まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

武田五一の建築標本 展示と講演

2017-04-30 20:16:08 | イベント
先日mayumamaさんとLIXILギャラリーで「武田五一の建築標本~近代を語る材料とデザイン」展を見てきた。
あまり内容を分からずに行ったのだが、そこにはいろんな建材のサンプル帖や見本などが展示されていた。
タイル、型板ガラス、引き手金物、パイプ、壁面の仕上げ材・・・などなど、それらは武田五一が
メーカーから取り寄せたもので、近代の建築によく用いられている材料や部材だ。
当時の新しい技術により作り出されてきた品々であるが、そこに並べられたラインナップを見るといずれも
質感豊かなものばかり。即ち、私好みのものばかりで、ため息交じりでじっくり眺める。。。


武田五一が建築学科の授業で行った、蝶の標本から羽の色をピックアップしてマス目を塗っていく
という配色分解の課題も展示されていて、自然界の色彩をこうやってレシピ化して図案に生かした
のかと興味深く見た。こんな授業受けたかったなぁ~

マルホフ式図案というのも聞きなれない言葉だったが、「歴史的模様や天然物の写生に拠らない創作」
によるものだそうで、ふと「模様から模様を作らず」という富本憲吉の言葉を思い出した。
彼は自然の草本の写生を元に新しい図案を創作した。武田五一はさらにハードルの高いクリエイティブを
目指していたのだな!

小さな部屋1室だけの展示は最初見たときは「これだけ?」と思ったが、見ていくといろいろ
発見があったり、参考になったり、見惚れたりで(笑)1時間たっぷり堪能した。
グランフロントのLIXILギャラリーになってから、地味なオフィスフロアの1室で場所も
分かりにくいしあまり来ていなかったが、やっぱり面白い展示をやるな~!


そしてそこで関連企画の講演会があると知って申し込み、昨日行ってきたらセミナールームはぎっしり満員!
石田潤一郎先生が講師でテーマは「武田五一から学ぼう、近代建築の技術と意匠」というものだったが
教育者としての武田五一やその人物像にもスポットを当てる内容で、個人的にとても面白かった。

若いときに数年間欧米視察をしてアールヌーボー、ゼセッション、グラスゴー派の理解を深め
日本にも紹介した。中でもゼセッションを好んだのは、使用する材料の性質を生かすことができること、
従来の因習に縛られず自由な試みができること、などの理由であり、日本式のゼセッションの創出を
目指したとか。
スパニッシュスタイルの導入にも貢献したのは、サンルームが日本建築の縁側と相通ずると見たから。
西洋の新しいものに無条件に飛びつくのではなく、日本の風土や暮らしや文化に裏打ちされた
日本建築のよさを認めながら、外部からも相性のよいものを取り入れて、独自のものを創っていく、
フラットな感覚には大いに共感する。素晴らしいなぁ!

もうひとつすごいのは、建築家でありながら机上の設計だけでなく材料や製造の技術まで詳しい
知識を持ち、現実的に「作る」ところまでを考えていたということ。
明治期には建築家が自ら新しい技術を持ち帰ったりしたが、武田五一の時代ではすでに技術が高度化して
専門職の仕事となっており、その中にあって技術的知識を併せ持つ建築家は特異な存在だったようだ。
分野は違うがちょっと自分の仕事と重ね合わせてうんうんと感じ入った。

武田五一の設計対象は建築だけにとどまらず、家具や工芸、橋梁や街灯などの都市施設など多岐にわたる。
建築家という枠にはおさまらない総合的なデザイナーだったのだな!
弟子や教え子などの思い出語りから、とても気さくで形式ばらない魅力的な人だったことがわかり、
ほんとにこの時代に生きて武田五一の教え子になりたかったなぁと思わずにいられない。
ま、それには先に帝国大学に入学しなければいけないんだけど(苦笑)

武田五一についてもっと知りたくなった講演会だった。

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JR畝傍駅貴賓室の公開に行って来た

2015-03-17 20:49:51 | イベント
先日、実家の母から、JR畝傍駅の貴賓室が公開されるから朝イチ行こうとの誘いで、
また例によって兄と母と三人で出かけてきた。
以前畝傍駅の記事を載せてからこれまでに何度か一般公開があったことは聞いていたが、
実際に見るのは初めて。


