そもそも今回の台湾行のきっかけとなったのは、以前京都建築専門学校で行われた
市民講座「木造の魅力」でタイルのお話を聞いたときに、講師をされた
深井さんと酒井さんと、講座のあと少しお話をしていて、台湾の澎湖(ぼうこ)島の
タイルの話を聞いたことだ。
深井さんから後日頂いた資料を見てどうしても行きたくなって、即台北行の
チケットを押さえたのだった。
しかし、島は遠い・・・・台湾内での移動や島内での移動のことなどをいろいろ
考えていくと、短い旅程では時間のロスが多いし、なによりせっかく行くのに
もったいない。。。ということで今回は、澎湖湖島へ渡るのはあきらめたのだ。
それで、同じくマジョリカタイルがたくさん貼られた家があるという、
台北郊外の深坑というまちへ行ってきた。
台北在住の友達と子供二人とともに、バスに乗って40分くらい。
これは永安居という台湾の三級古蹟に指定された建物。壁は石とレンガ積みで、
中庭の三方を囲む広大な閩南様式の住居だ。
入口の上方に、陶製の装飾と共に貼られているマジョリカタイルを発見!
そして入口正面には祭壇の祭られた部屋。そしてその両脇には・・・・・
こんなタイルがみっしりと!!うぉ~~~っ!
ぱっと見ではタイルと分からないほどの黄色の鮮やかさ。
織物風なのだろうか。緑色のぼかし具合が絣模様を連想した。
写真では分かりにくいが、色と色の間を凸型の線で分けているチューブライニング
技法が使われたマジョリカタイルだ。
係りのお姉さんが説明しながら案内してくれたが、見学者が10人ほどいたので
友人が通訳してくれてもやはり部分的にしかわからない。途中で説明を聞くのを
諦めて一人でうろちょろしたが、他にタイルはなかった。
富裕な層の住居だけあって部屋数も多いし調度品も手のこんだ彫刻が施されている。
ここは今も実際に人が住んでおられるので室内で写真撮影できない。
そしてもう1軒、老街の中にある鎮長(村長)の家に向かう。
土曜日だからか老街はすごい人混みで、まっすぐ歩くのもなかなか進めないほど。
それに両側にあるおいしそうな食べ物の屋台に目を取られ足を止められ・・・・
ますます進めない(笑)。
老街の中ほどに、その家はあった。
二階の窓の下や上にずらりとマジョリカタイルが貼られている!
しかもほとんど全部違う柄だ。すごい!!
日本から到着した日に行ったのでもう夕方、、、暗くてブレブレ~~(恥)
雰囲気だけは伝わるだろうか。。。
1Fの腰壁にも!
前でおばちゃんがお餅を蒸して売っていたが、タイルを見ていたら、前のセイロを
どけてくれた。謝謝!
台湾で使われているマジョリカタイルには日本製のものも多いという。
しかしこれは日本ではあまり見たことない色と柄だ。蘭の花だろうか。
日本で輸出用に作られたものなのか。
前にも書いたが、普通のまちなかの住宅や商店には、モザイクタイル
(モザイク画ではなく小さなタイルという意味)や地味な外装タイルが外壁に
使われているくらいで、目を引くようなタイルは意外と少ないように見える。
こういったマジョリカタイルは、鎮長などごく限られた層の人しか使うことが
できない、ステイタスシンボルだったのだろう。
また今回の旅の途中で、亀甲墓の前面に数枚マジョリカタイルらしきものが
貼られているのが電車の車窓から見えた。お墓の装飾という使われ方もするのか。
これはマジョリカタイルではないが、かわいい点描の模様。
お菓子のらくがんのような、花形の、これもタイル。
「形象タイル」というらしい。
興奮状態であちこち見ていたが、ここは中にももっとたくさんタイルがあるらしい。
でも中でも人が作業していたし今回は連れがいるので、おとなしく外壁のタイルを
見るだけにしておく。
帰りはタクシーに乗ったら20分ほどで台北へ帰ってきた。
行き方は覚えたから、明るい時に是非もう一度ゆっくり見に来たい!
