北陸の飲食店コンサルタント office kobe

飲食店経営に強い中小企業診断士のブログ

絶対的エースをつくる

2011年04月15日 | 飲食店経営のヒント

いろいろなケースがありますが、地方の飲食店が安定して集客するには「○○ならこの店!」というメニューが必要だと思います。

絶対的エースをつくるのはとても難しいが、ひと昔前に比べるとチャンスは増えていると思います。

例えば、昔ならば「ラーメンならこの店!」という評判が必要だったが、今は「あっさり系の醤油ラーメンならこの店!」というように、ラーメンというジャンルにも複数のエース枠があります。

また、「ラーメン+餃子ならこの店!」「ラーメン+チャーハンならこの店!」といった組み合わせによるエース枠もあります。

さらに、「カレーラーメンならこの店!」「カルボナーラ風ラーメンならこの店!」といった独自性のあるエース枠もあります。

他店では真似できないこと、見込客が想定できることが条件となりますが、小さなお店にもチャンスはあると思います。


将来のお客さん

2011年04月15日 | 飲食店経営のヒント

①今すぐ100万円もらえるのと、②3年後に100万円もらえるのとでは、どちらを選ぶでしょうか?

①の場合にはすぐに銀行に預ければ利息がつくので、3年後には3年間の利息分だけ②よりもお得だとよく言われます。

では、①年間売上100万円のお客さんと②3年後に年間売上100万円が見込めるお客さんではどちらに注力すべきでしょうか?

A ①だけに注力する

B ①と②を8:2の配分で注力する

C ①と②を2:8の配分で注力する

D 得意な分野のお客さんに注力する

状況により異なるとは思いますが、Dのような考え方も必要だと最近思います。


お花見へ

2011年04月15日 | 日々のできごと

仕事の合間に兼六園へ行ってきました。

平日ながら大勢の人がお花見を楽しんでいました。

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先月の外国人観光客が減少していることがニュースで伝えられていましたが、それでも、アジア系の観光客の方や地元企業が外国の取引先を連れて兼六園を案内する姿が見られました。

ここ数年は兼六園を訪れる外国人客が増加傾向にあっただけに、旅館、ホテル、飲食店にとっては厳しい状況になりました。

時間をかけながら、企業間や行政と連携して正確な情報の発信を行うことが必要だと思います。


仲介業者のお客さん

2011年04月13日 | 日々の考えごと

先日、不動産屋さんを数軒まわることがありました。

普段はあまり接点のない業界なのでいろいろと勉強になりました。

さて、物件を紹介する「仲介」がメインの不動産屋さんにとってのお客さんって誰なのだろうか?

入居者希望者だけがお客さんなのか?

家主さんもお客さんでは?

このあたりが仲介の難しいところだと思います。

M&Aの仲介や結婚相談所と似ていて、お客さんとお客さんの間に入って、双方の要望をマッチングするのは難しい…

良い物件はほっといても入居者が決まるから、入居者が決まらない物件をいかにして埋めていくかを考える不動産屋さんも多いように感じます。

妥協せずにある程度粘り強く探すしかないのだろうが、それでは何のための仲介なのかわかりません。

いっそのことオークション形式で探せればいいのにと思ったら、どうも10年ほど前からそのような取り組みもあるようです。

変化にしくい業界だと思うが、少しずつ変わっていくことを期待したいと思います。