らないとか言います。

 自分以外の人間はバカだとか言いまくりますので、賢いのかなと思います。むしろ、賢くないから他人を馬鹿だと言ってしまうとはまさか思いません。

 ところで、石原都政が大いに評価する人が14%、ある程度評価する人が59%で、あわせて73%という世論調査を見て私は愕然としました。東日本大震災の津波と地震で2万人近くの方が亡くなった直後に、「津波は天罰」っていっちゃうような人なんですよ。その人が直後の都知事選で大差で当選すること自体が異様だと思います。

 新銀行東京で1000億円単位の都民の税金をドブに捨てたり、遠く離れた尖閣諸島を東京都が買うとか言いだして、中国での反日デモのきっかけを作っちゃったり、そんななのに7割以上の都民が「良かったなあ、石原都知事」って思っているんっていうんですから、口をあんぐりあけるしかありませんでした。

 この記事をきっかけにいろいろ考えてみて、わたし、思うんですが、普通の人間と言うのは、人に上に立ってほしいんじゃないですかね。リーダーになりたい、人の上に立ちたいなんて言う人は少数で、それが妄執とさえ呼べる域に達している安倍・石原・橋下氏らは稀少的な存在で、普通の人は、指導者に支配されたいんですよ、たぶん。

 どうせ支配されるんだったら、強くてかっこいい指導者に支配されたい。だから、石原都知事だけでなく、橋下、安倍両氏も、かつての小泉氏と同質の人気があるんだろうなと思います。


 ところで、石原氏と橋下氏の日本維新の会も自主憲法制定を公約としていますが、安倍自民党はそれを党是として半世紀以上、もう憲法草案を出していて、それにさまざまな問題があることは何度も書いてきました。

自民党のトンデモ改憲原案はもはや「憲法」とは言えない この国にはまともな政党はないのか

総選挙の争点5 安倍自民党のトンデモ改憲案は大日本帝国憲法より醜い封建主義憲法です

 

 その象徴として、一つだけ例を挙げると、自民党の憲法「改正」案では、徴兵制が違憲となる根拠とされてきた日本国憲法18条の

「何人もいかなる奴隷的な拘束も受けない。犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない」

という条文が削除され、別の条文に置き換わっています。

総選挙の争点6 驚き・桃の木・片山さつきの憲法解説 やはり安倍自民党は徴兵制を目論んでいる

 何人もいかなる奴隷的拘束も受けない、だとか、その意に反する苦役に服させられない、という条文をわざわざ削除するというのは、国民を奴隷的に拘束するよ、とか、意に反する苦役に服させるよという意味だと考えるのが素直ですし、少なくともそう警戒するのが当たり前だと思うのです。

 ところが、国民が特にこのことを問題とも感じずに、また安倍自民党政権を誕生させようとしているということは、我々国民は、支配されたい、もっと言えば奴隷みたいに扱われても気にならない、いやむしろそう望むという部分がどっかにあるのではないのかなと思うんです。

 安倍さんは今回の選挙戦の中で、国防軍を作るとか、集団的自衛権を行使するとか言ってますよね。維新の会の代表になった石原氏は核武装すると言っています。現実がどこら辺までいったら、わたしたちって、これはまずいぞっていう気持ちになるんでしょうか。また戦争になったり、今度は核兵器を撃ち合ったりしないとヤバい選択をしたって気付かないんでしょうか。

 ちなみに、民主党は前の選挙のマニフェストをことごとく実行できず、かえって全く言っていなかった消費税増税をしましたから大問題になりました。こういう場合は、民主党が悪い、民主党にだまされた、自分たちは被害者だといってもいいだろうと思います。

 しかし、安倍自民党は、国防軍を明記し、徴兵制を可能にする憲法案をちゃんと公表して、そんな憲法にすることを公約にして選挙戦を戦っています。安倍氏は徴兵制のことは口に出さないものの、国防軍や集団的自衛権行使は何度も公言しました。

 橋下氏はマニフェストに意味あるんですかとうそぶき、政策実現集は公約ではなくて例示だとか、わけのわからないことを言っています。我々を選んだら白紙委任ですよと宣言しているわけです。

 これで、知らなかったでは、日本国民さま、今回は済みませんよ。あとで国防軍に徴兵されても、そんなはずじゃなかったって言わないで下さいよ。

 石原慎太郎氏が第二次大戦の特攻隊を題材に製作総指揮・脚本を担当した映画、

「君は、俺様のためにこそ死にに逝け」という迷作がありましたが


(ちょっと題名が違うかw)、

そういうことになっても、本当に、橋下氏のおっしゃるようにそれは

「自己責任」

ですから、そこんとこ、よろしく。


 

