サントリニ島で自分用のお土産として手帳を2冊購入。いずれもメガロン・ギジ博物館で買ったものだ。メガロン・ギジ博物館は16~19世紀のキクラデス諸島の地図や絵画、文書資料などを展示する小規模な博物館であり、建物自体も17世紀の建物を改修しておりとても雰囲気が良い。訪れた時間帯は他に客も見えず、ラジカセのような小さな機器から静かにフォーレのレクイエムが流れていた。ラジカセ程度の音量音質にも関わらず、天井のドームに程よく音が響いていた残響のせいか、驚くほど神聖な音に聴こえて実に印象深いものであった。
さてこの手帳、縦はモレスキンの小さいのとほぼ同じで横は1cmほど大きい。表紙はガチっと硬く、無地のページは厚さもまあまあで使いやすそう。
1冊は島の古い絵地図をモチーフにしたもので、中央の火山が火を噴いている様子が実に可愛く描けている。周りに浮かぶ帆船の様子も実に良い。さてこの手帳、一体どう使ったらよいものか・・・どうしよう、どうしよう。
もう1冊もやはりこの島の史料として残る絵と文章が基になっているのだろう。星の王子さま的小世界を感じるようなドリーミーな絵が何とも言えない。さてこの手帳もどう使ったらよいものか・・・どうしよう、どうしよう。
さて、別の1冊はアテネの古代アゴラで見つけたもの。古い文様をモチーフにしたもので木製のしっかりとした表紙が頼り甲斐があって実に良い。さらにボールペンとしおり、木製定規が付いていた。用紙は横罫クラフト紙調。描きやすいかどうかは試していないので不明。でもこの手帳、どう使ったらよいものか・・・どうしよう、どうしよう。
そんな訳でこの先も多分使うのが勿体無くて、使う目的も見いだせずに、一年後もどうしよう、どうしようと言っているに違いない。どうしよう、どうしよう。
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