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京都 鞍馬の火祭りの旅

2014-10-19 10:52:06 | 祭り
今回は、今宮の「やすらい祭」、太秦の「牛祭」と並び、京都三大奇祭の一つである「鞍馬の火祭り」の旅を紹介します。

鞍馬の火祭りは、由岐神社例祭のことを指し、毎年10月22日(時代祭と同日)の夜に行われます。

叡山電鉄鞍馬駅から出た街道から鞍馬寺の山門までの間がメイン会場です。

各所でかがり火が焚かれ、その中を氏子が松明を持って練り歩きます。


鞍馬の火祭は、940年、平安京の内裏に祀られていた由岐神社は、都の北の守護として、また当時頻発した大地震などを沈めるために、鞍馬に遷されました。この時、鴨川に生えていた葦をかがり火として道々に点灯して移動されました。鞍馬の住民は、この出来事を後世に伝えるため、始めたものが火祭りの始まりとされています。
    
午後6時になると、「神事にまいらっしゃれ」の合図で鞍馬の各家に積まれた篝(エジ)が一斉に点火され、幼い少年が小松明を担いで練り歩き、次第に燃えさかる大松明を担いだ青年たちがこれに加わり、「サイレイ、サイリョウ」を繰り返します。
その後鉾や鎧を着た武者が仲間の宿から出てくると、山門前には大小の松明を担いだ若者が集合します。
やがて合図の太鼓と共に青葉の精進竹に張った注連縄切りの儀が行われます。
大松明は石段の所に殺到し、その後1箇所に焼き捨てられます。

その後、御輿が参道を下ります。

御輿の後に鎧武者が乗り、乙女が綱を引きます。
その時山門の石段では、ふんどし姿の2人の青年が御輿の先で足を広げ大の字になって下ります。これを「チョッペンの儀」といい、男子の元服に儀式です。

山門を下ったところから御輿は車に乗せられ町を巡幸して御旅所に戻り、御輿は安置されます。

10月23日午前2時ごろ御神輿が、御旅所から本殿へ御帰りになる還幸祭が執り行われ「鞍馬の火祭」が終了します。
注連縄切りが、9時くらいになるので、夜は、10時くらいまでいれば、主な祭りは見れます。
当日、平日の夜でも観光客が多く、鞍馬近郊には晩飯を食べるレストランも少ないので、晩飯は夕方に済ませておくか、弁当を出町柳で購入しておくことをお勧めします。
鞍馬は夏でも涼しい場所で、今の季節では夜は10度くらいまで低下します。
寒さ対策をして参加ください。

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