もふもふランド♪

たくさんのわんこと もふもふしてます。
    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

幸せなコロ

2010-04-03 11:38:13 | ほかのこたち
ある日近所の土手の道路の真ん中で、立ち尽くしている子犬を拾いました。
きれいな首輪をしていたので、すぐに飼い主が見つかるだろうと思ったのですが、
何せ昔のことなので、ネットなどの情報もあるわけでなく、
すぐに時間だけが過ぎていきました。
そういうわけで、祖父母宅に連れ帰ったその元気な子犬は皆からとても可愛がられ、
結局、気がつくと我が家の新しい家族になっておりました。
(実は私は祖父母の家で育てられたので。)

そこで名前をつけようとあれこれ考えていたところ、
祖母が散歩に連れて行った際、近所の子どもに名前を聞かれつい、
「コロちゃん。」
と言ってしまったため、そのまますんなりころになりました。

コロはその後すくすくと元気に育ち、
女の子でしたが、男前で強くてかっこよくなり、
近所のわんこ達を〆るほどにまでなりました。

でも人、特に子どもには優しくて、
尻尾を捕まれても、背中に乗られても大人しくしておりました。

丁度家の前が児童公園だったので、
勝手にコロのファンクラブも出来ていて、
気がつくと勝手に公園で子どもと遊んでいたり、
知らない間に散歩に連れて行かれていたり…
そういうコロだったので、近所のみんなに可愛がってもらいました。

その後、祖父母が亡くなり家は庭をガレージに改装し、
コロは子供の相手のほか、
今度は私の車やバイクの番犬も兼ねるようになりました。
そして14歳になって、大往生しました。

さて、コロが逝ってしまって随分たってからのこと。
たまたま私がガレージでごそごそしていると、

「ここにコロちゃんていませんでした?」

見るとそこには、小さな女の子を連れた若いお母さんが。
そこで…

「はい、いましたけれども、もう随分前に死んじゃいましたよ。」
「そうですか、私が小さい時良く遊んでもらったのですよ。」
「そうですか…」
「ですから、うちの娘をコロちゃんに紹介しようと思いまして。」
「…そうですか。それはどうもありがとうございます。」
「考えたらあれから随分たってますものね。」
「あ、そうそう、コロの写真ならここにありますよ。ご覧になられます?」
「はい!ぜひ。」


そこで、友人や愛犬の写真が貼ってあるガレージの壁を示すと、
彼女はその中からコロの写真を見つけ出し、

「ああ、これこれ、これがコロちゃんやで!」
と小さな娘さんを抱き上げ写真を見せました。
そして、
「とてもきれいなおばあちゃんになったのですね。」
と…



その様子を見ていて、
こんなに他の人からも愛されていて、
コロはなんと幸せな子だったんだろう、
そう思うと、嬉しくて涙が出そうになりました。

実は今でも、ガレージの隅っこをみると、
コロの抜け毛が少し残っているのです。
でも、どうしてもそれを掃除することができず、今もずっとそのまま。
なんか、そういうものでもあるとすごく嬉しくなるんですよ。

このコロに限らず、イヌでもネコでもハムスターでも鳥でも
どんな子でも。
それぞれの家庭では、世界で最高の子!


無論、うちに来たこもすべて世界最高!
だから、どのこにも、
「世界中のどこよりも、ここの家で暮らせてよかった!」
そう思って欲しい。


そして、どのこも皆世界一なんだから、
後は人間次第でその子を幸せに出来るはず!

でもこれは、言いかえれば

そういう子達を世界一不幸にするのも人間次第ということ。



昔ネットで見つけた文章。
作者不詳のこの文章はいつ読んでも、胸が詰まりそうになります。
私の適当な和訳ですが、最後に紹介させていただきます。

「犬の十戒」

1.私は10~15年くらいしか生きれません。  
 だから、ほんのわずかな時間でも離れているのは辛いのです。
 私のことを買う(飼う)前に、どうかそのことを考えてください。

2.言葉が分からないので、「あなたが私に望んでいること」を
 私が理解できるようになるまで時間がかかります。

3.私を信頼して下さい。それだけで私は幸せです。  

4.私を長時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで下さい。
 あなたには仕事や楽しみがありますし、友達だっているでしょう。
 でも、私にはあなただけしかいないのです。

