今回は腕の組み立てです。旧1/100ガンダムエクシアの記事を合わせてお読みいただければ、MGが旧キットからどれだけ進化したかが分かりやすいと思います。
右腕を構成するパーツ群です。旧1/100キットは現在のレベルで見ても出来の良いキットだと思います。それだけに、MG化のハードルは非常に高かったのではないかと想像できます。旧キットの腕に比べ、極端にパーツ数が増えたわけではありませんが、可動部の数・可動範囲・色分け・質感など、大幅に性能向上しています。
組み立て途中のひじ関節と前腕のフレームです。旧キットもひじ関節は二重関節で、可動範囲はかなり広かったのですが、MGでは見栄えがさらに良くなるように工夫されています。
MGクラスのキットでは恒例となっている連動可動も健在です。ひじ関節の動きに連動してスライド可動する板状のパーツが備えられています。また、上腕への接続軸の径が太くなり、強度が向上しています。
連動可動する板の動きを確認しているところです。どう動いているのか、写真をよく見てくださいね。
組み立て途中の前腕です。ひじ近くにあるGNコンデンサーは「ホイルシール→無色透明の凸レンズパーツ→裏面に文字が入った緑色の透明カバー」の3層構造になっています。
組み立て時にホログラムパーツのGNコードを挟み込むのを忘れないよう、注意が必要です。
写真左:3層構造により表現されるGNコンデンサーは、従来のキットに比べ格段に精密さと質感が向上しています。無色透明の凸レンズパーツのおかげで、パーツの実際の厚み以上の奥行きが感じられます。
1/60キットでも色分けされていなかった前腕外側のグレー色の部分(GNバルカンが内蔵されている部分)も、今回初めて色分けされました。
写真右:半透明のホログラムパーツにより再現されているGNコード越しに、ひじの可動に連動する板状パーツがスライドする様子を見ることができます。
写真左:上腕は、外側のふくらんだ部分(人間でいうと肩の「三角筋」の部分)が別パーツになったため、合わせ目を消す手間が減りました。
可動部に使用されるポリキャップは可動軸の径が太いので、保持力が向上しています。
写真右:手指は最近のMGクラスのキットでは標準的な構造のものです。
ひじの可動範囲は旧1/100キットに比べ、わずかですが広くなったような気がします。装甲が干渉するため180度までは曲がりませんが、ほぼ人間並みに曲がります。
右肩の装甲を構成するパーツ群です。
肩の装甲は最近のMGクラスのガンダム系MSキットではおなじみの2重構造です。上腕から肩につながるGNコードは、肩装甲内側のパーツに直接挟み込むようになっています。コードを挟み込むのを忘れないように気をつけましょう。
肩装甲の後ろに付くGNビームサーベル接続部は可動式です。そのため、接続部の板状はめ込みピンを破損する危険性が減りました。
ここで、完成した両腕を胸部に取り付けて…と思ったのですが、上腕側の肩関節ポリキャップのはめ込みが固く、一度はめ込むと取り外しにくいような気がしたので、予定を変更しました。エクシアリペアの左肩マントの組み立てに進みます。
マントを構成するのはこれら3個のパーツです。マントといえば、1/100ガンダムサンドロックカスタムで採用された不織布やMGクロスボーンガンダムで採用された合成繊維の布など、これまでは実際の布が使用されていました。
今回のマントはプラスチック成形品です。スケール感や、しわの寄り方の格好良さを考えると、プラスチック製というのは正解だと思います。
マントに使用されている素材は、たぶん「アサフレックス樹脂」だと思います。アサフレックスなら接着や塗装ができる軟質樹脂ですので、加工するときも安心ですねぇ。
胸側の肩関節軸にマント取り付け用のジョイントを取り付けます。
大きい方のマントを取り付けます。
次に、小さい方のマントを取り付けます。これでマントの完成です。
マントを取り付けた状態を3方向から撮影しました。マントの取り付け部はボールジョイントになっていますので、ある程度なら動かせます。
マントを取り外し、左腕を取り付けた状態です。旧1/100キットよりも手が小型化されたため、腕がやや長い印象の旧キットよりもバランスが良くなっていると思います。
後ろから。前々回、我慢しきれずにGNドライヴを搭載してしまいましたが、説明書の組み立て手順に合わせるため、元の状態に戻しました(笑)。
前回の記事にもいろいろな国の読者の皆様から、たくさんのコメントをいただきました(スペイン語のコメントをいただいたのは今回が初めてです!)。誠にありがとうございます!
