まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

深坑 鎮長の家のタイル(台湾)

2018-01-06 00:52:37 | ディテール
深坑の続き。

深坑にはもう一ヶ所タイル名所がある。
緩やかにカーブした老街の中ほどにある、この建物、3軒分の間口を取った堂々たる町家は、鎮長の家だ。
ここも2008年に訪れているが、その時はもう日暮れで全然写真が撮れなかったのだった。。。


道路に面した二階の壁、そしてパラペット部分に、マジョリカタイルがずらりと並んでいる!






中央にはバロック風というのか看板建築と言うのか、立ち上がった装飾壁があり、扁額が掲げられている。
そのまわりに雷文のマジョリカタイルと、花やもみじ、蝶などをかたどった形象タイルが散りばめられている。
かわいい~~!!


外壁のタイルは左右と中央でそれぞれ違った柄が使われている。




中央にワンポイント、違う柄のタイルが。


こちらは擬石タイルと組み合わせてある。変わった取り合わせ。


いずれも、すごく汚れているのが残念。。。あぁ、許されるなら、今すぐ磨いてやりたい(笑)


アーケード下では以前と同じく蒸し餅を売っていた。陳長の家の方がやっているのかどうかは不明。。。
窓下に新たに木の板を取り付けてカウンターを作ってあるので、ちょっとタイルが見にくくなった(汗)


すごい人ごみで時折パラパラと雨粒が落ちてくるので、アーケード下は立ち止まることすら顰蹙なほど。
しばらく待って人通りが途絶えた瞬間を逃さず座り込んで写真を撮るが(汗)またすぐに人で埋め尽くされる。
そんなことを何回か繰り返して何とか写真を撮ったのだが、やっぱり暗くてブレていた(涙)


点描のプリントタイル。


ちょっと汚れすぎ・・・どうやったらこんなに汚れるんだろう??

ふと気づいたのだが、これらのタイルは目地なしで貼られているな。

上を見上げると、アーケードの軒下にもマジョリカタイルが貼られている。






3ヶ所の入口の上にはいずれも扁額があったが、中央だけ形象タイルが添えられていた。





あぁ、人波を避けながら、強い日差しでコントラストのきつい日陰にあるタイルをシャープに撮るのは
なかなか難しい(汗)。道幅が狭いので引きも取れないし・・・今回もまたロクな写真が撮れなかったなぁ(涙)

2008年の台湾旅のもくじ

続く
コメント
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