先週、神津島に行ってまいりました。
調べてみたら、2010年の6月に初めて伺い、そのときのことをブログに書いていました。
その後2012年の10月に二度目、今回は三回目です。
「そんなに度々何をしに?」と聞かれそうですね。
1回目は呼んでくださった「潮彩の会」(障害児・者の育成会)のメンバーを中心に、NPO立ち上げなどの相談。
2回目は、認知症サポーター養成講座。
今回は、「在宅介護について話をしてほしい」との依頼でした。
返事がよいのが取りえ?のわたくし、二つ返事で引き受けたものの…。
大都市圏のベッドタウンなら(前回ブログの宮代町みたいに)えんを例に挙げることもできます。
しかし、人口2千人を切った離島ではそんな手法は使えない。
珍しく悩みました。
そこで、基本的な介護保険情報を伝えた上で、ワークショップ形式の参加型ですすめることにしました。
神津島の在宅介護を島民が考える形です。
副村長さん、福祉課長さん、特養ホームの施設長さんも参加してくださったので、予算のことは考えないことを前提に。
さいわい、最初のうちは「よくわからない」と言ってた人も、終わりに近づくと熱く島の在宅介護について語り合っていました。
最後には、それぞれのグループが短い時間でしっかり話し合った結果を発表してくれ、ホッとしました。
今度のことをきっかけに、神津島のこと、いろいろ調べてみました。
島の在宅介護を考えるのですから、最低限の情報は頭にいれなければなりません。
人口、高齢化率、介護保険情報、その他島の基本情報…。
調べてみると、なかなか面白い。
出生率は数年前全国2位になったほど高く、子ども3人4人の家庭は珍しくない。
保育所待機者はゼロという子育て環境は、とてもうらやましい。
肝心の介護問題では、高齢化率は27%とさほど高くはないが、施設入所者の比率が高い。離島という条件ゆえか。
訪問介護の利用が少なく、訪問看護などの医療系サービスはない。
この人口で医療系サービス事業所を開設するのは難しいけど、診療所や特養ホームの看護師さんが訪問するようなことはできないだろうか。
在宅介護を続けるためには、小規模多機能型介護なんかが良いのだけど、高齢者だけでなく障害者も受け入れるような形はとれないだろうか。
できることなら、離島型のモデル事業で。
よそ者の気楽さで、データをみているといろんな案が浮かびます。
だけど実際に、この島で何かしていくのはホントにたいへんだろうと思います。
みんなが顔見知りという中で、人間関係のしがらみもいろいろあることでしょう。
そんな中で、行くたびに新しい何かを始めている「潮彩の会」ってスゴイ!
今回は元民宿を借りてカフェをオープン、ランチメニューまである!
ここで働く人のために障がい者の就労支援制度を利用し、障がい児の通学のために支援員も始めました。
なかなかできることではありません。
福祉課長さんに「潮彩の会は、本当にありがたい存在ですね」と話しかけたら、深くうなずいてくださいました。
彼女たちなら、これからも粘り強く活動を続けていくことでしょう。
わたしは、遠くにいる親戚のおばさんみたいに、この島のことを気にかけていきます。
何にもできないけど。
調べてみたら、2010年の6月に初めて伺い、そのときのことをブログに書いていました。
その後2012年の10月に二度目、今回は三回目です。
「そんなに度々何をしに?」と聞かれそうですね。
1回目は呼んでくださった「潮彩の会」(障害児・者の育成会)のメンバーを中心に、NPO立ち上げなどの相談。
2回目は、認知症サポーター養成講座。
今回は、「在宅介護について話をしてほしい」との依頼でした。
返事がよいのが取りえ?のわたくし、二つ返事で引き受けたものの…。
大都市圏のベッドタウンなら(前回ブログの宮代町みたいに)えんを例に挙げることもできます。
しかし、人口2千人を切った離島ではそんな手法は使えない。
珍しく悩みました。
そこで、基本的な介護保険情報を伝えた上で、ワークショップ形式の参加型ですすめることにしました。
神津島の在宅介護を島民が考える形です。
副村長さん、福祉課長さん、特養ホームの施設長さんも参加してくださったので、予算のことは考えないことを前提に。
さいわい、最初のうちは「よくわからない」と言ってた人も、終わりに近づくと熱く島の在宅介護について語り合っていました。
最後には、それぞれのグループが短い時間でしっかり話し合った結果を発表してくれ、ホッとしました。
今度のことをきっかけに、神津島のこと、いろいろ調べてみました。
島の在宅介護を考えるのですから、最低限の情報は頭にいれなければなりません。
人口、高齢化率、介護保険情報、その他島の基本情報…。
調べてみると、なかなか面白い。
出生率は数年前全国2位になったほど高く、子ども3人4人の家庭は珍しくない。
保育所待機者はゼロという子育て環境は、とてもうらやましい。
肝心の介護問題では、高齢化率は27%とさほど高くはないが、施設入所者の比率が高い。離島という条件ゆえか。
訪問介護の利用が少なく、訪問看護などの医療系サービスはない。
この人口で医療系サービス事業所を開設するのは難しいけど、診療所や特養ホームの看護師さんが訪問するようなことはできないだろうか。
在宅介護を続けるためには、小規模多機能型介護なんかが良いのだけど、高齢者だけでなく障害者も受け入れるような形はとれないだろうか。
できることなら、離島型のモデル事業で。
よそ者の気楽さで、データをみているといろんな案が浮かびます。
だけど実際に、この島で何かしていくのはホントにたいへんだろうと思います。
みんなが顔見知りという中で、人間関係のしがらみもいろいろあることでしょう。
そんな中で、行くたびに新しい何かを始めている「潮彩の会」ってスゴイ!
今回は元民宿を借りてカフェをオープン、ランチメニューまである!
ここで働く人のために障がい者の就労支援制度を利用し、障がい児の通学のために支援員も始めました。
なかなかできることではありません。
福祉課長さんに「潮彩の会は、本当にありがたい存在ですね」と話しかけたら、深くうなずいてくださいました。
彼女たちなら、これからも粘り強く活動を続けていくことでしょう。
わたしは、遠くにいる親戚のおばさんみたいに、この島のことを気にかけていきます。
何にもできないけど。