いただいた質問の件ですが…
*猫味噌さん:首は胸部フレームに固定されていますが、ヘルメットの頬ダクト付近が襟元のクラビカルアンテナ基部に干渉すること以外はあまり不便に感じることはありません。
*エクシア好きさん:メッキパーツのゲート部分の切り口は、黒っぽい色です。
*Mr.******:The kit that I am assembling is a sample offered for the model shop that joins the pro shop system of Bandai. This sample is the one offered for the sales promotion at the release date.
*みかんさん:胸のレンズ部をリング状に発光…の件ですが、キットの胸部フレームはレンズの文字部分をピンポイントで光らせるように設計されています。改造は不可能ではないかもしれませんが、フレームの一部をノコギリで切るなどの加工が必要になってきそうです。
*黒羽夜猫さん、いつも当ブログの記事を翻訳してくださり、誠にありがとうございます! 黒羽夜猫さんが翻訳してくださった記事と、中国の皆様の模型掲示板を拝見しました。私は中国語を読むのに自動翻訳サイトを使っているため、完全に皆様のコメントを読むことはできませんが、皆様がキットの発売を心待ちにされていることを感じ、とてもうれしく思いました。
黒羽夜猫さん、記事の翻訳は大変な作業だと思います。しかも早い!(まさに神速ですね♪)。本当にありがとうございます! サンプルレポートはまだあと数回続く予定ですが、今後もよろしくお願いします。m(- -)m
cpさん、Danny Rongさん、ご質問くださりありがとうございます! 私は中国語を読むのに自動翻訳サイトを使っているのですが、いただいたコメントを翻訳したところ、残念ながら「文字化け」を起こしてしまい、読むことができませんでした。お返事できなくてごめんなさい。
右腕を構成するパーツ群です。旧1/100キットは現在のレベルで見ても出来の良いキットだと思います。それだけに、MG化のハードルは非常に高かったのではないかと想像できます。旧キットの腕に比べ、極端にパーツ数が増えたわけではありませんが、可動部の数・可動範囲・色分け・質感など、大幅に性能向上しています。
組み立て途中のひじ関節と前腕のフレームです。旧キットもひじ関節は二重関節で、可動範囲はかなり広かったのですが、MGでは見栄えがさらに良くなるように工夫されています。
MGクラスのキットでは恒例となっている連動可動も健在です。ひじ関節の動きに連動してスライド可動する板状のパーツが備えられています。また、上腕への接続軸の径が太くなり、強度が向上しています。
連動可動する板の動きを確認しているところです。どう動いているのか、写真をよく見てくださいね。
組み立て途中の前腕です。ひじ近くにあるGNコンデンサーは「ホイルシール→無色透明の凸レンズパーツ→裏面に文字が入った緑色の透明カバー」の3層構造になっています。
組み立て時にホログラムパーツのGNコードを挟み込むのを忘れないよう、注意が必要です。
写真左:3層構造により表現されるGNコンデンサーは、従来のキットに比べ格段に精密さと質感が向上しています。無色透明の凸レンズパーツのおかげで、パーツの実際の厚み以上の奥行きが感じられます。
1/60キットでも色分けされていなかった前腕外側のグレー色の部分(GNバルカンが内蔵されている部分)も、今回初めて色分けされました。
写真右:半透明のホログラムパーツにより再現されているGNコード越しに、ひじの可動に連動する板状パーツがスライドする様子を見ることができます。
写真左:上腕は、外側のふくらんだ部分(人間でいうと肩の「三角筋」の部分)が別パーツになったため、合わせ目を消す手間が減りました。
可動部に使用されるポリキャップは可動軸の径が太いので、保持力が向上しています。
写真右:手指は最近のMGクラスのキットでは標準的な構造のものです。
ひじの可動範囲は旧1/100キットに比べ、わずかですが広くなったような気がします。装甲が干渉するため180度までは曲がりませんが、ほぼ人間並みに曲がります。
右肩の装甲を構成するパーツ群です。
肩の装甲は最近のMGクラスのガンダム系MSキットではおなじみの2重構造です。上腕から肩につながるGNコードは、肩装甲内側のパーツに直接挟み込むようになっています。コードを挟み込むのを忘れないように気をつけましょう。
肩装甲の後ろに付くGNビームサーベル接続部は可動式です。そのため、接続部の板状はめ込みピンを破損する危険性が減りました。
ここで、完成した両腕を胸部に取り付けて…と思ったのですが、上腕側の肩関節ポリキャップのはめ込みが固く、一度はめ込むと取り外しにくいような気がしたので、予定を変更しました。エクシアリペアの左肩マントの組み立てに進みます。
