ブリガム・ヤング大学のイスラム文化への取り組み (2)
1 米国国立中東言語センター (National Middle East Language
Resource Center) の本部がBYUに置かれる。2002年、米教育
省が中東言語専門家連合の拠点として選んだものである。35万ド
ルの初回補助金を投じて、東部の諸大学を含む20大学の一級の
中東言語専門家を組織調整する役割が与えられた。BYUのアラ
ビア語準教授カーク・ベルナップがセンター長に就任。
http://www.nmelrc.org
アラビア語圏に伝道はなされておらず流暢にアラビア語を話す帰
還宣教師がいるわけではないが、語学教育で注目されており、中
東の分野でも充実しているBYUが選ばれたものと思われる。
2 ブリガム・ヤング大学紀要 (Brigham Young University
Study) 2001 40:4イスラム特集号 ジェームズ・A・トロント特
別編集、論文15件、書評4件
3 1994, 1995年の2年にわたってBYUのブルース・A・チャド
ウィック社会学教授はじめ5人のチームがパレスチナの西岸地区
とガザで社会学的な調査を行っていた。7千軒の家族に調査票を
配りほぼ90%の回収を得て、面接調査とも合わせ分析し、ブリガ
ムヤング紀要(BYU Studies)イスラム特集号(2001年)に掲載し
ている。147-168ページ。
Bruce A. Chadwick, Camille Fronk, Ray Huntington, Tim B.
Heaton, and Brian K. Barber, “Tradition amid Social
Upheaval: The Palestinian Muslim Family,” BYU Studies
2001, A Special Issue on Islam.(3の項 5/11/09追記)
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