POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





 来月に台湾旅行を計画している妻が尋ねてきました。

妻「空港からバスで台南に行く方法を調べてくれる?」
私「新幹線で行かないの?」
「高鐵は高いし、高鐵の台南駅は市内から離れているのよ。」
「そうなんだ。」

 統聯客運(Ubus、統聯汽車客運股份有限公司、United Bus Company Ltd.)は、台湾で最大の旅客バス会社の一つで、長距離バス(「国道客運」)と台中市内の路線バス(「台中市公車」)を運行しています。しかし、桃園空港(「桃園機場」)から台南に直通バスを運行していません。桃園空港から台中までの路線と台中から台南までの路線を別に運行しています。

 そこで、一度、台中で乗り換える必要があります。バスが高速道路(国道1号線)から降りたら、乗り換える準備を始め、「朝馬」という乗換駅(「轉運站」)で一旦降ります。空港出発時刻は、統聯客運のサイトの「機場站時刻表」で確認できます。



 統聯客運(Ubus)の桃園機場での台中車站(「台中朝馬轉運站」で乗り換えになる)行きの時刻表は、以下になります。台中車站までの平均的な所要時間は2時間30分ほどです。途中下車するのでやや短くなります。
(始発バス)06:10、
(7時から11時までは1時間間隔)07:00、08:00、09:00、10:00、11:00、
(11時から12時20分までは40分間隔)11:00、11:40、12:20、
(12時20分から12時50分まで30分間隔)12:20、12:50、
(12時50分から14時50分まで20分間隔)12:50、13:10、13:30、13:50、14:10、14:30、14:50、
(14時50分から12時50分まで30分間隔) 14:50、15:20、15:50、16:20、16:50、17:20、17:50、18:20、18:50、19:20、19:50、20:20
(20時20分から21時40分まで40分間隔)20:20、21:00、21:40、
(21時40分から23時40分まで30分間隔)21:40、22:10、22:40、23:10、23:40、
(最終バス)00:00

 台中車站(「台中朝馬轉運站」までは20分ほどかかる)から台南の終点「兵工廠站」(台南公園の西側の降車場)まで行く時刻表は、以下になります。台中駅出発時刻は、統聯客運のサイトの「台中車站時刻表」で確認できます。兵工廠站までの平均的な所要時間も2時間30分ほどです。

(0時5分から5時5分までは1時間間隔)00:05、01:05、02:05、03:05、04:05、05:05、
(5時5分から23時35分まで30分間隔)05:05、05:35、06:05、06:35、07:05、07:35、08:05、08:35、09:05、09:35、10:05、10:35、11:05、11:35、12:05、12:35、13:05、13:35、14:05、14:35、15:05、15:35、16:05、16:35、17:05、17:35、18:05、18:35、19:05、19:35、20:05、20:15(前車の10分後に出発)、20:35、21:05、21:35、22:05、22:35、23:05、23:35

妻「空港からバス、何本も出ているのね。」
私「そうだね。12時から3時頃までがピークだね。」
「台南まで5時間くらいで行くのね。」
「そうだね。」
「朝早く空港を出て、台中で少し遊んでから台南に行くのはどう?」
「いつ空港に着くの?」
「深夜に着くから、空港近くのホテルで一泊なの。」
「早起きはきついな。」
「あら、10時に出ても12時頃には台中よ。そこでお昼を食べて、、、」
「台中に名物料理はあるの?」
「知らない。調べてよ。」
「・・・」

 一年を通して夜に寒さを感じるほどには気温が低くならない台湾、香港、東南アジアの中華圏には「夜市(yeshi、4-4声、イエシー)があります。人口は265万人を超え、大阪市ほどの人口を擁する台湾第3の都市「台中市」(中華民国の直轄市)にも、「逢甲夜市(Fengjia Yeshi、2-3-4-4声、フォンジャー・イエシー)という規模が大きく有名な夜市があります。