おっ、あの開かずのドアが開いている!10時から始まって続々と人が集まってくる。


畝傍駅は1893(明治26)年に開業。現在の駅舎と貴賓室は1940(昭和15)年に改築
されたもの。皇紀2600年にあたる昭和15年は「紀元2600年祭」という国家プロジェクトが
行われた近代史上重要な年で、その一環として畝傍駅の貴賓室も作られたのだとか。
紀元2600年祭の様子を映した映像が流されていたが、戦後の東京オリンピックや大阪万博ぐらいの(?)
壮大なイベントだったようだ。


その50年前、皇紀2550年にあたる1890年(明治23)年には、神武天皇を祀る橿原神宮が
創建された。そしてその橿原神宮や畝傍御陵への最寄り駅として、畝傍駅は設置されたのだ。
展示されていた資料によると、貴賓室は関西圏で9駅、全国で27駅に設置されていた。


中央に白い椅子が二つ置かれた貴賓室は、全く手つかずのままこれまで封印されていたようだ。
高い天井、たっぷりしたドレープのカーテン、気品ある織地の壁紙、、、いずれも経年劣化でくすんで
いるが、時代の空気までも閉じ込められていたと感じる。


この部屋が最後に使われたのは、美智子様のご婚礼時に橿原神宮へ報告参拝された1959(昭和34)年で、
それ以来使われることなく、畝傍駅の無人化に伴い閉鎖されたという。


この折上げ格天井は、台湾檜が使われているそうで、阿里山から切り出された巨大な丸太を船から
クレーンで降ろす様子も映されていた。


単線ローカル線の桜井線も開通当初はお召し列車が走り、畝傍駅は皇族をお迎えする華々しい
玄関口だったのだ。現代では橿原市の中心部にありながら橿原市民にすら存在の薄い
ちっぽけな駅だけれど。
しかし、今までこの古い木造駅舎が壊されずに残ってきたのは、こういった歴史があるためであろう。
これからもずっと残していって欲しいなぁ。


そう思って、受付の横で売られている和菓子を買って、その収益が駅舎の保存に使われるのかと
兄ちゃんに聞いたところ・・・苦笑い。和菓子屋の収益になるだけのようだ(苦笑)。
でも梅を求肥で包んだ「鵜野さらら」というその和菓子はめちゃくちゃおいしかった~
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トワイライトエクスプレス

2015-03-13 01:08:33 | イベント
今日は現場へ行く予定が会議で遅れ、11時半頃に会社を出て大阪駅へ向かったのだが、ちょうど
今日で最後となるトワイライトエクスプレスの出発時間じゃないの!
ということで、10番ホームへ行ってみた。(・・・確信犯?いやいや)


すでに入線している濃緑色の客車を大勢の人が取り囲んでいて、ホームを歩くのもなかなか思う方向に行けない。


老朽化したといえどもやはり風格があるな。
窓から客車内を見ると、プラチナチケットを手にした幸運な人々が旅の始まりを今か今かと待っている。
うらやましいなぁ。。。


大阪駅のホームで見る「札幌」の文字。一歩踏み込んだらそのまま北海道まで行けるんだ、というときめき。
LCCで2980円とかで気軽に行ける今じゃ、そんな憧れはあまり感じなくなってるんだろうな。。。


何年も前から一回乗ってみたいと思って、観光列車でも移動の足として使えないかと計画したこともあったが、
時間と費用の狭間で二の足を踏んでるうちに、廃止が決まり、JRが最後の書き入れ時と煽ったおかげで
もう全く手が届かなくなってしまった。。。こういうパターン、何度もあったな。




大きな音で汽笛一声のあと、ゆるりゆるりと動き出した車体。動き始めると早い。

古めかしく見えるトワイライトエクスプレスだが、実はそれほど古くなく、1989(平成元)年に運転開始
したというから、今年で26年目ということになる。
走った期間が比較的短いからか、観光列車だからか、それともにわかファンが多いからだろうか、
急行銀河の時などと比べると盛り上がりは少なく、出発もすんなり、あっさり 行ってしまった感じ。

あぁ、夜行列車の時代は終わった。憧れの対象となるような列車はもう大阪駅では見られなくなる。
というか、JRの各社を跨いで運行される列車は新幹線以外なくなって行く。寂しいなぁ。
2年後に「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」という豪華寝台列車が運行されるらしいが、
九州のななつ星と同様、現役世代の小市民など相手にしない、裕福なリタイア層向けの観光列車だろうから
興味が湧かない。あぁ、鉄道はどんどん身近でなくなっていく。
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まちかどの近代建築写真展in大阪X

2015-03-08 17:30:54 | イベント
天保山の天満屋ビルで毎年恒例になっている、まちかどの近代建築写真展。
私はいつも設営・撤収のお手伝いだけの参加なのだが、今年でなんと10周年!
今年のテーマは「お役所建築」。全国に残る建物たちを津々浦々まで追いかけて
撮影される近代建築メーリングリストのメンバーの方々はほんとにすごいんである!


