今回は昨年8月以来に食うかいさんと、そして3年ぶりにやさん(HP:富士山と花のページ)と一緒の山行だ。二人の参加は昨年末に決まり、4日からの仕事後は毎日この日を楽しみにしていた。
目的地は愛鷹山。実は数年前に企画したが、荒天で企画倒れになっていたのだ。登山コースはいくつもあるが、拙ブログのリンクにあるnobuさんのレポを参考にして愛鷹シックスハンドレッドクラブからのピストン、8時集合とした。
前日は20:30帰宅、予めタントに荷物を積んでおいたので、着替えのみ済ませて20:50には出発できた。当日の朝3:00起きで出発することも考えたが、深夜割引を使うために車中泊を目論んだ訳だ。
府中街道、川崎街道などを経由して東名川崎から21:45頃に中央道へ。交通量はそこそこ多く、よく使う中央道に比べ大型トラックの量が多いことや両脇がフェンスで囲まれていることがプレッシャーだった。22:10頃海老名SAでトイレ休憩。トイレがホテルと間違えそうなくらいキレイだったことに驚き、速報をアップした。
23時過ぎに足柄SAへ。勿論、ここを宿泊ポイントに選んだのは富士がよく見えるSAをチェックしておいたからだ。
駐車場はそこそこ混雑していたが、どうにか車を停めることが出来た。外に出ると結構寒い。
※この時は知らなかったが、ここは標高425m。
ユニクロダウンを羽織ってトイレへ。ここもキレイだし、見上げるサイズのエヴァンゲリオン初号機がドカーンと飾られている(画像は後で)ではないか。アップしようかと思ったが、さすがにしつこくなるので止めた。
さて、今回はニュータントで初めての車中泊だ。前と両側にアルミのサンシェードを張ることは同じだが、前のタントで気になっていた後ろの小窓と後ろにはカーテンを付けた。また、助手席は180度倒すことが出来ないため、運転席を倒している。 ※ 以前はこれ
23:26 疲れていたので、割と早く眠ることが出来た。
寒ぅ(>_<)
そしてオシッコ(T_T)
枕元のスマホを見るとまだ1:24・・・
ダウンを羽織ってトイレへ。この時間でもまだまだ車の出入りがあり、トイレの利用者も多い。やはり3連休だね。
さすがに早すぎるのでもう一度寝袋の中へ。今度はなかなか寝付けなかったが、これからの登山を考えて無理矢理目をつむった。
寒ぅ(>_<)
そしてオシッコ(T_T)
またスマホを見るとまだ4:32・・・
再びダウンを羽織って、トイレへ。
トイレから戻り、少し考えた。アラームをセットした5:30にはだいぶあるが、寒すぎて二度寝も出来ない。
それならと昨晩もう一つのテルモスに入れておいたお湯で一つ目のカップ麺で身体を温め、ついでにおにぎりをパクり。少しだが身体が温まって落ち着いた。
安心して二度寝!
今度はアラームをセットし直した6:00に起床。
3回目のトイレ、今度はコンデジを持って行った。
個室は勿論ウォシュレット。出はイマイチだったが、どうにか出て、一安心。
前述のエヴァンゲリオン初号機はこれ。若い男性が記念撮影をしていたが、さすがにここでは恥ずかしくて諦めた。
屋外にもこんなものがあったりして。等身大(?)の綾波レイも飾られていたが、イマイチ可愛くないので載せない。
そうそう、富士はどこだ?
デジイチをディパックに入れ、カバーを付けた三脚を持ってぐるっと施設の周りをまわってみたが、見つからない・・・
ありゃ、駐車場から直ぐ見えるじゃないか。コンパスは車の中にあったが、東西南北が全然分かっていなかったよ。
車の往来が無いところに三脚をセットし、今日最初のデジイチタイム。
6:32 せっかく車中泊したのだから、もっと暗い時間に撮ることもできたか・・・まぁ仕方ないね。
サンシェードを外すとウィンドウは真っ白! いやいや、寒かったわけだ。
エアコンの熱風を当ててもなかなか前が見えず、なかなか出発できなかったが、どうにか6:50頃に出発。
右側に色づいた富士を見て、場所選びを失敗したかと思いつつ先へ。沼津ICで降りてカーナビ任せで愛鷹シックスハンドレッドクラブを目指した。
ナビが案内したとおりにクラブハウスへ到着。(7:25頃)
当たり前だが続々とゴルファーが到着しており、場違い感マックス!
nobuさんのレポにある画像はどこだ?