 夜市には「大腸包小腸(dachang bao xiaochang、4-2-1-3-2、ターチャンパオシャオチャン)」を売る店があります。「大腸で小腸を包んだ食べ物」と聞くとゲテモノのように聞こえますが、大腸はもち米の腸詰め、小腸はソーセージ(中国語で「香腸」(xiangchang、1-2声、シャンチャン))を意味しており、ホットドッグの具材のロールパンがもち米に替わったものと考えれば、イメージができそうです。

 この大腸包小腸は、いまでは台湾のどの夜市でも目にすることができるようなのですが、その発祥は台中なのだそうです。(大腸包小腸 已経是遍布全台湾的各大小夜市。但是発源地是在台中。)しかし、この「もち米ホットドッグ」、けっこうボリュームがあるそうで、これを食べてしまうと他の物にはもう手が出なくなるようです。どうしようかな。

 いまから4分の1世紀ほど遡る1985年頃に、逢甲夜市で店を開いた「施圣英(Shi Shengying)」は、緑茶、紅茶といった飲み物を扱っていましたが、当然ありきたりで競争力がありませんでした。そこで、愛玉、山粉圓、キンカン、レモンの4種類を混ぜ合わせて、口に爽やかな「四合一」を創り出したところ、お客に大いに受け入れられたといいます。いまでは、逢甲夜市に4店舗を持つまでになっているようです。

 「愛玉(aiyu、4-4声、アイユイ)」は、愛玉子(台湾語:オーギョーチ)という植物の果実から作られるゼリー状の食べ物です。普通にはレモンシロップなど甘みのあるシロップをかけて食べます。葉を食用にするバジル(バジリコ)の種「山粉圓(shanfenyuan、1-3-2声、シャンフェンユェン)」は、コンニャクマンナン(グルコマンアン)を多く含み、水分を含むとゼリー状になります。

妻「ねえ、話しが脱線してきていない?」
私「調べろっていうから。」
「長距離バスの話題でしょ。その話し、書くんだったら、別の記事にしたら。」
「・・・」
「大体ね、夜市は早くても午後3時頃から始まるのね。お昼は無理よ。」
「・・・」

 国光客運も桃園空港-台中、台中-台南間で長距離バスを運行しています。「桃園國際機場」発、「朝馬站」経由、「台中」行きの便数は、統聯客運と比べるとかなり少なく、06:30、12:30、14:25、15:25、16:05、17:40、18:35(金曜日・日曜日は19:00)、19:50、20:35、22:00、22:40の11便です。料金は240元(日本円で600円ほど(2011年10月8日現在))です。

 「台中」発、「朝馬站」経由、「台南」行きのバスの出発時刻は、月曜日から木曜日と金曜日から日曜日では異なります。月曜日から木曜日の時刻表をみてみると、06:10、07:10、08:10、09:10、09:45(月・金・土・日の増発便)、10:10、10:45(月・金・土・日の増発便)、11:10、11:45(月・金・土・日の増発便)、12:10、13:10、14:10、15:10、16:10、17:10、17:45、18:10、19:10、20:10、21:10、21:45と増発便を除いても18便はあります。

 金曜日から日曜日にかけては便数が多くなり、06:10、06:45、07:45、08:45、12:45、13:45、14:30(金・日の増発便)、14:45、15:30(金・日の増発便)、15:45、16:45、18:45、19:45、20:30(金・日の増発便)、20:45と倍近い便数となります。料金は170元(日本円で430円ほど)で、桃園空港から台南には、1,030円ほどで移動できることになります。

 急ぎの旅でなければ、台中で遊んでから台南に入ることはできそうです。実際の行程は以下の記事にあります。

(参考) 「「台南へ」 - 時間はかかるけれども、安価に移動できるのはバスですね。

(参考) 「「台南へ」 - 自由気ままにバス旅で、台南へ。でも、少し疲れたかな。

               (この項 健人のパパ)

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