このセリフ、先日のNHKの番組で、宮崎駿監督がおっしゃってた言葉です。「ああ、映画制作に入っちゃったよ…」だったかな。ちっと違うかもしれないけど、概ねこんな感じ。たった一言が制作者の心情をよく表していらっしゃる(笑)。
他にも「気持ちで映画を作っちゃいかん」とか「年々蛇口が狭くなる」とか「テーマは表そうと思って作るもんじゃない。作ると嘘になる。何かを言おうと思わなくても、その人が出る。どうしても出ちゃうんだよ」とか、細かなニュアンスは違うかもしれませんが、短い言葉で真理をよく表してらっしゃいました。そのまんま、漫画に置き換えられますよ。
「気持ちで漫画を描いちゃいかん」…そうだね。
「作ったら嘘になる」…そうだね。
「どうしてもその人が出る」…本当にそうだね。
この3つの言葉、「じゃあどうしろと?」と思われるかもしれませんが、本当にその通りだと思います。気持ちで描くと走りすぎる。だから冷静な神の視点や計算が必要。作ると嘘になるのはもっと奥深い部分。テクニックの話じゃない。だからこそ、作らない部分でその人が出る。どうしても出る。返せば、それこそがその人の「気持ち」や「言いたいこと」に通じる部分だと。
「嘘は描けんなあ」と、やはり思います。逆に「漫画家は嘘吐き」ともよく言います。嘘を描かないために嘘を吐くのです。面白いでしょう。
いや、実はやってる方はちっとも面白くないです。苦しんでる最中ですわたくし。暴れ大鰻を捌いてる気分です。もう血まみれのびちびち。何度も何度も呪文のように「私が描いてるのは鬼外になった平賀源内」と自分の中に確認していないと、このオヤジの暴れっぷりに振り回されそうです。あと3回ぐらい、全く別方向から描けぱ、ようやく歴史上のこの人本人の全貌が描けるかもしれんですね。漫画にするために、人物も事柄も年代も思い切って切り落とさねばなりません。でないと、一本の作品になりません。何度も呪文を唱えないと、嘘を吐くのが苦しくてなりません。
つまり私は今、プロットネーム(粗い小説、セリフ入りみたいなのをコマ切りの前に書きます)の最中なのです。…ああ、漫画制作に入っちゃったよ。
愚痴っててもアレですので、本日のブランチ。くるくる渦巻きのベーコン食パンとありものなんでも野菜スープ(本日は玉葱・白菜・ブロッコリー・セロリの葉・ニンジン・椎茸・マッシュルーム・ソーセージ・ニンニク・パセリ+コンソメ・塩・胡椒)、カスピ海ヨーグルト苺添えです。
この「ありものなんでも野菜スープ」、手軽で結構美味しいんですよね。栄養たっぷり+ついでに冷蔵庫の野菜くずのお片づけ。
くるくる渦巻きベーコンパンは、小さな食パン型で作ったミニ食パンです。先月買った自家製ヨーグルト酵母パンの本を参考に、カスピ海ヨーグルト酵母で作ってます。中種の段階からなんともふわふわで、捏ねてる最中ももちもちしっとりで大変気持ちいいので、主に食パンやソフト系のパンはこの種で作ります。焼いてもふわふわで美味しいのです。
もいっちょ。おやつに作ったいちご大福です。これは桜あん。もう1つはこしあんです。桜の葉が入った桜あんのほんのりとした塩味がどう出るかなーと不安で、あまり沢山作らなかったのですが、これが思いの他美味しくてぴっくり。塩味や桜の葉の香りの主張は消えて、苺の甘みをさわやかに引き立ててました。これだから面白いんだ、料理って。
さて、また仕事に戻ります。両腕捲って、暴れ大鰻を捌きに参ります。
他にも「気持ちで映画を作っちゃいかん」とか「年々蛇口が狭くなる」とか「テーマは表そうと思って作るもんじゃない。作ると嘘になる。何かを言おうと思わなくても、その人が出る。どうしても出ちゃうんだよ」とか、細かなニュアンスは違うかもしれませんが、短い言葉で真理をよく表してらっしゃいました。そのまんま、漫画に置き換えられますよ。
「気持ちで漫画を描いちゃいかん」…そうだね。
「作ったら嘘になる」…そうだね。
「どうしてもその人が出る」…本当にそうだね。
この3つの言葉、「じゃあどうしろと?」と思われるかもしれませんが、本当にその通りだと思います。気持ちで描くと走りすぎる。だから冷静な神の視点や計算が必要。作ると嘘になるのはもっと奥深い部分。テクニックの話じゃない。だからこそ、作らない部分でその人が出る。どうしても出る。返せば、それこそがその人の「気持ち」や「言いたいこと」に通じる部分だと。
「嘘は描けんなあ」と、やはり思います。逆に「漫画家は嘘吐き」ともよく言います。嘘を描かないために嘘を吐くのです。面白いでしょう。
いや、実はやってる方はちっとも面白くないです。苦しんでる最中ですわたくし。暴れ大鰻を捌いてる気分です。もう血まみれのびちびち。何度も何度も呪文のように「私が描いてるのは鬼外になった平賀源内」と自分の中に確認していないと、このオヤジの暴れっぷりに振り回されそうです。あと3回ぐらい、全く別方向から描けぱ、ようやく歴史上のこの人本人の全貌が描けるかもしれんですね。漫画にするために、人物も事柄も年代も思い切って切り落とさねばなりません。でないと、一本の作品になりません。何度も呪文を唱えないと、嘘を吐くのが苦しくてなりません。
つまり私は今、プロットネーム(粗い小説、セリフ入りみたいなのをコマ切りの前に書きます)の最中なのです。…ああ、漫画制作に入っちゃったよ。
愚痴っててもアレですので、本日のブランチ。くるくる渦巻きのベーコン食パンとありものなんでも野菜スープ(本日は玉葱・白菜・ブロッコリー・セロリの葉・ニンジン・椎茸・マッシュルーム・ソーセージ・ニンニク・パセリ+コンソメ・塩・胡椒)、カスピ海ヨーグルト苺添えです。
この「ありものなんでも野菜スープ」、手軽で結構美味しいんですよね。栄養たっぷり+ついでに冷蔵庫の野菜くずのお片づけ。
くるくる渦巻きベーコンパンは、小さな食パン型で作ったミニ食パンです。先月買った自家製ヨーグルト酵母パンの本を参考に、カスピ海ヨーグルト酵母で作ってます。中種の段階からなんともふわふわで、捏ねてる最中ももちもちしっとりで大変気持ちいいので、主に食パンやソフト系のパンはこの種で作ります。焼いてもふわふわで美味しいのです。
もいっちょ。おやつに作ったいちご大福です。これは桜あん。もう1つはこしあんです。桜の葉が入った桜あんのほんのりとした塩味がどう出るかなーと不安で、あまり沢山作らなかったのですが、これが思いの他美味しくてぴっくり。塩味や桜の葉の香りの主張は消えて、苺の甘みをさわやかに引き立ててました。これだから面白いんだ、料理って。
さて、また仕事に戻ります。両腕捲って、暴れ大鰻を捌きに参ります。