「ベトナムへ」日記60 － ホイアン、別れ

　ニャチャンからホイアンへは、夜行バス（シンカフェのオープンツアーバス）での移動でした。4月3日（2005年）朝早くにホイアンに到着。



　ここホイアンで、今まで一緒に旅をしてきたホンさんとジュディーとお別れでした。「いつかベルギーを訪ねるから待っていて。」と約束しました。「ベルギーに来た時は、うちに泊まって。」と彼女は言ってくれました。「日本に来る時は、案内するから連絡して。」数日間で心の友を得た私にとって、辛い別れでした。彼女達に近い将来再会したい！



　車に揺られながら睡眠をとったことの「疲労」と2人との「お別れ」で心身ともにバテ気味で、シンカフェのすぐ近くの宿で休憩させてもらいました。



　お腹も空いていたので、コーヒーとパンと卵焼きを作ってもらい、シャワーを浴びてすぐに寝てしまいました。



　目が覚めると、スーツを作ってもらうために仕立て屋「ソン・カ（Sơn Ca）」に出掛けました。



　「ソン・カ」では、スーツ、ブラウス、ワンピースなどを格安に仕立ててくれます。半日仕上げなので、観光客にとって気軽に利用できます。観光前に注文し、観光後に受け取ればいいのです。「ソン・カ」のネームカードには、
　　“CLOTH SHOP
　　Sell various kinds fashionable Table cloth　
　　Super materials
　　Make instant clothes
　　Reasonable price - you are always welcome!”
とあります。



　貫禄あるおばさん（失礼）は、英語もほとんど通じないようでしたが、身振り手振りで説明をして、サイズを測ってもらい、生地を選びました。サイズと生地は、バイクでお針子さんへと運ばれていくようです。注文を済ませると、店の前からバイクが走り去っていきました。



　いつ取りに来たら良いか決めて、カードが使えず現金のみの支払いだったので、ベトコンバンクで日本円をアメリカドルに両替し残額を支払いました。ドルが底をついていたのです。受け取ったスーツは、コスト・パフォーマンスから考えて、満足のいくものでした。私のスーツは、15ドルだったように記憶しています。縫製がしっかりしていました。今回は、夫のジャケットを頼んでみようかとも考えています。「私の着るものは、私が決める！」と頑固者の夫は言いそうですが、、、