ちゃっくが友だちからもらったお土産のケーキを持ってきてくれた。
長崎堂というお店のバターケーキだ。広島では有名なお店らしい。
パッケージのデザインやしおりが、昭和を感じさせるような懐かしい雰囲気だ。
ケーキは全体に濃い焼き色がついている。ちょうどカステラの焼き目を思わせる色だ。
お店の名前から想像していたけど、しおりを見ると、ここの店主は長崎でカステラの研究をしていたらしい。このしおりの文章がまた独特で、滋養とか栄養価とかとかいう言葉が出てきて昔っぽいし(甘いものを栄養補給のために食べるなんてこと、今ではあまりしないだろう)、「カステラ」ではなく、「カステーラ」と表記しているところなど、このお菓子にぴったりだ。
丁寧に切り方の説明も書かれていて、私もよくケーキの切り方のコツを聞かれるので、これは親切だなあと思った。
その切り方を参考にカットすると、キレイなキメの黄色い生地が現われて、ほんのりと甘い香りがする。バターケーキという名前やそのずっしりとした重さから想像していた、目の詰まったどっしりとしたものではなく、しっとりふんわりしている。甘さはしっかりあって、まさしくカステラを思わせる味わいだ。カステラは油脂を使わないものだけど、アレンジしてバターでコクをプラスしたといったところだろうか。
初めはフォークで食べていたのだけど、途中から手に持ってムシャムシャ食べてみた。なんだか素直においしくて、そんな食べ方が似合う気がしたのだ。原材料には、バター・鶏卵・マーガリン・小麦粉・砂糖・水飴とある。こんなシンプルな材料でおいしいお菓子ができるんだなと思った。
私ならきっと卵くささを消すためにレモンの皮を加えたり、何か特徴を出そうとお酒を入れたりしたくなるだろう。その点このバターケーキは潔い。
シンプルで飾り気がなくておいしい。
おやつにぴったりの実直なケーキだ。
長崎堂というお店のバターケーキだ。広島では有名なお店らしい。
パッケージのデザインやしおりが、昭和を感じさせるような懐かしい雰囲気だ。
ケーキは全体に濃い焼き色がついている。ちょうどカステラの焼き目を思わせる色だ。
お店の名前から想像していたけど、しおりを見ると、ここの店主は長崎でカステラの研究をしていたらしい。このしおりの文章がまた独特で、滋養とか栄養価とかとかいう言葉が出てきて昔っぽいし(甘いものを栄養補給のために食べるなんてこと、今ではあまりしないだろう)、「カステラ」ではなく、「カステーラ」と表記しているところなど、このお菓子にぴったりだ。
丁寧に切り方の説明も書かれていて、私もよくケーキの切り方のコツを聞かれるので、これは親切だなあと思った。
その切り方を参考にカットすると、キレイなキメの黄色い生地が現われて、ほんのりと甘い香りがする。バターケーキという名前やそのずっしりとした重さから想像していた、目の詰まったどっしりとしたものではなく、しっとりふんわりしている。甘さはしっかりあって、まさしくカステラを思わせる味わいだ。カステラは油脂を使わないものだけど、アレンジしてバターでコクをプラスしたといったところだろうか。
初めはフォークで食べていたのだけど、途中から手に持ってムシャムシャ食べてみた。なんだか素直においしくて、そんな食べ方が似合う気がしたのだ。原材料には、バター・鶏卵・マーガリン・小麦粉・砂糖・水飴とある。こんなシンプルな材料でおいしいお菓子ができるんだなと思った。
私ならきっと卵くささを消すためにレモンの皮を加えたり、何か特徴を出そうとお酒を入れたりしたくなるだろう。その点このバターケーキは潔い。
シンプルで飾り気がなくておいしい。
おやつにぴったりの実直なケーキだ。