受付の男性に尋ね、奥にある小道を進んだ。
ほんの数分で、手を振る食うかいさん、そしてやさんを発見した。たしかにnobuさんのレポにあったのはここだ。
食うかいさん、やさんの車の間にタントを停めた。
挨拶もそこそこに、山ウェアに着替え、7:55に出発。
食うかいさんは仕事が忙しく、山行は昨年8月日の出山以来とのこと。
やさんはここへ一昨日下見に着て、途中まで歩いたという。ネットの文字や直接話しをするとお茶目な方だが、何事にも綿密に計画を立てて動くお方だ。
また、今回のコースはやさんが数十年前に小学生の頃、遠足で登ったという。登りながら沼津の小学校はなかなかワイルドな遠足を実施していたと感じた。
下画像のようにここは車も通れたようだ。やさんに理由を尋ねると数年間まで果物の栽培のために軽トラが通っていたが、もう止めてしまったという。
両側が植林帯の何も見えない路を進む。
基本的に全行程をやさんが先頭で歩いた。以下の台詞はだいぶ後で出てきた。
Y「オレが先頭でないと置いて行かれるからな。先にいって二人を制しているんだ。」
K「良く言うよ。ホント元気なじーさんだな」 ※一部のぞむの思い込みが入っているかもしれません。m(_ _)m
8:32 一つ目の林道。やさんにエアリアを見せると水神社から延びているという。 ※ 完全に人任せm(_ _)m
8:49 さらに登って二つ目の林道。
それから少し登ったところで、一休み。
辛うじて海が見えるが霞んでいる。それにしても1月の上旬とは思えないほどの暖かさだ。上着はもう要らない。畳んでザックに入れた。
やさんから地元産ミカンの差し入れをいただいた。甘くて美味しかった。
リスタートして数分で金網ポイント(?)へ。ようやく展望が開けた。
箱根の山だそうだ。※ 完全に人任せm(_ _)m
「青空が拡がっているのに展望の無い路を歩いているね~」
ちょっと厄介な路を登る。侮れない(T_T)
9:09 三つ目の林道。その上は両手を使わないと無理。段々手強くなってきた♪
K「さっき見たのは足高山だったけど、なんでだい?」
Y「この近くに足高っていう地名もあるんだ。」
N「じゃあこれはなぜでしょう?」
K「馬酔木が目立つようになってきたね」 ※ ぶれてますm(_ _)m
かなりの急坂。
どの場面でのやりとりなのか忘れたが、ここで載せておく。
Y「オレは普段は無口なんだよ」
Y「な~に、いってるんだか、『無口』とかいて『雄弁』と読むの?。それに今日しゃべっているのは8:1:1くらいの割合じゃないの!」
駿河湾が見える。写ってないか(^^;)
10:10 東海大学からの路と合流。
ただし、東海大学のこの校舎は閉めてしまい、建物は地元に売ってしまったという。
※ レポを作りながら検索してみた。開発工学部は学生数減少に伴い、2010年に募集を停止した。(東海大学開発工学部HP)
あ、このコースから登ろうなんてことは無いか・・・
数分登ると見晴らしの良いところに出た。
Y「そうか、ここから富士が見えたのか、記憶に無かったな~」
残念ながら富士は雲の中。
N「富士は見えなくても南アルプスが見えていればイイじゃないですか」
K「随分変わったね」
この角度から見たことが無いのでよく分からないが、赤石や悪沢辺りなのか?
※ ご存じでしたら教えてくださいm(_ _)m
「オレは今日は歩くだけでカメラは要らないと思っていたんだ。」と話していたやさんだが、あちこちでアングルを探し、この巨大な倒木などを激写していた。どのように切り取ったのか、楽しみだ。 ※アップしたらリンクを貼ります。
山頂まではあと少し。nobuさんのレポに寄ると神社を通って山頂のはず・・・
あれ、こっちから行くの?
