ゆっくりのんびり市町村廻り

何年かかるか、もしかしたらできないかもしれないけど、日本の全市区町村の制覇を目指して頑張ってみる!

70日目 ぐるり霧島連峰(2)~湧水

2014-02-22 00:50:39 | 九州南部
2013年12月30日(月)


乗った列車が吉松駅で13分停まっている間、今では珍しい駅弁の立ち売りのオッチャンがあっちウロウロこっちウロウロ「誰か買ってくれよ~」という顔して頑張っているので、ついつい買ってしまう。そろそろお昼時だからというのもあるんですけどね。

吉都(きっと)線から肥薩(ひさつ)線のハイライトである「矢岳(やたけ)越え」に向かう「しんぺい2号」に乗り換える乗客がほとんどで、それもリュックを背負った人ばかり(つまり乗っていたのはほとんど鉄オタ?)でしたが、私はそのまま乗りとおすのでそちらに目もくれません。

何も考えず弁当を開けてしまった。
 
中身は何てことのない典型的な幕の内弁当(\630)ですが、値段のわりに結構充実している感じ。
さて、食べている途中で「次に降りる駅はどれくらいで着くんだっけ?」と、ふと思い出す。予定表を見ると降りる栗野駅は吉松駅の隣で僅か10分で着いてしまう・・・ゲッ!。
慌ててかきこむハメになる。

栗野駅12時8分着。
駅南側の真ん前には「丸池公園」があります。
んで、いきなりコイツらのお出迎え。

見ていると思わず微笑ましくなるクマの親子→

↓他、いろいろ






↓こちらは「丸池」



「霧島山麓丸池湧水」として日本名水百選になっています。
名は「丸」ですが形は三日月の形のよう。
1日あたり約6万トンも湧き出ていて、生活用水としても使われています。

のんびりするのに打ってつけのこんな素晴らしい場所があるのが最初から分かっていれば、慌てて列車の中で弁当を食べることもなかったのに・・・。

汲んで持ち帰ってもいいとあるので、ちょいと失敬→
空のペットボトルは必ず携行しています。夜行列車・自動車泊する際の朝晩の歯磨きに特に威力を発揮します。
地下40メートルから湧き出るミネラル分の多いお水で、水質は硬度46の軟水、PHは7.3。

川の起点なんて、そうそう見る機会はないぞ→

↓展望台から




丸池湧水煉瓦暗渠→
明治36(1903)年に完成し、長さ67.4メートル。
近代化産業遺産に登録されています。

駅から南西方向にある山野線と肥薩線の分岐地点(栗野駅方向)→
山野線とは、かつて水俣(みなまた)駅までを結んでいた路線。

↓ちょっとばかり辿ってみましょう。



県道55号線と交差しその先も廃線跡は続くのですが、これ以上の深追いはしません。
後はさようなら。

九州縦貫自動車道・栗野ICへ向かう道路の入口→

(343)鹿児島県姶良(あいら)郡湧水町(ちょう)役場
平成17年に栗野町と吉松町が合併して成立。丸池の他にも竹中池という水が湧き出る場所があり、町名もズバリそれから。

栗野駅前(北側)→
再開発中なのか櫛の歯が欠けたような状態で、ポツリポツリと建物が建っています。

14時9分発の列車で栗野駅を後に。

大隅横川駅→
嘉例川(かれいがわ)駅とともに日本で一番古い木造駅舎(嘉例川駅の写真は省略)。

戦時中、機銃掃射を受けたという痕→
こんなのにうっかり遭遇したら、きっと恐怖で生きた心地しないでしょう。
平和のありがたみを感じます。

↓参考・カッコしてあるのはこれまで行ったところ
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