マダム・ウェブ

『マダム・ウェブ』を観てきました。

★

期待を裏切る内容で困惑させられっぱなし。

脚本は穴だらけで、辻褄が合っていない場面が多数存在。

例えば、主人公は盗んだイエローキャブを乗り回し、指名手配されているのに空港で問題なく出国したりと、現実ではあり得ない行動をごく当たり前に行う。

また、2003年の時代考証も甘く、当時の雰囲気を再現できていない点も残念。

さらに、選曲センスも酷い。

目覚めのシーンでティファニーの「ふたりの世界」を流したり、エンドロールでクランベリーズの「ドリームス」を流したりと、映画の雰囲気に合わない曲を流して敢えて嫌われようとしているように感じる。

ネタバレ

予告編では、スパイダーマンが登場するような盛り上がりが期待されましたが、実際には誰もスパイダーマンに変身しません。

また、エゼキエルが見ていた未来予知のビジョンとは全く関係ない展開で、彼は自分の行動でより悪い結果を招いてしまいます。

本作は、広告ではMCU初の本格ミステリーとうたわれていましたが、実際にはミステリー要素は全く無く、どこがミステリーだったのかと観客が考えさせられてしまう辺りがミステリーなのかもと感じた。