夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

桜下美人図 谷口香橋筆  

2011-03-30 06:07:25 | 掛け軸
つい最近購入した作品です。お値段は2万円くらいです。安い買い物と思っていますが・・。「谷口香きょう」の「きょう」の字がでませんので「橋」にしておきます。

桜下美人図 谷口香橋筆
紙本水墨淡彩軸装 軸先朱塗 合箱入
全体サイズ:縦220*横340 画サイズ:縦1300*横310

縦長の軸にさらに細長く描かれたさらりと描かれた美人画です。
席画のように描かれていますが品がよい作品に仕上がっています。




このような美人画は門人である伊藤小坡、そして上村松園へと繋がりを感じさせます。



さて、そろそろ桜の開花時期です。桜の下で見る美人さん・・・いいね~。




落款は「香橋画之」とあり、印章は「臥□山刀」?かな・・。調査中・・。




谷口香橋(たにぐち-こうきょう):1864~1915明治-大正時代の日本画家。元治(げんじ)元年8月16日生まれ。京都の幸野楳嶺(ばいれい)の塾に入門。歴史画にすぐれ,竹内栖鳳、都路華香、菊池芳文らとともに楳嶺門の四天王といわれる。京都市立美術工芸学校,京都市立絵画専門学校でおしえた。有職故実に精通し歴史画を得意とする。大正4年11月9日死去。52歳。大坂出身。本名は槌之助。作品に「山姥」「驟雨」。門下には伊藤小坡、猪飼嘯谷らがいる。


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すがすがしい (米吉)
2011-03-30 23:00:21
晴れ晴れとした笑顔の美人画ですねえ!
柳腰?の春信っぽい姿の一重のおちょぼ口
これで美人画が終わりってのは寂しいですねえ~!
返信する
終わり (夜噺骨董談義)
2011-03-31 07:10:38
美人画の作品はそろそろ底をつきました

美人とはあまり縁がなかった
返信する
うららか (こあら)
2011-04-03 23:10:08
春のうららかな雰囲気が女性の表情によく表現されていますね。
あはれ花びらながれ、をみなごに花びらながれ・・・ という詩がありましたね。桜と美人というのはいかにも絵になる情景ですね。

美人とはご縁が・・・? せっかくの骨董の美意識が身近に向いていないのでは・・・
返信する
美意識 (夜噺骨董談義)
2011-04-04 05:59:26
身近? なるほど美人ぞろいで・・
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。