10周年記念として初日に行われたトークショーでは、生駒ビルの生駒さんが、
現在の税制の理不尽、資本主義経済の中でのオーナーの葛藤など、古いビルを所有し続ける
ことの難しさについて語られたが、保存活用に取組まれているメンバーの方々から
数少ない成功事例や新しい枠組みの可能性の話題なども出、とても有意義なお話を
聞かせて頂いた。

今回のテーマは民間のビルとはまた違うが、元はお役所として建てられた建築でも
その後他の用途に転用されてきたものも多い。
会場である天満屋ビルは今年で築80年。用途を変えオーナーを変え現代まで
生き延びて来た素晴らしい建築を、これからも大事にしていこうという思いを
伝えるこの写真展の役割は、これからますます大きくなっていくことだろう。


「まちかどの近代建築写真展in大阪X」(通算第43回)
天満屋ビル2階「お茶と雑貨のハaハaハa」
大阪市港区海岸通1-5-28
会期2015年3月7日(土)午後13時~4月4日(土)午後15時まで
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まちかどの近代建築写真展 in 大阪Ⅸ

2014-03-15 23:21:50 | イベント
毎年恒例の「まちかどの近代建築写真展」、先週より天保山の天満屋ビルで始まっている。
今年は設営を手伝いに行けなかったので、今日mayumamaさんを誘って見に行って来た。
ひろ009さんも途中で合流。


今年のテーマは工場建築。工場というとやたらデカくて無骨な建物を想像するだろうが、
かなり広い意味合いでの工場建築を集めてあり、驚くほど多種多様!!


装飾豊かでシンボリックな管理棟。機能美・構造美の粋を集めた工場。レトロでノスタルジックな倉庫。
レンガあり木造ありRC造あり。遺構あり、現役あり、転用あり。。。
まだこんなにたくさんの素晴らしい建築が、日本中に残ってるんだなとうれしくなる。

遺憾なことに、今回私自身は写真提供しておらず、、、スミマセン(汗)

写真を見たあとはハaハaハaさんご自慢のハヤシライスを食べてのんびりおしゃべり。


ハaハaハaさんのサイトから下記転載

まちかどの近代建築写真展In大阪
今回のテーマ「工場建築」
2014年3月8日(土)13:00~4月5日(土) 15:00
天満屋ビル2階「お茶と雑貨のハaハaハa」
大阪市港区海岸通1-5-28
7:30~18:00 土・祝11:00~18:00定休・水,日曜日
主催)まちかどの近代建築写真展実行委員会
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近代建築の記憶展を見てきた

2014-02-02 18:43:08 | イベント
大阪歴史博物館で明日まで開催中の「特集展示 近代建築の記憶」を見てきた。


かつて大阪のまちの顔として多くの人の目に馴染んでいた近代建築の数々、
ここ10年ほどの間にあれもこれも、次から次へと解体され、建て替え、あるいは
売却されてしまった。
大阪朝日ビル、ダイビル、阪急百貨店うめだ本店、近鉄百貨店阿倍野店、宇治電ビルディング・・・
それらの建築の一部分が、大阪歴史博物館に保存されている。残されているのは建物の
ごくごく一部分のパーツのみであり、もちろん建物全体の存続が最も望むべきことではあるが、
避けられない解体に際しカケラをもらって保存することはやはり意味がある。
その建物が実在していた動かぬ証拠として訴えかけてくるし、
写真や模型では分からないスケール感を感じられ、「本物」の迫力を味わえる。

サヨナラ見学会に参加した双葉温泉美章園温泉のカケラもあった。

タイルの展示もいろいろあった。北野高校の青い布目タイルは、光の当たり具合によって
変わる微妙な色合いを確認でき、大阪市交通局の波打つスクラッチタイルは、溝の深さや
ワラビの立ち具合を確認できた。趣味の陶芸タイル製作で試してみよう(笑)。

そして、カフェパウリスタのパネル展示があった。
ここは2011年に、月一回の洋風建築めぐり講座で見に行ったことがあるのだが、
去年解体されてしまったらしい!あの頃はまだ文化教室としてガンガン使われていて、
今から何か始まるらしくバタバタされていたところを、何とか隙を縫って
二階に上がらせてもらったのだった。






企画展よりももっと小規模なひと部屋だけの展示であったが、とても楽しめた。
この特集展示は明日まで。見に行く人は急いで~!

