ゆっくりのんびり市町村廻り

何年かかるか、もしかしたらできないかもしれないけど、日本の全市区町村の制覇を目指して頑張ってみる!

159日目 古代ロマンと蔵と温泉の町&杏と名月の里

2017-01-06 23:49:39 | 甲信越
平成28(2016)年7月17日(日)


↓屋代駅からレンタサイクルをシャカシャカ言わせてやってきたのは、駅から直線にして7、800m程の真東にありながら、その間に居座る山が邪魔をしてムダに大廻りさせられるハメとなる、森将軍塚古墳館と長野県立歴史館の二つの施設がある所。

元々ここは自転車を借りずとも這ってでも来る予定だった場所。

まずは古墳館の方から。
と思いきや、ハナっからここへは入るつもりはなく、ただただ古墳そのものを見に来ただけ。

森将軍塚古墳は今から約1600年前に造られた全長約100mの前方後円墳で、その規模は東日本最大級なんだとか。
その大きさに相応しく、「科野のクニ」を治めていた豪族の墓らしい。
どなたとは言いませんが、政界をウラから牛耳っている印象の某政党の闇将軍のような古墳名ですが、由来は「森地籍」にある「偉い人のお墓」という意味のようです。

ところがどうしたことか、古墳は標高500mの山に築かれております。
勿論、自力で登っていく甲斐性など持ち合わせておりませぬ。
↓よって、往復400円を投じて上まで運んでもらいます。


極めてキレイに整備されている古墳→
お察しのとおり復元物ですんで・・・。

高所だけに眺めは抜群。
長野市の方向→

↓真下には「あんずの里アグリパーク」と「あんずの里物産館」。

アグリパークでは、12~6月に苺狩りができるという。
それはいいとして、時期によっては長野県にしては違和感のある蜜柑狩りもできるとな。

ここをさらに東へ行くと「あんずの里」と呼ばれる一帯があって、4月には花見、6月下旬から7月中旬まで杏狩りが楽しめるそうです。

これは古墳館裏にある「科野のムラ」→
青々とした田畑に茅葺きの家と倉庫、日本ですなあ。

↓歴史館(¥500)では、長野県の歴史を学べます。


屋内で豪快に象も飼ってたり・・・→
勿論そんなハズもなく、頭をぎこちなく動かすだけのナウマンゾウ(長野県上水内郡信濃町にある野尻湖で骨が発見されましたからね)の模型。

↓駅へ戻り、今度は駅から西に伸びる駅前通りを走らせる。


(608)長野県千曲市役所
平成15年9月に更埴(こうしょく)市・戸倉町(とぐら)町・上山田町が合併してできた約6万人が住む町ですが、その数は年々ジリ貧傾向。

さらにさらに西へ行くと千曲橋→

鉄ファンでは超有名な姨捨(おばすて)の方向→
今まで上から見下ろすばかりだったけど、下から見上げるのもなかなかオツ。
「さらしな・姨捨名月の里」と呼ばれ棚田が広がっているそこは、松尾芭蕉らの多くの文人が訪れた月の名所。
是非一度、その棚田に映る月を見てみたいものです。

↓さてさて橋を渡ると、平成26年に重要伝統的建造物群保存地区として選定された稲荷山の集落があり、ここもお祭りのよう。



稲荷山は善光寺平最大の宿場町で、明治以降は生糸と絹織物によって北信濃最大の商いの町として栄える。

↓重厚感のある漆喰の白壁、なまこ壁、土蔵造りの商家が見られるので「蔵の町」を名乗っているのですが・・・。


↓格子戸のある町家や仕舞屋、さらには崩れそうな建物もあったりするなど実に多彩で、集落好きには楽しめる場所。






兎にも角にも、杏が名産、名所旧跡には古墳や集落、姨捨の棚田、心身を癒すと共に歓楽面も充実の大温泉地・戸倉上山田温泉(真田信繁の最初の領地らしい)があったりと、観光やお遊びは非常に充実の千曲市。
来ればきっとお気に召して戴けるんじゃないかな?

 

参考・カッコしてあるのはこれまで行った所→