実はうちの事務所の秘書ちかボンが生まれて初めての国政選挙だということなので、こういうこと聞いていいのかなあと思いつつ、どういう投票するの?と尋ねたら、「それまでは自民党だったけれども、民主党にやらせてみようとうことに前回なって、やらせてみたけれども何も変わらなかったんですよね?だから、自民党かな」と、まさに二大政党制的な(二つしか政党がないかのようなという意味で)恐るべきw発言が飛び出しました。

もうこれは仕方ないと思い、「えええ!?でも、安倍さん、国防軍持つって言ってるよ!」と言ったら、「それはだめですねえ」と言ってくれたんで、ほっとしました。ちなみに、「選挙行くだけでも偉いと思いますよ!(自分が)」と強気の発言もしてましたw

もともと、ちかボンは今年就活の面接に来た時に、「先生のブログが面白くて!」とおっしゃるので「橋下市長、どう思いますか?」と尋ねたら、「好きですねえ」と答えたという(爆)、かなり空気読まない方なのですw

でも後から気になって、さっき、「ねえ、安倍さんが国防軍を作るという話を前に聞いていたけど忘れちゃってたということなの?それとも、知らなかったということなの?」と尋ねたら、やはり知らなかったんだそうです。最近、安倍さんが国防軍の発言を控えるようになったのが問題と言うべきなのか、マスコミこそもっと問題にすべきだというべきなのか。

まあ、せっかくの機会なので、「ええ!?毎朝僕のブログの記事を読んで社会に何が起きたか知るようにしてる、って言ってなかったっけ!?」と突っ込むと、「もう長いので、超流し読みで見てますから」というので(ひどい言われようだ)、「いや、今一番上に来ている記事の話なんだけど」とさらに追及しときました。「難しい記事は飛ばしてます」って言ってましたが、それはもはや開きさえしてないってことではないのだろうか。

ま、ちかボンにこの前「今の総理大臣、誰か知ってる?」と尋ねると、「の、野田首相ですか?!」と言うので、「そうそう!次々替わるのによく知ってるじゃん。で、何党かわかってる?」と聞いたら、「共産党」って言ってましたからね(爆)。

太陽にほえろならともかく、法律事務所のボスの影響力なんてそんなもんです(涙)。

ちかボン、何もかも書いてゴメン!でもどうせほんとは読んでないから書かれたことに気づかないんだろ!

そんな虚しさに耐え、ブログを更新する私に同情されましたら、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!

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都知事選、猪瀬氏がリード 朝日新聞情勢調査

図:都知事選の候補者拡大都知事選の候補者

 

 朝日新聞社は8、9の両日、16日投開票の東京都知事選について電話調査を実施し、取材による情報も合わせて情勢を探った。前都副知事の猪瀬直樹氏(66)がリードし、他の候補に水をあけている。

 投票態度を明らかにした人を分析すると、猪瀬氏は支持を受ける自民、公明、日本維新の会の各支持層の大半を固め、無党派層の7割の支持も得ている。自主投票となった民主支持層の7割も取り込んでいる。

 これに対し、日本弁護士連合会前会長の宇都宮健児氏(66)は日本未来の党、共産、社民の支持を受け、共産支持層の大部分を固めたが、勢いがない。主要 政党から支援を受けない前神奈川県知事の松沢成文氏(54)は無党派層への浸透が1割にとどまり、苦戦している。元科学技術相の笹川尭氏(77)、発明家 の中松義郎氏(84)らも厳しい。

 ただ、投票態度を明らかにしていない人が4割おり、情勢は変わる可能性もある。

 同時に実施した世論調査で石原慎太郎前都知事の4期13年余りの都政評価を4択で聞くと、「大いに評価する」14%、「ある程度評価する」59%、「あまり評価しない」19%、「まったく評価しない」6%。都が進める2020年の夏季五輪招致については、賛成60%、反対27%だった。

     ◇

 〈調査方法〉 8、9の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、東京都内の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は3523件、有効回答は2068人。回答率59%。 



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13 コメント

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安倍ちゃんへ (英霊たちへ)
2012-12-13 07:48:19
反保守系ブログでも、ここは、面白いですね。

