
今回の行き先は日付から決定!
3月2日は第3回WBCの開幕戦。日本対ブラジル戦に夢中!試合開始前は大差で日本の勝利を予想していたが、田中、杉内、摂津という沢村賞ピッチャーが1点ずつをとられ、7回まで2-3でリードを許すハラハラ、いらいらさせられる展開が続いていた。8回に4番糸井にバントをさせる高校野球のような攻撃が実り、3点を取ってどうにか勝ったが、私は勿論、日本全国で観戦していたファンはどっと疲れただろう。それでも勝って良かった。負けていたら眠れなかったと思う・・・
※試合の詳細はyahooのWBCページを!
昨年1月のレポをチェックし、都民の森駐車場が開く8時に着く為には6時台に出発すれば十分であることは分かっていたが、当日は4:30に起床。都民の森に行く前にちょっと寄り道をしていこうって訳だ。
朝食を済ませ、出はイマイチだったが5:25頃には出発できた。運転のBGMは水道橋博士木曜Wanted、2月28日のテーマは「子供に見せたい映画」だった。特に「デジタル映像で見直すとチャップリンの目は笑っていないことがわかる」など、ディープな映画の見方を教えてもらったように思う。
20号から奥多摩街道を西へ。バックミラーに空が真っ赤に染まる様子が写っていたが、撮影したい気持ちを抑えて先へ進んだ。(当たり前)
武蔵五日市駅から檜原街道へ。分岐で右折し、払沢の滝(地図)へ。駐車場に先客が1台。滝を狙うカメさんか?
ここは昨年2月、弟のJUNに連れてきてもらって以来だ。あの時は滝の半分ほどが凍っており、幻想的な風景を見ることが出来たが、今回はどうだろうか・・・
公衆トイレで用を足してから車に戻り、車内で着ていたユニクロダウンの上に山用のウェアを着込み、ポケットには電池式の携帯カイロを入れて、ニット帽を被った。ディパックにデジイチとテルモスを入れ、三脚を担げば準備OK!
おっと、今日はマスクをしていこう。毎日の通勤時にはサンドラッグで買った50枚入りのモノを着けているが、今日は1枚で160円(?)の高級品を持ってきた。なにしろ今年の花粉は昨年夏が暑かった影響で、場所によっては7倍になるそうだ
6:36
丁度10分で到着。滝の音がはっきり聞こえる。凍っていた昨年とは全く違う滝のように思えた。でもまあ当たり前か、もう3月なのだから。
まずはコンデジでパチリ。駐車場の先客がいるかと思ったが、外れ。しばらくは貸し切りってことだ。
デジイチタイム!この付近は早朝は日陰になり、手持ち撮影が出来ないことは昨年の経験からわかっていた。今日は三脚を持ってきているので、シャッターをそこそこ開けておける訳だ。
少しずつ移動してアングルを変えながら撮影を楽しんだ。
30分ほど撮影を楽しみ、荷物を片付けている頃、首からカメラをかけた若い男性がやってきた。入れ替わるように車へと戻った。
今度はトイレの個室へ・・・既に書いたように今朝の出はイマイチだったんだよね~
再び檜原街道へ戻り、都民の森を目指した。ナビの標高計がどんどん上がっていく頃、路の両脇には雪が目立つようになってきたが、残念ながらスタッドレスが役立つことは無かった。
ふと前後に3台くらいが繋がって走っていることに気づいた。数分後、どの車も都民の森へ入っていった。何だ同じ目的だったか。先客は4,5台。晴れの日曜日なので、バス客も含め今日は賑わうだろう。
私が山の準備を始めている頃、ソロのベテランさん、壮年の男性二人組が出発していった。
日が差さない滝に居た2時間前と違い、この時間は既に太陽が燦々とふりそそいでいた。これでレポのタイトルは決まったぞ~
イヤホンでラジオを聴こうと思ったが、雑音がひどくて諦めた。この辺は電波が良くないらしい。
8:35 スタート!木の階段を登り、今日も滝コースを目指す。
おお~っといきなりこれか~。
昨晩都民の森HPを見て、「3月2日時点、登山道の状況について 登山道は踏み固められてアイスバーン状態になっています。登山をされる方は、アイゼンをお持ちになり十分気をつけて登山して下さい。」と書いてあるのはチェックしていた。
先月の大岳山のように少し標高を上げればアイスバーンもあるかと思っていたが、駐車場から5分の地点でこれとはおどろきだ。歩きやすいウッドチップの道が、この日はアイゼンなしでは歩けないほどカチカチになっていた。もっとも、大岳山の時と同様に日当たりの良いところではすっかり乾いていた。さらに数十m先は白くなっていたので、外さずに進んだ。
8:06東屋付近、8:10滝見橋到着。ここでアイゼンを外した。
滝見橋も貸し切りだ。先ほどの払沢の滝より700~800m程標が高い三頭大滝は結構凍っているが、昨年1月と違い乾いている部分も多かった。
デジイチタイム!
