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リンカーン 秘密の書

2012-11-02 | 劇場映画れびゅー
エイブラハム・バンパイアハンター・リンカーン!
トンデモ映画『リンカーン 秘密の書』を観てきました。


リンカーンじゃなくても良くない?
あの日記自体この映画の中で全く重要なものとして描かれてないし、「秘密の書」って邦題のサブタイトルもおかし過ぎない?

トンデモ設定なのは承知の上で観に行ったクセに、観終わってあまりにものくだらなさにグッタリ。

お子様向けなのかと理解しようと思ったところでセックスシーンの描写。
しかし、直後に片手に持った斧に気合を入れるだけで木を砕く場面、ギャグかと思ったら大真面目。
どの辺の層を狙った映画なんだろうか。

トンデモに徹するならちょい笑える位のが楽しめたと思うんだけど、終始真面目に実在の初代大統領リンカーンの半生の中にバンパイア退治を入れてくるもんだから、アメリカ万歳度が次第に鼻につくようなり、最後は全くついていけず。

アメリカ万歳を描きながら、残虐の限りを尽すリンカーンの様子は血塗られた戦争の上に発展を繰り返してきたアメリカの歴史に妙にしっくり。
つーかさ、ハリウッド映画って血を黒く描くようになってから逆に虐殺シーンに麻痺してない?
じゃんじゃん殺して盛り上げる的な。

少し離れた席のおばちゃんが、全然笑えない虐殺シーンでもなぜかずっとケタケタ笑いながら観てはって、余計にイラっとした。

最後に、これまでティム・バートンがプロデュース業をした映画は、どれもどこか彼の世界観を彷彿とする感有って、彼が自分で撮ってたらどうなったかな?なんて考えると面白かったのだけど、今回は一切感じない。
なんでこんな映画の製作に噛んだんだろう。



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