北陸の飲食店コンサルタント office kobe

飲食店経営に強い中小企業診断士のブログ

仕事納め

2010年12月30日 | 日々のできごと

今日は12月30日です。

仕事半分、勉強半分、掃除できずの1日となりました。

最近は空いた時間を利用して、来年度の戦略、戦術、数値目標を作成していたのですが、ようやく固まりつつあります。

個人事業にそんなの必要?と思われるかもしれませんが、半分は自己満足、半分は本気といった感じです。

さて、今年途中からこのブログも内容はともかく継続できて良かったと思います。

ブログは日記あるいは自分の考えをまとめるツールと思うことで意外と気軽に書くことができました。

来年はもう少しこのブログも進化させることができるよう頑張りたいと思います。

それでは、みなさんも良いお年を。


客単価アップ策には注意を

2010年12月30日 | 飲食店経営のヒント

先日利用した飲食店での出来事です。

そのお店は一般的なファミレスよりもワンランク上という印象のお店で、1,500円と2,500円のコースが主力のようでした。

お店の人がメニューを説明してくれるのですが、「1,500円のコースはスープやデザートがつかない残念なコース、2,500円のコースはスープやデザートもつくお得なコースです」と…

私は「残念なコース」という説明に違和感を感じました。

客単価を上げたいというお店側の意図は理解できるが、あからさま過ぎませんか?

また、一般的には1,500円と2,500円では価格差が大きく、なかなか2,500円コースには誘導しにくいし、加えてファミレスよりもワンランク上という業態において、2,500円という価格は少々高いようにも思います。

おそらく客単価1,700円~1,800円のお店だと思うので、上手に2,000円コースを導入し、客単価アップを図ることが得策だと感じました。


値ごろ感

2010年12月29日 | 飲食店経営のヒント

突然ですが、ラーメン・餃子・ミニチャーハンが目の前に並んでいた場合に、あなたがお客さんの立場ならいくら払いますか?

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あくまでも予測ですが、100人に聞いたとすれば、最安値は680円、最高値は980円、平均は850円ぐらいではないでしょうか。

何が言いたいかというと、お客さんはこの場合、680円~980円という価格の幅の中で、この商品の良し悪しを判断しているということです。

仮にこの商品が1280円であれば、どんなに美味しくてもそのお店は集客に苦戦するでしょう。

美味しいからといって必ず高く売れるとは限りません。

仮にこの価格の幅の外で勝負するのであれば、よほどのブランド力があるか、奇策が必要だと思います。

お客さんが想定する価格の幅の中で、最大限に価値を高めることが安定した集客につながると考えます。


そろそろ1年の終わりですが…

2010年12月18日 | 日々のできごと

数年前から手帳を買い替えた時には、その年の目標を表紙の裏に書くことにしています。

先月、手帳を買い替えた時に今年の目標を見ながら、達成度合いを振り返ってみました。

うーん…今年は7割くらいは達成できたかなと思います。

さて、今年も残り2週間あまり、新しい手帳にはどのような目標を書くのか?

来年こそは…なんて言ってられません。

毎年が勝負の年だと感じる緊張感を忘れないでやっていきたいと思います。


共同購入クーポン

2010年12月17日 | 飲食店経営のヒント

グルーポンとかポンパレードなどの共同購入クーポンが注目されています。

金沢でもこのような販売促進に取り組む飲食店が増えています。

私なりの解釈だが、この共同購入クーポンは「お試し価格でどうぞ」ということだと捉えています。

だから、お試しの後をはっきり連想させる必要があります。

飲食店は料理や時間帯が同じでも、一緒に行く相手によって予算が上下することがあります。

例えば、ビジネスマンのランチ、デートで使うランチ、お客さんとの接待ランチでは、同じお店を利用したとしても予算は異なるはずです。

お店側からすれば、これまでのフリーペーパー等の販売促進と比較すると、全てを予約対応できるために、食材や人員を過剰に抱える必要がなく、ロスを抑えることができる利点はありますが、重要なのはお試しで利用した後に、どのようなシーンなら通常価格で販売できるかを考えることだと思います。

このように考えると、意外と即効性の低い販促媒体のようにも感じます。