特集展示 近代建築の記憶
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まちかどの近代建築写真展 in 大阪 VIII

2013-03-02 23:42:08 | イベント
今年も「まちかどの近代建築写真展」が天保山の天満屋ビルで始まりました。
本日設営してきました。
今回のテーマは、学校建築。私は今回写真を出していませんが、400枚近くの写真が
大集合しています!素晴らしい建築の数々を見に来ませんか。


会期:2013年3月2日(土)13:00~4月6日(土)15:00まで
会場:天満屋ビル 2-3階
   大阪市港区海岸通1-5-28 3階イベントスペース
時間:平日 7:30~18:00 土・祝 11:00~18:00
   (定休日:水曜、日曜)
主催:ハaハaハa
企画:まちかどの近代建築写真展実行委員会
協力:近代建築探訪メーリングリスト

(概要はハaハaハaさんのサイトより転載させていただきました)
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「タイル」名称統一90周年

2012-07-01 12:46:42 | イベント
昨日大阪歴史博物館で開催された『「タイル」名称統一90周年記念講演会 建築とタイル・煉瓦の魅力』を
聞きに行ってきた。

「タイル発祥90周年」「タイル業開業90周年」とかでなく「名称統一90周年」というのがいい(微笑)。
起源が古くはじまりを確定するのは難しいし、日本各地で使われ始めた頃は煉瓦やテラコッタとの区分が難しい
ものもあり、節目とするべき明確な日付を決められないのだろう。
各地でそれぞれ違った名前で呼ばれていたのを、1922(大正11)年平和記念東京博覧会への出展を機に
「タイル」に名称統一したことを記念日としたのはとても理にかなっているように思うし、
他で「名称統一○○周年記念」なんて聞いたことがなく、マニアックで面白い!

各講演者のタイル・煉瓦への愛情あふれるお話はとても面白かった。、
日建設計の江副氏による大阪弁護士開館や兵庫県立芸術文化センターなどは、古い建物の方が好きな私でも
外壁レンガの素敵な質感と陰影に目を引かれて写真を撮っていた。
また浦辺設計による倉敷国際ホテルもかっこいいなぁと思っていたし、現代表取締役の西村氏が滋賀県陶芸の森
を設計されたときに信楽焼のタイルで内側から火色を出したいとこだわったが不可能で釉薬による着色で妥協
したという話には、安易な選択でなく葛藤があったことを知り納得した。
現代建築でもこういうこだわりのある設計会社や建設会社が試行錯誤しながら、思い描く理想の表現を追求
していることにうれしくなった。

一方、タイルの窯元では還元焼成の窯がなくなってきているとか、現存するタイルの再現をしたいと思っても
できないというのは悲しいことだ。経済的な事情から設備も絞り込んでいくのだろうが、技術は進歩しているのに
逆に表現が限られてしまうのは残念だ。
また、上記のような大規模なプロジェクトならタイルや煉瓦をオリジナルで作るのだろうが、個人宅のような
一般向けにはカタログからの選択となる。小ロットでこだわりのタイルを生産してもらえるといいなぁ。。

10年後の100周年も楽しみ!!
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ヴォーリズさんの設計室展

2012-05-29 00:59:28 | イベント
NPO法人ヴォーリズ建築保存再生運動一粒の会による企画展「ヴォーリズさんの設計室展」を見に
久しぶりに近江八幡へ行ってきた。
会場である旧八幡郵便局の2階はもともと電話交換室として使われていた空間。


なんともいえずやさしく心地よい、ヴォーリズさん設計の住宅。
それは明るく健康的な暮らし、子供ののびのび健やかな成長を考えて作られているから。
著書「吾家の設計」「吾家の設備」に示された住まいの理想形を、ひと部屋ずつ読み解き机上の模型で実現。
現代日本の住宅事情からするとなかなか難しいが、そのスピリットだけでも取り入れたい。

お店も増えどんどん魅力アップしている近江八幡のまち歩きとあわせて行ってみては!?