市民講座「木造の魅力」でタイルのお話を聞いたときに、講師をされた
深井さんと酒井さんと、講座のあと少しお話をしていて、台湾の澎湖(ぼうこ)島の
タイルの話を聞いたことだ。
深井さんから後日頂いた資料を見てどうしても行きたくなって、即台北行の
チケットを押さえたのだった。
しかし、島は遠い・・・・台湾内での移動や島内での移動のことなどをいろいろ
考えていくと、短い旅程では時間のロスが多いし、なによりせっかく行くのに
もったいない。。。ということで今回は、澎湖湖島へ渡るのはあきらめたのだ。
それで、同じくマジョリカタイルがたくさん貼られた家があるという、
台北郊外の深坑というまちへ行ってきた。
台北在住の友達と子供二人とともに、バスに乗って40分くらい。
これは永安居という台湾の三級古蹟に指定された建物。壁は石とレンガ積みで、
中庭の三方を囲む広大な閩南様式の住居だ。
入口の上方に、陶製の装飾と共に貼られているマジョリカタイルを発見!
そして入口正面には祭壇の祭られた部屋。そしてその両脇には・・・・・
こんなタイルがみっしりと!!うぉ~~~っ!
ぱっと見ではタイルと分からないほどの黄色の鮮やかさ。
織物風なのだろうか。緑色のぼかし具合が絣模様を連想した。
写真では分かりにくいが、色と色の間を凸型の線で分けているチューブライニング
技法が使われたマジョリカタイルだ。
係りのお姉さんが説明しながら案内してくれたが、見学者が10人ほどいたので
友人が通訳してくれてもやはり部分的にしかわからない。途中で説明を聞くのを
諦めて一人でうろちょろしたが、他にタイルはなかった。
富裕な層の住居だけあって部屋数も多いし調度品も手のこんだ彫刻が施されている。
ここは今も実際に人が住んでおられるので室内で写真撮影できない。
そしてもう1軒、老街の中にある鎮長(村長)の家に向かう。
土曜日だからか老街はすごい人混みで、まっすぐ歩くのもなかなか進めないほど。
それに両側にあるおいしそうな食べ物の屋台に目を取られ足を止められ・・・・
ますます進めない(笑)。
老街の中ほどに、その家はあった。
二階の窓の下や上にずらりとマジョリカタイルが貼られている!
しかもほとんど全部違う柄だ。すごい!!
日本から到着した日に行ったのでもう夕方、、、暗くてブレブレ~~(恥)
雰囲気だけは伝わるだろうか。。。
1Fの腰壁にも!
前でおばちゃんがお餅を蒸して売っていたが、タイルを見ていたら、前のセイロを
どけてくれた。謝謝!
台湾で使われているマジョリカタイルには日本製のものも多いという。
しかしこれは日本ではあまり見たことない色と柄だ。蘭の花だろうか。
日本で輸出用に作られたものなのか。
前にも書いたが、普通のまちなかの住宅や商店には、モザイクタイル
(モザイク画ではなく小さなタイルという意味)や地味な外装タイルが外壁に
使われているくらいで、目を引くようなタイルは意外と少ないように見える。
こういったマジョリカタイルは、鎮長などごく限られた層の人しか使うことが
できない、ステイタスシンボルだったのだろう。
また今回の旅の途中で、亀甲墓の前面に数枚マジョリカタイルらしきものが
貼られているのが電車の車窓から見えた。お墓の装飾という使われ方もするのか。
これはマジョリカタイルではないが、かわいい点描の模様。
お菓子のらくがんのような、花形の、これもタイル。
「形象タイル」というらしい。
興奮状態であちこち見ていたが、ここは中にももっとたくさんタイルがあるらしい。
でも中でも人が作業していたし今回は連れがいるので、おとなしく外壁のタイルを
見るだけにしておく。
帰りはタクシーに乗ったら20分ほどで台北へ帰ってきた。
行き方は覚えたから、明るい時に是非もう一度ゆっくり見に来たい!
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