馬〇睦夫「和の国の明日を造る」第72回
大相撲の日馬富士関の暴力事件というものが、突然なんか出てきましたですね。
この発覚の仕方、報道の仕方も私は何か不透明なものを感じるんですが、この番組でなぜ取り上げたかというと、相撲というものは神事(かみごと)ですからね。日本の伝統的な神事(かみごと)ですから、これは過去の大相撲の歴史を見れば分かるんですが、大相撲が乱れるときは国内が乱れてるんです。で、逆に言えば国内が乱れると大相撲が乱れると相撲が乱れるということもありますね。
だからこの番組でも以前お話しましたが、一番ひどかったのはあの民主党政権のときですね。もう、閑古鳥が鳴いていましたが、あれは私はいずれもっとはっきりと検証されなければならないと思っておりますけども、ある一定の意図が働いたというような気がしてなりませんね。
だから国民としてといいますか、我々として〝相撲を守る〟ということは〝日本国家を守る〟ということにも実は繋がるんですね。
これは相撲というのは、単なるスポーツではありません。神事(かみごと)なんですね。相撲というのは神事(しんじ)だったわけです。だからそのことを我々は忘れてはならないんですね。
だからこそ「心・技・体」っていいますか、むしろ力士の「心・技・体」が要請されるということですね。だから、これを単に強い者勝ちのいわゆる他のスポーツと同列で論じてはいけないということがあります。
で、これは今後どのように尾を引くかわかりませんが、少なくとも今年一年の相撲人気というものに水を浴びせる、冷や水を浴びせる結果になりましたね。それが来年にかけてどのように、言わば悪い意味で発展していくのかということを、我々はよく見ていなければならないと思います。
もう少し時間が経てば、より事情がはっきりするんだと思いますけども、忘れてはならないのは、何度も繰り返しますが相撲は神事(かみごと)であるということですね。これを我々は決して忘れてはいけないということを、あえて強調しておきたいと思います。
―M氏―