北陸の飲食店コンサルタント office kobe

飲食店経営に強い中小企業診断士のブログ

虫歯治療

2010年08月31日 | 飲食店経営のヒント

恥ずかしながら、人生初の虫歯治療のために歯医者さんへ。

虫歯があることはわかっていましたが、痛みがひどくなるまではなかなか…

治療を受けながら、会社もお金が回らなくなって、初めていろいろとバタバタするパターンが多いと感じました。

虫歯の痛みと同じで、会社の資金繰り難はあくまでも表面化した中小企業の悩みの1つでしかなく、そうなる前には必ず前兆があり、表面的な原因、根本的な原因が存在するはずです。

痛み止めと似ていて、一時的な資金調達や金融機関の条件変更はいずれ効果がなくなります。

どこまで虫歯が進行しているのかを把握してから、治療方法を決定するように、会社も資金繰り難の原因を突き止めてから、動き出す必要があるのではないでしょうか。

表面を削るだけでいいのか、麻酔をして少し深めに削るのか、神経まで抜いてしまうのか、最悪の場合は、抜歯してから、差し歯にしなくてはいけません…

偉そうにこんなことを書いていますが、しっかりと神経まで抜かれたデビュー戦でした。


インビジブルファミリー(見えざる家族)

2010年08月22日 | 日々の考えごと

今日は「インビジブルファミリー」という聞きなれない言葉についてです。

同居はしないものの、気軽に行き来できる距離に住み、ゆるやかにつながりながら経済的にも精神的にも支えあう新しい家族の形のことらしいです。

段階ジュニア世代の独立、出生率の低下、女性の就業率の増加などで都市部で増加傾向にあるといいいます。

そして、このことが住宅リフォームや外食などの消費を押し上げるのではないかと期待されているそうです。

確かに私の住む金沢でも関係がありそうだと感じました。

金沢に住む両親と独立した息子夫婦が、内灘、津幡、野々市などに住むケースをよく耳にします。

確かに車で30分程度の移動であり、両親にとっては安心感があり、息子夫婦にとっては何かと頼みごとをしやすいのだと思います。

さて金沢では、60代親夫婦と30代息子夫婦が一緒に食事を楽しめるという飲食店があまり多く見つからないような気がします。

さらに息子夫婦に子供がいれば、親子3代で楽しめる飲食店を探すのは意外と大変かもしれません。

もし、あなたのお店がそのような場面に対応できるとすれば、1つのターゲットに加えてみるべきだと思います。


消去法で導く経営戦略

2010年08月20日 | 日々の考えごと

中小企業では、ヒト、モノ、カネのいわゆる経営資源に限りがあり、新事業展開や事業転換を検討する際には、議論が十分でないと結局何でもできるから、流行モノに手を出そうとするパターンがよくみられます。

中小企業は大企業と比較すると、しがらみも少なく、意思決定もスピーディなために、ある意味では自由に何でもできるが、「スタートすることができる」と「事業化(つまり採算がとれる)できる」では、大きく意味が異なります。

できることや潜在的な強みは意外と見えにくいのかもしれません。

できないことややりたくないことをあげていくような消去法を上手に活用しながら、自社の強みや事業価値を浮き彫りにしていくのも1つの方法ではないかと感じています。


石川県民はお弁当は買わない?

2010年08月18日 | 日々の考えごと

ある統計では都道府県別の1人あたりのお弁当購入額が最も低いのが石川県だそうだです。

どのような理由があるのでしょうか?

単身男性世帯が少ないのでしょうか?

奥さんがお弁当を作ってくれる割合が高いのでしょうか?

男性のお小遣い額が高く、昼の外食率が高いのでしょうか?

明確な答えはわかりませんが、このように仮説をたてることは中小企業経営にも役立つと思います。

仮説と検証という言い方はよく耳にしますが、現実的には中小企業が自前で検証までを完璧にこなすことは難しいと思います。

まずは、第三者の情報から仮説をたててみると何か新しい発見があるような気がします。


お客さんに躊躇させないために

2010年08月09日 | 飲食店経営のヒント

先日、久しぶりにマクドナルドを利用しましたが、相変わらずおいしいです。

私は店内で食べたのだが、立地にもよるが、ドライブスルーの利用者の多いことに興味を持ちました。

私も車で走りながらマクドナルドの看板を見つけると、つい食べたくなってドライブスルーを利用しようかなと迷うのですが、そのときにいつも躊躇するのは、袋や紙コップ、包装紙などのゴミが大量に出るからです。

こんなことを気にするのはわたしだけかもしれませんが…

マクドナルドは待ち時間を短縮するために、会計と商品引き渡しを別にするなどの取り組みをしており、そんなマクドナルドのことだから、そのうちびっくりするような解決策をみせてくれると期待しています。

せっかくお店に興味を持ってもらったのに、駐車場がわかりにくかったり、お店が暗かったりというように、最後の最後でお客さんに躊躇させないように注意すべきだと感じました。