あまり季節感のない話題ですが。
僕の父親は昔から出張の多いひとで、出張じゃなくてもよく旅行に出かけていました(寅さんみたいな職業じゃありませんよ)。
おぼろげな子供の頃の記憶の中で、父が使ってた本革の大きなボストンバッグのことはよく覚えていて(あの革の独特の良い香りとか)、なんとなくそれこそが「旅」そして「大人」の象徴のような気がしていました。
それから僕も大人になり、残念ながら出張の機会などはほとんどない職業についていますが、アンティークショップとかヨーロッパ物の古着屋さんとか廻っては古いボストンバッグを探すようになりました。結局買ってもあんまり使う機会はないんですけども。
通常、現行品(普通にお店で売ってる新品のもの)には雰囲気的にあまり魅かれませんが(そもそもトロリーケースの普及で大型のボストンバッグなんて需要が下がってるんじゃないでしょうか)、意外な店で近年稀にみる気に入ったものを見つけました。
またA.P.C.です。
結構、いやかなり大きいんですよ。
年代物のレザーボストンもいろいろ見てきましたけど、これは新しいものにしては迫力があります。とても肉厚。
特別丁寧で凝ったつくりではないようですが。
とにかく革のエイジングが楽しみになるような。
で、古いものなら時々ある、独特な「すえた匂い」も当然新品なのでしません。
THE ボストン!です。
これから旅行のときは、便利なトロリーじゃなくて、絶対こういう敢えて重苦しいボストンバッグを使うんだ、と心に期していましたが、先日の北海道旅行の際には、リモワのサルサを持って行きました。
旅馴れてないからあれこれ荷物が多くなって、バッグに容れると重たくなり過ぎるんですよー。それに季節柄暑そうだったし。
立派な「旅人」にも「大人」にもなかなかなれないのです。
(次の機会にはきっと使います!)
見てるとまた遠くに行きたくなります、、おぉやばい。。
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