マントを構成するのはこれら3個のパーツです。マントといえば、1/100ガンダムサンドロックカスタムで採用された不織布やMGクロスボーンガンダムで採用された合成繊維の布など、これまでは実際の布が使用されていました。
今回のマントはプラスチック成形品です。スケール感や、しわの寄り方の格好良さを考えると、プラスチック製というのは正解だと思います。
マントに使用されている素材は、たぶん「アサフレックス樹脂」だと思います。アサフレックスなら接着や塗装ができる軟質樹脂ですので、加工するときも安心ですねぇ。
胸側の肩関節軸にマント取り付け用のジョイントを取り付けます。
大きい方のマントを取り付けます。
次に、小さい方のマントを取り付けます。これでマントの完成です。
マントを取り付けた状態を3方向から撮影しました。マントの取り付け部はボールジョイントになっていますので、ある程度なら動かせます。
マントを取り外し、左腕を取り付けた状態です。旧1/100キットよりも手が小型化されたため、腕がやや長い印象の旧キットよりもバランスが良くなっていると思います。
後ろから。前々回、我慢しきれずにGNドライヴを搭載してしまいましたが、説明書の組み立て手順に合わせるため、元の状態に戻しました(笑)。
前回の記事にもいろいろな国の読者の皆様から、たくさんのコメントをいただきました(スペイン語のコメントをいただいたのは今回が初めてです!)。誠にありがとうございます!
いただいた質問の件ですが…
*猫味噌さん:首は胸部フレームに固定されていますが、ヘルメットの頬ダクト付近が襟元のクラビカルアンテナ基部に干渉すること以外はあまり不便に感じることはありません。
*エクシア好きさん:メッキパーツのゲート部分の切り口は、黒っぽい色です。
*Mr.******:The kit that I am assembling is a sample offered for the model shop that joins the pro shop system of Bandai. This sample is the one offered for the sales promotion at the release date.
*みかんさん:胸のレンズ部をリング状に発光…の件ですが、キットの胸部フレームはレンズの文字部分をピンポイントで光らせるように設計されています。改造は不可能ではないかもしれませんが、フレームの一部をノコギリで切るなどの加工が必要になってきそうです。
*黒羽夜猫さん、いつも当ブログの記事を翻訳してくださり、誠にありがとうございます! 黒羽夜猫さんが翻訳してくださった記事と、中国の皆様の模型掲示板を拝見しました。私は中国語を読むのに自動翻訳サイトを使っているため、完全に皆様のコメントを読むことはできませんが、皆様がキットの発売を心待ちにされていることを感じ、とてもうれしく思いました。
黒羽夜猫さん、記事の翻訳は大変な作業だと思います。しかも早い!(まさに神速ですね♪)。本当にありがとうございます! サンプルレポートはまだあと数回続く予定ですが、今後もよろしくお願いします。m(- -)m
cpさん、Danny Rongさん、ご質問くださりありがとうございます! 私は中国語を読むのに自動翻訳サイトを使っているのですが、いただいたコメントを翻訳したところ、残念ながら「文字化け」を起こしてしまい、読むことができませんでした。お返事できなくてごめんなさい。
模型誌で台湾は良く見るのですが、スペインに模型が浸透してるとは思いませんでした。
日本製で、しかも輸入してるとなるとかなり高価だとは思います。
それでも人気があるという事は、それくらいガンプラが評価されてるんですね♪
作例ではティッシュや布を使ってましたが硬質なマントも良いですね。
フレーム状態で飾ることは無いからいいんだけどねw
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秘密工場グァンリジャニムのおかげで、製品のご不明な点
もたくさん知ることとなりました
韓国では、これからも応援します。 !
個々の部分の密度が凄いのであんまり派手にいじると大変そうですね(^_^;)
まぁ、パチ組でもほとんど問題無さそうですが…
そういう意味でもかめっちさんがどう仕上げるのか、参考にするとともに期待しています。頑張ってください(^-^)
バリエの件は、アンダーゲート→メッキの流れからトランザムVerしか思い浮かびません(^_^;)
R2はある意味、MGエクシアの見所をスポイルしちゃうんで(ケーブル下のフレームの連動とか)どうかな?っていうのが個人的意見です(^_^;)
長々とすいません。
でわでわm(_ _)m
2枚分かれているのはいいです。
管理人さん、MGガンダムエクシアの塗装ガイドの写真を出していただけないでしょうか。
お願いします。