まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

深坑のもろもろ(台湾)

2018-01-10 00:45:07 | ディテール
深坑の続き。

雨は降ったりやんだり。


老街では鎮長の家の他にはマジョリカタイルは見当たらなかったが、向かいの商店にはかわいいピンクの
タイルが貼られていた。


ムラのある色無地タイル。その上の白無地の小口タイルと共に古いものだ。


モザイクタイル貼りの建物はもう少し新しい時代の建築だろう。




上の写真と色違い。


アーケードがアーチになっているところはさらに古い商店建築だ。アーチが石積みになっているこの建物は
清代のものという。


レリーフ付きの大きな飾り壁のある建物があるのが深坑老街の「街頭」。
このあたりはやはりちょっと見映え良く改修されているようだ。


そこから少し行ったところにある、この新北市深坑区農会も日本統治時代の建築である。
ゼセッションの直線的なフォルム。このときは休日だから閉まっていたが平日は使われているようだ。


老街を出て周辺を歩くと古いレンガ造の建物が、コンクリートの戦後建築の間にひっそりと佇んでいる。


食堂になっていた簡素な建物を覗くと、奥の壁は石積みだった。


平屋建ての民居が透かし積みレンガ塀の中に伏せるようにして建っていた。


回り込んで門の鉄格子から中を覗いてみると人の気配はしなかったが、犬が元気よく飛び出して来たので
敷地内のどれかの棟には住人がいるのだろう。


その向かいにあった美しい三合院のお宅は、バス道に面して中庭が開かれ、住人の家族が出入りしていた。
バリバリ現役のようで嬉しい(笑)


付近の中層の集合住宅でこんなかわいい面格子を見つけた!チューリップかな!?
色付きの面格子は日本ではほとんど見ないだろう。洗練されすぎない昭和の感覚が懐かしいなぁ。


台湾の集合住宅は、香港などでもそうだったが、格子が床から天井まであり、しかも下層階だけでなく
上層階も同じように格子で囲われているのが、日本人の目には仰々しく見える。それほど空き巣が多いんだろうか。
しかしそこを楽しいデザインで飾った独特の景観となっているな!


学校の校舎の端に、古いタイル壁のかけらがくっついていた。金物でわざわざ取り付けてあるところを見ると、
装飾として、又は旧建物の記憶として残したものだろうか。こんな人目につかないところに、面白いな!


お腹がすいてきたので老街へ戻り、白玉入りのかき氷を買ったら、すごいボリューム・・・ちょっと残した(汗)
「街尾」近くにある福徳宮の柱もモザイクタイルで飾られていた。




中を覗くと、供物台(?)の前面と後ろの壁が絵タイルで飾られていた。
日本では絵タイルはお風呂屋の壁くらいしかあまり見ないが、台湾ではよくある。


深坑から台北中心部各地へ行くバスはたくさん出ていて便利。MRTの古亭駅行きに乗って宿へ戻り、
友達の家族と日本から来ていたお友達の方とそのお友達と(笑)みんなで食事しているお店へ私も合流して
おいしい夕食を賑やかに楽しんだ。

続く

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