今度は三脚を担いできていないので、すべて手持ち。わずかに流れているところがあったが、そこを切り取ることも出来ず、イマイチ・・・
乾いた道を少し進むとトイレ付近から再びアイスバーンになっていた。用を足した後、再びアイゼンを装着。
ここで夫婦に抜かれた。彼らの足下は軽アイゼン(チェーンアイゼン)。う~ん、あれなら付けたり外したりしなくてイイのかな~
三頭沢を上るいつものコースへ。おお、氷柱だ!
登山道はこの通り。帽子に着けたサングラスで雪の照り返しを防いだ。
んん、息が苦しい。それにサングラスが曇る・・・久々のマスク登山だが、こんなにキツかったかな~
若者のカップルに抜かれた。彼らの足下はチェーンアイゼン。いわゆる「隣の芝生は青い」なのだろうが、あれなら早く歩けるだろう。う~ん
まあイイさ。のんびり行こう。ラジオが聴けないお陰で自分の足音や鳥の鳴き声が聞こえた。たまにはこういうのもアリだろう・・・
そこそこ登ってきたが、この付近は燦々と日が照りつけ、先を見てもすっかり乾いた道になっている。またアイゼンを外した。
んん、また向こうは凍ってるのか・・・再びアイゼンを履いた。さっきの穏やかな気分はどこへ行ったのか、結構ストレスだった。
10:49 ムシカリ峠。数分前にアイゼンを履いているときに抜いていったベテランさんが一服中だった。この先は木段登りだ。またまたアイゼンを外した。
降りてくるハイカー数人と出会う時間になった。たしかこの付近から富士が見えるはず・・・う~んよく分からない。今日は暖かいし、ダメかな~
マスクを着けているので息は苦しいし、それに足が重い。ここは雪が無いのにどうしたことだろう・・・
11:05 山頂(西峰)に到着。先客は7,8人という所か。足下は霜が溶けてグチャグチャ(T-T)
まずはお約束の3本指ピース♪
そしてデジイチタイム!辛うじて富士が見えていた。
数m移動して
今日はこれ以上期待してもダメだろう。今度は北側を撮影。
雲取ズーム
その右・鷹ノ巣など。望遠レンズで見る限りではそれほど雪は無さそうだが、どうかな~
富士に近い側のベンチは先客が居たので、こちら側でカップ麺タイム。足下の様子(T-T)
この下りはアイゼンが必要だろう。装着して11:50に下山開始
御堂峠から中央峰へ登るところでソロの女性ハイカーが降りてきた。彼女は私の足下を見て、「やっぱりカジタックスのヒモが良いわね~。私は軽アイゼンを履いてきたけど、ちょっと不安だったわ~」と声をかけた。「この8本爪しか持ってないんですよ。」と答えて分かれたが、先ほども書いたように「隣の芝生は青い」のだろうか。
このアイゼンは数年前、新宿のコージツで買ったのだが、それまでメーカーなど気にしたことなどなかった。良い機会なので調べてみた
→カジタックスLXT8(私の持っているモノと今は色がちがうようだが)
ここのベンチでは大勢が休憩中だった。
ベンチの少し先はこの通り、アイスバーン! 中央峰付近には誰も居なかったので、自分撮りは諦めて3本指ピース♪
さらにほんの少し先は乾いた道になったが、アイゼンは外さずに進んだ。東峰でも3本指ピース♪ 今日は3にこだわってみた。
明らかに乾いている展望台の手前でアイゼンを外した。履いたままここを歩くのはマナー違反だと思ったから。
先客は軽アイゼンを着けたまま・・・そんなものかな~。勿論デジイチタイム!
