まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

新竹の建築めぐり5(台湾)

2018-01-15 21:45:56 | 建物・まちなみ
新竹の続き。

新竹でも城隍廟のまわりが特に賑やかで食べ物屋も多い。城隍廟から東門城の間は立派な近代建築はないが
レトロ系タイルや面格子などを探してジグザグと彷徨い歩くのが楽しい。斜めの道が交差しており、
例の観光案内所でもらったマップをを見ながら歩いていると自分の現在地が分からなくなってしまった(汗)。


ここは老振興という清朝創業の老舗の仏具店。建物は日本統治時代の明治末期~大正頃のものに見える。


梅の花のデザインがかわいい面格子。


こちらは泉香茶行という、こちらも清代起源の老舗のお茶専門店。この建物は1917(大正6)のもの。
さっきの老振興はこことよく似ているから同じ時代だろうと想像。


角地にこういうインパクトのある素敵な建物があると、まちなみが一気にイメージアップするな!


いろんな時代の商店建築が混在する。


丸窓のあるアシンメトリーなデザインの店舗はアールデコの影響なのだろう。


3階の窓にはパイプを組んだこんなデザインの手すりが。中国っぽい窓の格子と重なって面白い。


中山路の突き当たりにある東門市場の入口だが、真っ暗。。。迷い込みたい気もするが街歩きを優先。


植物モチーフの全面格子。


こちらも壁のマップを見て探して歩いた、博愛牙科診所のアール建築。思えば角地にある町家でアールになっていない
ところの方が少ないかも?


ドアが開いていたので覗き込んでみるが、すでにここでは営業されていない雰囲気。
一段上がって入るようになっており日本の家の玄関そっくりだ。台湾の町家でもあまりこういう造りは
見ない気がするが。


あっ、かわいい!!土間に敷きつめられていたのはこんなラブリーな花形の無釉モザイクタイルだった。
色合いも私好み~~


こちらは、卍、花、蝶をモチーフにした窓の格子。かわいいなぁ!


日の出っぽいデザインも。


モルタル装飾の素敵なビル。

駅の方まで戻ってきて、壁マップにあった新竹公売局(専売局)を探すが、見当たらない。
さすがに駅前だし取り壊されてしまったのかなぁ。。。
帰国後検索してみると、見ていた場所がちょっと違ったようだ。あったのかもしれないが見れなくて残念。。

お昼前に新竹に到着して、結局4時間ぐらいうろついたことになる。今から鶯歌に移動しても陶瓷博物館の
閉館時間までにゆっくり見るのはちょっと無理そうだな。。。また次の機会に。
ちょっと時間が早いが自強号でおとなしく台北へ帰り、ハードな深夜便に備えて体を休めることにしよう。


台鉄は2017年がちょうど130周年にあたるということで、こんな素敵なロゴマークが作られていた。
基隆の駅前風景の記事でも書いたが、台湾の鉄道は清朝の1891年に基隆~台北間が開通した。
その鉄路の建設着手したのが清朝時代の1887年で、そこからの130周年である。
このブログでも今まで何度も紹介してきた魅力的な台湾の鉄道風景も、着々と変化してきているが、今後
どんな新しい魅力を見せてくれるだろうか。心配はしていない。古いものを大事にしながら設備の近代化を
進め、賑わいも作り出すということが、台湾はとてもうまいと感じる。10年後、20年後もまた
その時代に応じた魅力的な鉄道風景を見せてほしいなぁ!


仮眠用に押さえていた台北駅前のWORK INNという安宿では、数時間だけの滞在なのでドミトリーを
予約していたのだが、ホテル側の事情により個室にアップグレードしてくれて超ラッキー!!とてもオシャレな宿で
シャワーでさっぱり汗を流し、狭いが鍵のかけられる部屋でふかふかのお布団をかぶって休める幸せ。。。
快適すぎて寝過ごしてしまわないかと気になって、実はあんまり眠れなかったのだけど(笑)


数時間でのチェックアウトを惜しみながら23時のバスで空港へ向かう。1:25台北発の予定が1時間ほど遅れ
さらに関空到着後に荷物がなかなか出てこないので焦りまくる。何せ、今日は会社に出勤なのだ!!
旅の服装のまま会社へ直行したら顰蹙だが遅刻するよりましか!?と覚悟を決めたが、何とか自宅へタッチ&ゴー
できた。はぁ~~よかった。最後は危ない橋だったが(汗)、秋の3連休をフルに使って充実した旅だった!!

終わり。
コメント
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