ヴォーリズさんの設計室展 第1期は7/8までの土日曜開催。
開館時間は10:00~15:00と短め。休館日等もあるので事前にサイトで確認を。

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まちかどの近代建築写真展 IN 大阪VII

2012-03-03 01:36:53 | イベント
毎年恒例の近代建築写真展。今年は私も数点出してます。
このブログでは度々鉄道や駅舎の記事を書いてるのに、なぜ数点だけかって。
それは写真が今年現在の姿と大きく変わっていると困るので、せいぜい1年前まで
のものから選んだことと、黒点入り(汗)や写りの悪いものを外したことと、
他のつわもの方が出されるであろうと予想がついたものは出さなかったからです。

「まちかどの近代建築写真展 IN 大阪VII」(第25回)
●今回のテーマは旅に出たくなる事間違えなし!全国の『駅舎』
会期:3月3日(土)午後から 4月7日(土)午前まで
会場:天満屋ビル2階「お茶と雑貨のハaハaハa」 奥展示室
   (大阪市港区海岸通1-5-28)
    企画:まちかどの近代建築写真展実行委員会
協力:近代建築探訪メーリングリスト
入場料:無料

会期の初日と最終日にはメンバーによるトークショーもありますよ!

こちら
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ぐるっとまわって50年

2011-04-03 14:37:30 | イベント
現在、弁天町の交通科学博物館で開催されている、
大阪環状線開業50周年記念企画展 ぐるっとまわって50年」展を見に行ってきた。
この交通科学博物館、弁天町駅の真下で車両基地のような立地や、駅の改札口とみまごう
ようなエントランスが素敵だし、アナログで子供心を刺激する種々の展示がとても楽しく、
鉄チャンでなくとも子供でなくとも半日は十分楽しめる博物館である。
そして今回の企画展、環状線開業までの歴史がイラスト付の解説と豊富な写真でとても
分かりやすく示されている。

環状線は元からぐるぐる回るように作られたのではなく、部分的に別々の会社が
別々の事情で作った路線を、あるとき繋げたのだ。


やはり特に興味深いのは、自分が日常的に利用している西九条駅の変わりよう。
西九条~境川信号所間の線路が完成し、地図上では「環」状線が完成したあとも
西九条駅では新設の高架線と旧来の地上線がしばらく併存していたのだ。
そんな不安定な過渡期の状態だが、連絡通路を上下する人波から活気が伝わってくる。

それと阪神「なんば線」の安治川橋梁の架橋の瞬間を見たこともあり、同じく安治川に
かかる環状線の鉄橋の架橋工事の映像に興味をそそられる。船が往来する上空で、
たくさんの人々が汗を流し多くを手作業で行っている。また、高架を走っていた阪神線と
地上を走っていた国鉄線をひと晩で入れ替えた、切替工事の映像もすごい。
それに、50年前とほぼ同じ顔した電車が今も走っているというのもまた驚きである!

大阪環状線開業式の華々しさ、晴れやかさ、活気、希望、、、、
今の大阪駅の新ビルのオープンも、阿倍野再開発の完成も、環状線開業のインパクトに
比べると小さいものだろう。今までどこにもなかった大プロジェクトなのだから。
こういうものが次々に現れた時代。そんな時代を知らない世代にもお勧めの展示だ。

5/29(日)まで。
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今年も、まちかどの近代建築写真展 IN 大阪VI

2011-03-07 21:25:00 | イベント
今年も天保山の天満屋ビルで「まちかどの近代建築写真展 IN 大阪VI」 が開催
されています。私は写真を出していませんが設営を手伝ってきました。
今年はかわいい郵便局の建物特集。こんなに素敵な郵便局がこんなにたくさん!?と
感動することまちがいなしです。ぜひお出かけください。

「まちかどの近代建築写真展 IN 大阪Ⅵ」(第21回)
     ●今回のテーマはまちでひっそり佇む「郵便局舎」     
会期:2011年3月5日(土)午後~4月9日(土)午前
    会場:天満屋ビル2階「お茶と雑貨のハaハaハa」
    大阪市港区海岸通1-5-28 西展示室
時間:7:30~18:00 土・祝は11:00~18:00(定休日:水曜、日曜)
主催:お茶と雑貨のハaハaハa企画:まちかどの近代建築写真展実行委員会
協力:近代建築探訪メーリングリスト

