カフェオレ色の午後

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野良猫の出産立会い 2

2008-10-09 09:02:02 | 実家の猫たち
                 ▲3匹目で逆子だったキィちゃん


私は感動で涙がこみ上げてきました。


びっこちゃんはへその緒を咬み切り、胎盤を食べ
子猫もすぐに動き始めました。

全身を舐めてやるとやがて産毛が乾きフワフワに。
あまりの可愛さにしばらく見惚れていると次の陣痛がきました。


何度も大きくいきむびっこちゃん。
でも見えてきたのは頭ではなくおしりと後ろ足、逆子でした。

1匹目のようにびっこちゃんがいきんでもなかなか出てきません。
やっと体は出てきたのですが、
首がひっかかって頭が出ないのです。

このままでは子猫が窒息しないのかしら・・・?
不安になった私はびっこちゃんがいきむのと同時に
出かかっている子猫を少し引っ張ってみました。

でも痛がるびっこちゃん。
「ガンバレびっこちゃん」励ましながらもう一度。

だけど子猫をあまり強くは握れないし・・・
私は不安と感動がゴチャ混ぜになって、もう泣きながら必死でした。


母は強しです。
逆子で1匹目よりも大きい2匹目が産まれ
3匹目も逆子でしたが、ほぼ40分間隔で全部で5匹産まれました。

胎盤は食べ過ぎると良くないと読んだ事があったので
3匹目からはびっこちゃんが食べないように処理してやりました。


子猫に触りたいけどびっこちゃん怒らないかな・・・

そんな心配は無用でした。
子猫を触っても抱き上げてもびっこちゃんの様子は全く変わりません。

むしろ、不慣れな産婆さんだったにも関わらず
びっこちゃんは私に感謝してるかのような素振りさえ。


朝から準備した箱が、事務所の中で役に立ちました。
動き回る子猫がソファから落ちないよう箱に移してやると
今度はびっこちゃんも箱の中へ。

夕方帰る時、そのまま親子を中に入れておいてやろうと思い

「びっこちゃん、もう閉めて帰るから今のうちにトイレしてくれば?」

ドアを開けて私がそう言うと、
ちゃんと駐車場の隅の草むらへ行ってトイレを済ませ
3本足でピョコンピョコン歩いて戻って来るびっこちゃん。

こんなに心を通じ合わせた野良猫は初めて。
あの時の子猫は11歳になりました。



          ▼この頭がなかなか出なかったミィちゃん