私の知ってる左派系の方は、マジメで硬直してて、感情的な方が、多かったもので、、(笑

保守政党支持、安倍さん支持の私にも、違う視点、考えが分かり、有益です。
日本が総中流で、格差が少なかったのは、左派系の方たちの尽力も大きかったのでしょう。

競争主義、新自由主義が行き過ぎれば、格差が大きくなるので、宮武さんのような弱者の為に闘う方が必要です。

防衛軍にはどちらかというと賛成、徴兵制、核武装には反対です。

日米不平等の安保を改定し、日本の地位を上げつつ、国土を共産帝国主義国家から守り、国民皆保険、皆年金、最低賃金法を導入した岸信介は、私のような保守派には、尊敬の対象です。

そして、防衛庁を防衛省に格上げし、日豪印の連携を強め、軍事的に覇権主義の中国封じをし、愛国教育を導入した安倍元首相には、もちろん期待してますが(笑、
お友達内閣で以前の轍を踏まないようにして頂きたい。

そして、日本から貧を無くしたいとした岸信介の偉業を崩そうとする、競争主義、新自由主義の橋下維新とは組まないで頂きたい。(最低賃金法を改定しようとしてるので)

石原や、橋下に乗せられ、核武装、徴兵制に踏み込まないで頂きたい。

というのが、期待する安倍ちゃんへの切なる願いです。
返信する
ちょっとした?気づき (lemmonnosima)
2012-12-13 08:12:12
 いつも面白く読んでます。

 内容は非常に同意します。

 が、一点、気になりました。



** 肝心の能力が知的な意味で祖父とは比べ物にならないくらい劣り、成蹊大学法学部にしか入れなかった。 **


「能力が知的な意味で祖父とは比べ物にならないくらい劣り」というのは全くその通りだと思います。

「成蹊大学法学部にしか」といった表現はどうでしょうか?

成蹊大学の関係者がこの部分を読むと「不快」な気持ちになられるのではないでしょうか・・・・・

返信する
彼らのことを書くことは、自分について書くことでもあります (ray)
2012-12-13 08:35:38
自分で思うんですが、私も何者かであることを世に証明しなければならない、という思いに囚われた虜囚であったろうと思うんですよ。

親父が京大法学部だから俺は東大法学部だ、とか。
灘中にはいったら成績が真ん中以下だから、面白さや社会正義とか、からめ手で攻めていこうとか。

さいわい、彼らより屈託が少なかったから、政治家になろうとか、国のトップになろうとかいうところまで行かなくて済みましたが、自分の思いに囚われるってのは本当に恐ろしく、不幸なことです。
わたしは皮肉で書いたのではなくて、少し彼らのことが理解できるだけに、心から深く同情している部分があります。
ただ、99%の人を不幸に巻き込む危険性のある人たちなので、一生懸命、批判しているんですね。
その批判が、私の存在証明のためにならないように、常に気をつけながら。。。。。


英霊たちさんさん。私の方も、英霊さんのことを一味違うネットウヨク?さんだと感心して歓迎しておりました。
もっと、安倍ちゃんの魅力について書いていただきたいdすねえ。岸信介や安倍晋太郎のDNA、また長州の山口という虚飾を取り払っても、安倍ちゃん本人の能力に魅力があるんでしょうか。またお聞かせください。

lemmonnosimaさん、はい、成蹊大学のあの部分、本当に何度も悩みました!たとえば固有名詞を出さずに「お坊ちゃん大学」とかに書き直したりしたんです。
ただ、どう言いつくろっても彼がどこの大学出身化は公知の事実ですし、東京帝国大学法学部首席と比べられたらある意味「下」ということは歴然としているだろう、ということで、シンプルな記載となりました。
確かに成蹊大学関係者の方々を傷つける表現だと思います。深くお詫び申しあげます。
返信する
ちかぼん (nabebi)
2012-12-13 09:21:26
最高の秘書さんですね。

完全に負けました。
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日本人は独裁者に統べられるのが幸せなのかも (AS)
2012-12-13 18:17:10
……というのが悲しいけど実感です。
香川靖雄さん(女子栄養短大教授、現在は副学長)が「生活習慣病を防ぐ―健康寿命をめざして」という本を出しておられるのですが、その中で“日本人はヨーロッパ人に比べて「服従の遺伝子」が7割多い”と述べてます。
実際に日本人は、“お上から賜った”権利・自由ばかりで、自分から血を流してそれらを勝ち取った事がない。革命をやった経験がないんです。

第三極(の中でも極右)といわれる方々、みんな「日本には独裁が必要」とか言ってますね。
そしてその独裁者は自分と(笑
返信する
東京都民ですが… (ステラ)
2012-12-13 19:50:33
初めまして!
ていつも先生の記事を楽しく読ませていただいております!