10:37 山頂へ。
三角点にコンデジを置いて記念撮影。帽子を脱いだのでスゴい頭になっている。
まずはお湯を沸かして、二人にコーヒーをご馳走した。
やさんはいなり寿司、食うかいさんはパン、そして私はカップ麺のランチタイム。本日2個目のカップ麺だが、朝食が5時頃だったので食欲はバッチリだった。
「そういえば今日は誰にも会わなかったね」などと話して居た頃、袴腰岳方面からの急登を登ってきた上下スポーツウェアのおじーちゃんが登場。やさん、食うかいさんが話しを聞くと、地元にお住まいで現在75歳。3年前からこの付近の山を登り始め、この冬は32回目の山行だという。我々が歩いてきたコースも経験済みだが、「あ~、一番つまんねぇな」とのこと。確かに!
さらに向こう(画像に写っているかはよくわからない)に見える鋸岳は、「危険」と書いてあったが、ちょっとぐらぐらするくらいで気にせず通ったという。
下画像の「あの辺が・・・で、向こうに下って登って・・・」と自分が歩いたコースを説明してくれた。
また、雪があるくらいが楽しく、「ほら、アノ爪が付いててるヤツ」「アイゼンですか」「そうそう、それで歩くと楽しいんだ。」
おお、何て猛者だ!
一方で夏場は暑くて面倒だから登らないという。不思議なおじーちゃんだ。
※ 普段は一人で歩いているので、話し相手ができて嬉しくて仕方なかったのかな。とても雄弁だった。
Y「オレなんかまだまだヒョッコですね。」と先程まで「もう年だからこれで山はお終い」と話していたやさんよりずっと先輩の登場にたじたじだた。
さらに数分後、今度はバッチリ山ウェアを着た若い男性が到着した。 なんと彼も一昨日別のコースを歩いたという。また、夏場は向こう(別アングル)に見える南アルプスも縦走しているという。いやいや、数分前まで誰にも会わなかった山行が一気に賑やかになったね。
おじーちゃんを見送って、食事をする若者を残して下山開始。
山頂からほんの数mで神社へ。
Y「懐かしいけど、当時と随分変わったなぁ」
下から見上げる。この鳥居も昔は無かったという。
この先で今度は登山用のヘルメットをかぶり、ダブルストック、さらには大汗をかいた男性が登ってきた。
「本格的ですね」
「いや~、格好だけですよ」
なぜ、このコースであの格好だったのかはともかく、このコースを歩くのは我々を含め、変わり者ばかりということだ。
おおむね往路を戻るが、この画像に写っているのはやさんがこっちから行ってみようと提案したルート。
途中の林道ではオフロードバイク2台と出合ったり、さらに下の方でこれから登るという小太りの男性と出会って、「暗くなる前に降りてきてください」と励ましたりしながら下山。
13:22 駐車スペースの手前へ。やさんが指しているのは伊豆。
午後から職場へ行くという食うかいさんを見送った。この3連休も出勤しなければならないというハードスケジュールの合間に都合を付けてくれたと言うわけだ。ホントに感謝だ。
また、これから薩埵峠へ行きたいと山行の途中で話していた。やさんは峠の有名ポイント以外の穴場も教えてくれ、ご自宅への帰宅途中に国道1号までの近道を誘導していただいた。富士を撮影するには全く不向きなコースを一緒に歩いてくれたやさんに感謝!
お二人とも、今日は楽しい時間をありがとうございました。今度は富士が良く見えるところへ行きましょう。
その2へ続く。
MT車だから、さらに疲れも蓄積させながら
職場にいきました。
忙しさの中に
みつけなきゃと思いつつ
やはり仕事の山ばかり向かってます
また4時間くらいの
さがしといてね
その日のうちに筋肉痛が来るなんてまだまだ若いじゃないですか。
また4時間コース、今度は展望のイイところを探しますね。