祝辞
卒業生の皆さん、ならびに保護者の皆様、本日はご卒業おめでとうございます。
また、ご来賓の皆様にはご多忙のところ、ご臨席を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年は10周年を終え、
皆さんは11年目と新たに幕を明けた大平台小の最初の卒業生となります。
この11年目は波乱のスタートになりましたね。
絶対あるはずの給食が配食されないという、
4月から夏休みまでの、約4か月間は、業者のお弁当での対応となりました。
6年生最後の年に、給食の替わりに、業者のお弁当を食べたという経験。
今となっては、みなさんにとっても、保護者の皆さまにとっても大きな思い出になったことでしょう。
子供は、親を助けるために、天国からハァハァ走ってくれた天使だと言われています。
その小さな小さな子供が、大きなランドセルを背負い、通いはじめた小学校。
大丈夫かしらと心配した1年生の頃。
10歳の接目を祝う1/2成人式では、多くの夢を語ってくれました。
本当に大きくなったんだなあと、目頭が熱くなった保護者の皆さまも多かったと思います。
楽しいこと、うれしいこと、大変なこともあったでしょう。
いろんな人との出会いもあり、
ここまで身体も心も大きく成長してくれました。
親も子供に助けられ、成長してきました。
本日こうして、6年間通ったこの大平台小学校を卒業する日を迎えることができました。
卒業生の皆さん、
さあ、いよいよ4月から中学校生活のスタートですね。
勉強や部活、今までとは違う環境での生活に、期待と不安で胸がいっぱいのことでしょう。
いろんな考えの人との出会い、出来事があります。素敵な出会いも待っていると思います。
みなさんは、本当にすばらしい子供たちです。
自分をいっぱい褒め、自分のことをいっぱい、いっぱい、認めてください。
困ったことがあったときには、自分の気持ちを言葉に出して、まわりに伝えてください。
上手く行きますよ。
そして、大平台小学校で学んだことをばねにして、夢のある未来へ羽ばたいてください。
卒業生の皆さん、少し後ろを振り返って下さい。
12年間あなたたちを育ててくれた、おうちの方々がみえますか?
あなたたちは、自分で保護者の方を選んで、この世に、この場所に、生まれてきています。
今までずっと、あなたたちを見守り続けてくれた保護者の方々。
時には口うるさく、あれこれ、言われてきたかもしれませんが、
それも、皆さんのことが大切だからこそです。
これから、社会に出ると、いろんなことがあります。
楽しいこと、うれしいことはもちろん、いやなこと、たいへんなことも待ち受けています。
そんな時、ずっと、あなたたちを見守ってくれるのは、
今、あなたたちに瞳(め)に移った、保護者の方々です。
中学生にもなると、親には話をしたくないと感じてしまうことがあるかもしれません。
でも、たくさん、たくさん、話をしてください。
最後まで私たち親はあなたたちの味方です。
いつまでも、ずっとずっと後ろから見守っています。
保護者の皆さま、
6年間、PTA活動にご理解、ご協力を頂きまして、まことにありがとうございました。
最後になりましたが、校長先生をはじめ教職員の皆様、
これまで子どもたちを温かくご指導いただき、ありがとうございました。
子供たちが入学してから関わって頂いた多くの先生方の
優しく、時に厳しいご指導があったからこそ、
子どもたちはこうして立派に卒業の日を迎えることができました。
大人になっても、この大平台小学校での先生方との出会いは、
子供たちの記憶に残る事でしょう。
これからも、子供たちのことを温かく見守っていただきますようお願いします。
最後に、大平台小学校の、今後の一層のご発展と、ご臨席の皆様のご健勝と、
ご活躍をお祈りいたしまして、私のお祝いの挨拶とさせていただきます。
平成28年3月18日
浜松市立大平台小学校PTA会長
殿柿 美恵
卒業式後の子供たちからのサプライズの言葉にうるっと
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中学生に向かって飛び立つ