私は都民ですが、ただの一度も石原氏に一票を投じたことはありません。差別的発言を繰り返し、弱い立場の人への配慮などこれっぽっちも持ち合わせないこの人だけには、絶対に投票するまいと思っていました。
それだけに、去年4選されたときには、ホントにガックリ来ました。世の中には、自分で考えるよりも、強いリーダーにすべてをお任せしたい人がごまんといるのだということに、改めて気づかされました。
その結果がどうなったか…(^_^;)

同じ轍を踏まないためにも、今度こそ自分の頭でちゃんと考えて、東京と日本の将来のための一票を、若い人たちにこそ投じてほしいと思うのですが…。
はてさて、どんな結果になりますやら…?
返信する
日本人はアホ (penko0900)
2012-12-13 22:54:27
今日、職場で「選挙って行かなくちゃいけないんですか?」と明るく聞かれた。彼女は21か22。日本の教育はなってないと再び思った。国民主権を教えない。人権についても教えない。大事なことは何も教えていない。けれど、人権についてわかっているような気分になっている人がごまんといるようだ。自分の生きる権利についてわかっている人は、安倍や石原や橋本が偽物であることはすぐにわかるし選んだりしない。自分の人権がどんなに大切なものか知らない人が多いからすぐに騙されてしまう。もちろんこの3人もわかっていない。だから平気で人権を無視するような、国民から主権を奪うようなことが言えるんだと思う。
返信する
この選挙結果の影響は・・・ (ススム)
2012-12-13 23:02:13
伝えられる、メディアの議席予想の通りの結果になったとしたら・・・。

今まで、ずっとまっとうに政治を考え・社会を考え・少しでも良くしたい・・・・とコツコツと踏ん張ってきた人たちにどれほど大きな影響を与えることでしょうか!!憂えてしまいますね〜。

だって・・・維新の会の候補者は、一昔前なら泡沫候補そのものですよね。そして、看板代表と代行のあの妄言の数々・・・。それでもメディアがさんざん持ち上げ、それに簡単に乗ってしまう民意とやらは一体なんなのでしょうか?。そんなところがいともたやすく数十議席もかっさらっていったら、真面目にコツコツと活動していた人たちは虚無感が残るのみです。
その方々が、「こんな選挙で何を言っても、どんな行動をしてもはじまらない・・・」と完全に諦めたとき、安倍などの高笑いが聞こえるような感じがしてなりません。

私自身、そんな虚無的になるもう一人の自分を認めて、愕然とする今日このごろです。
返信する
おっしゃる通りと思います (kei)
2012-12-13 23:07:04
私にも種類は違うものの呪縛は持っていると思うので、良く理解出来ました。

他人を不幸にする呪縛の最たるものはヒットラーが体現したと思いますが、何故そういうことが起こるのか。

結局人は他人任せで、自分に害が及ぶ立場で無ければ、無関心なのです。国防軍をOKという方は御自身や息子さんやお孫さんが最前線に行くことなど想像はしていないでしょうし、自身の収入に余裕が有れば消費税が多少上がることも厭わないし、自分が健康であれば放射能が健康被害を及ぼす可能性も考えないし、農家じゃないからTPPについて勉強もしない。

要は犠牲になる他人に対する想像力と優しさ、愛が無い。

でも、腐っててもしょうがないから、私は私に出来ることをせねばなあと、このブログを見て反省して、元気を貰っています。

それにしても、ちかボンさんは何と言うか・・・面白い。まだ若いですから、これからですね。
返信する
Unknown (Unknown)
2012-12-14 05:00:12
国防軍や集団的自衛権行使は何度も公言しました。と書かれてますよね
何かTVを見てると国防軍について話の議題に上がる事が無いんですよね
隠蔽してるかのように
ところどころで流している部分はありますが
政策について語る場所では原発がどうだとか、景気がどうだとか肝心な部分は議題に上がらない
国民にきちんと話そうとしていない気がします
日本人はとても鈍感ですから、正面きって群を作るけど本当にいいの?と聞かなきゃ分からない気がします
それに改憲の事はまず触れないですよ
これじゃ気にしないと思います
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