なお、3月12日まで、天満屋ビルの3階を特別公開されています。
これが何と、すごい空間なのです!!見に行く価値ありですよ~
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まちかどの近代建築写真展 IN 旧神戸生糸検査所

2010-10-11 02:48:31 | イベント
遅いですが、お知らせ。もう残り1日しかありませんが、是非お出かけ下さい。
生糸検査所の建物も見れますよ。
私は写真を出していませんが(汗)設営を少し手伝いました。
(下記案内は小道さんのサイトからコピーさせて頂きました。)


「まちかどの近代建築写真展 IN 旧神戸生糸検査所」(第19回)
     ●今回のテーマ 日本の煉瓦建築

会期:2010年10月9日(土)~10月11日(月)
時間:10月 9日(土)13:00~17:00
   10月10日(日)9:30~17:00
   10月11日(月)9:30~15:30

    会場:旧神戸生糸検査所1階旧フィラメント検査室
       兵庫県神戸市中央区小野浜町1番地

主催:まちかどの近代建築写真展 IN 神戸実行委員会
企画:まちかどの近代建築写真展実行委員会
協力:近代建築探訪メーリングリスト
協賛:港まち神戸を愛する会

*尚、港まち神戸を愛する会によるイベント各種あります。

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「水都大阪と淀川」展を見てきた

2010-10-03 01:06:12 | イベント
大阪歴史博物館で開催されている水都大阪と淀川展を見てきた。

圧巻の展示だった!
一通り古代からの地形の変遷や近世までの舟運を利用した都市の暮らしについての解説は
水都大阪に関わって近年よく目にするもの。
今回は新淀川100年という節目で、放水路としての新淀川に関する展示がメインである。


それまでも部分的に改良が繰り返されてきた淀川であるが、明治18年の大水害の被害の甚大さに
ついに、流路を変更するという本気の大改修が行われる。
オランダ人技術者を招いての調査・計画が行われ、いくつかの案を検討の末、中津川の河床と
既存の堤防を最大限利用した、現在の流路に決定された。

展示で私が一番衝撃を受けたのは、淀川改良に伴い買収対象となった用地のすべてが記された
巨大な「買収地図」!
大縮尺の地図上でルートをなぞってみても、田んぼやいくつかの集落がなくなったのだな、
ということは頭で理解できるが、マクロで見ることにより、誰々の家と誰々の畑が、という
生々しい感情が湧いてくる。

自分たちの住む地が川底に沈んでしまう人々のやるせなさ、そして同時に、この大事業を成功
させるためにここに描かれたすべての地主と交渉し換地手続した末端の担当者の苦労!!
壁一面に張られた地図を見ていると、ひしひしと迫ってくる当時の人々の治水への執念が
皮膚で感じられるような気がする。

新淀川開削工事中の写真や、完成後に廃川となった旧中津川の河川敷の様子を写した写真には
思わず見入ってしまう。廃川跡地の住宅地開発に関する資料もわずかだが展示されていた。
また旧流路に面して立地していた工場の状況について調べた資料など、こういった間接的な
影響についてもとても興味深く、もっと詳しく知りたいものである。

大河川の河口の砂州に興った他の都市でも、ほぼ同じような事情であったが、他の地に先駆けて
こういった革新的な治水事業が大阪で行われたことは実に誇らしいことである。

一番最後に展示してあった、ワークショップによって作成した淀川歴史マップは、
まさに私のやってる廃川跡めぐりじゃないの!私も前々から歩いてみようと思っていた
姫島~十三の旧中津川の蛇行跡の痕跡もすでに一昨年調査したようで、先を越された!
触発されてさっそく明日歩いてみようと思っていたら、雨の予報。あらら・・・また今度。
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今年も、まちかどの近代建築写真展in大阪 スタート

2010-03-14 00:32:21 | イベント
ここ数年恒例となっている、天保山での写真展。今回は個人病院です。
全国のかわいい医院建築がたくさん集まりました!

「まちかどの近代建築写真展in大阪V」(第16回)
 ●今回のテーマはこじんまりと趣のある「個人病院」      
・会期:2010年3月13日(土)午後~4月10日(土)午前
・会場:天満屋ビル2階「お茶と雑貨のハaハaハa」
    大阪市港区海岸通1-5-28 東展示室
・時間:7:30~18:00 土・祝は11:00~18:00(定休日:水曜、日曜)
・主催:お茶と雑貨のハaハaハa
・企画:まちかどの近代建築写真展実行委員会
・協力:近代建築探訪メーリングリスト
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