左から御前山、大岳山
御前山 大岳山
馬頭刈山 奥多摩周遊道路
天気の良い日曜日だ。レンズの向こうの山々も多くの人が歩いているだろう。
これを撮っている頃、おばちゃんグループが到着。「あら~、立派な展望台ね。さすが、東京だわ~・・・ほら、大岳山があんなに低い。ここは1500で向こうは1200で、見下げてるわね。陣馬から見ると見上げる感じなのにね。」
(それって「見下ろす」ですよね・・・と思ったが、勿論そんなことを口にすることはしていない。でも、印象的だったので書いてみた)
話の様子から神奈川から来たグループらしいが、楽しそうにおしゃべりをして戻っていった。
この展望台にあった莟をパチリ。もう春は近いのだ・・・でも、何の莟なのかは分からない。
鞘口峠へ向けて出発。しばらくはおおむね乾いた道を進む。
お~っと、この辺はグチャグチャ(T-T)
先月日の出山から降りたところでこのような泥道をアイゼンを外さずに進み、泥を取り除くのにエライ苦労した記憶がよみがえった。うん、今日は外しておいて正解だね。
足下ばかり見て進むのは悔しい。せっかく『ブナの路』を歩いているのだ。毎回同じアングルだが・・・
お~っと!ちょっと日陰になるとまたこれか、もう何回目なのか忘れたが、またアイゼンを履いて進んだ。
サングラスの向こうにバスクリン色の奥多摩湖が見えていた。デジイチタイム
野鳥観察小屋付近(ちょっと曖昧)は樹林帯で日が差さないため、足下はデンジャラス。
見晴らし小屋の手前はすっかり乾いていたので、ここでアイゼンを外した。テルモスのお茶を飲んで一休み。小屋からの展望は先ほどの東峰と比べればたいしたことないので、コンデジでパチリ。
小屋で外したアイゼンはそのままにしてしばらく進んだ。
たしか左を撮ったときは乾いた所を選び、注意しながら進んだので問題なしだったし、右はアイゼンを履いて通ったと思う。この2枚の画像を撮った間の時間帯で見事にこけてしまった。ほんの少し先に乾いた道が見えていたので、注意すれば大丈夫だろうと思っていたので、油断していたわけでは無い。幸い泥道では無かったのでそれほど汚れなかったし、手袋をしていたので怪我などは無かったが、やはりアイゼンは必要なのだと思い知らされた気がする。
しばらくは乾いた道になったので、またまたまたアイゼンを外して進んだ。
『鞘口峠まで0.6km』の標柱を過ぎた後、結構な急坂になった。この付近でアイゼンをまたまたまたまた装着して進んだ。
13:52 鞘口峠。もう大丈夫だろうとアイゼンを外したが、この判断が甘かった。無雪期ならハイカーではない観光客ももやってくる道が、そこそこ凍っていたのだ。いやいや油断大敵だ。14:06駐車場へ
障害者用の大きいトイレで、ウェア上下とパンツまで着替えを済ませた。出発前は数馬の湯に寄るつもりだったが、予想外に遅くなってしまったので、風呂にのんびり入っていると渋滞に捕まってしまう。さっさと帰ることにした。
この予想は当たり、帰宅出来たのは17時近くなった。速攻で洗濯を開始し、干し終えた頃にはもうWBC第二試合の中国戦が始まる時間になっていた。
もう8回目の三頭山、しかも都民の森からの最短コースということでちょっとなめていたかもしれない。朝のウチは燦々と太陽が照りつけ、気持ちの良い山行のはずだった。しかし、中途半端な雪道&泥道にアイゼンを付けたり外したりがストレスになり、CTを悠にオーバーした散々な山行になったかもしれない。
え、オチを先に考えていただろうって・・・分かります?
私は、この時期は、東急ハンズで買った
鼻栓しながら登っています(大笑)
山もだんだん春めいてきましたね。
今年はまだ、まともに山に行っていません。
頑張ります。
お仕事がお忙しいかと思いますが、関東に戻られた際にはまた山へお出かけ下さい。