5.時には私に話しかけて下さい。 
 たとえあなたの「言葉」はわからなくても、
 話しかけているあなたの「声」で理解しています。

6.私のことをどんな風に扱っているのか気づいて下さい。
私はそのことを決して忘れません。

7.私を叩く前に思い出して下さい。
 私にはあなたの手の骨を簡単に噛み砕くことができる歯があるけれど
 あなたを噛まないようにしているということを。
 
8.「言うことをきかない!」、「頑固だ!」、「怠け者だ!」
 そう叱る前に、その原因を少し考えてみて下さい。
 食事や散歩は十分だったか?
暑すぎたり、寒すぎたりしなかったか?
どこか病気で弱ってはいないだろうか? などと

9.年老いても、面倒だ、汚いと言わずにどうか世話をして下さい。
あなたも、私と同じように年老いていくのです。

10.最期の旅立ちの時には、そばにいて私を見送ってください。
 「辛くて見ていられない!」とか
 「私のいないところで逝かせてあげて」なんて言わないで下さい。
 あなたがそばにいてくれるだけで、
 私はどんなことでも 安らかに受け入れられます。
 
 そして………

 どうか忘れないで下さい。私があなたを愛していることを。



すべての家庭の子が幸せになれますように。
そして、「この世は素晴らしい!」そう思えますように。

そういうわけで今日の一曲。
ルイ アームストロング 「この素晴らしき世界」


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コロだ*** (マリ)
2010-04-04 21:14:12
”コロだ、コロだ♪”って嬉しく読んでいるうちに涙が止まらなくなってしまいました
コロはおばあちゃんの家で、ひす兄のわんちゃんだったけれど
私にもたくさんたくさんの思い出を残してくれました
とっても優しかったね、アイスクリーム大好きだったね、って。
ほんとに優しい子だったよね。
たしかコロの本名はブチだったような。。 違うかった?
コロはひす兄に連れて帰ってもらって本当に幸せだったと思います。それから今いる子たちも。
私もひす兄のおかげでももに出会うことができたし、リキもすぐに迎え入れることができました
きっと、ご近所のお母さんもひす兄とコロのおかげでお嬢ちゃんにいろんなこと教えてあげることできたんでしょうね
返信する
追記 (マリ)
2010-04-04 21:15:41
そうそう!今日ちょうど『What a wonderful world』聞いて
素敵な曲だよな、って思ってたんですよ*^-^*
返信する
Unknown (ぷーどる♂)
2010-04-05 21:56:50
マリちゃんまいど!
そうそう、あんたもコロちゃんによう遊んでもろたもんね~。
アイスも好きで、夏場はいつも玄関口でミルク味の某のやつ食べてたね。
おばあちゃんがコロに甘かったから、
ご飯も結構豪華やって、おっちゃんがおばあちゃん用に買ってきたいいお肉も、
自分は食べんとコロにあげてたもんね。
コロはホンマ幸せやったよ。
で、その上こうしてほかの人も気にかけてくれてたなんてな~。

ブチ!
そうそう、本当は「ブッチー」てつけたかってん。
でも今思うと、コロはコロが一番似合ってるね。
いつかまた会いたいな~。

>サッチモ
そういや、あんたの部屋にこのアルバムあったな。
この手のCDたくさんあるから貸そうか?
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Unknown (*ろみろみ*)
2010-04-09 10:51:20
なんと心あたたまるお話・・・
とってもしあわせな犬生のコロちゃんでしたね
私も子供の頃は 近所のワンちゃんとみんな友達でした
学校の帰り道に一匹ずつ遊んで帰るので 道草が長かったw
ガレージのコロちゃんの毛を掃除出来ないのわかります!
私も今まで一緒に過ごした子の首輪や食器など 捨てられず
全部大事にとってあります・・
返信する
Unknown (ぷーどる♂)
2010-04-09 15:14:25
>ろみろみさん
こんにちは!
本当にこの子は幸せな子でした。
そして最期まで一緒に入れた私も、幸せでした。

ろみろみさんは近所のワンコと仲良しだったのですね。
実は私も同じく…
で、子供の頃は仲良くなったワンコを記した「わんこマップ」なるものも作っておりました。

どの子も皆思い出があり、今でも姿が浮かびます。
それだけに、その子たちを偲ぶ物などには、
尚一層思い入れが強く、なかなか処分できませんよね・・

ろみろみさんも同じようなので、何か嬉しいです♪
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