昨年の3:13:43を超える記録を目指して挑んだけど、全然ダメでした
目標タイム(3:11:55)から10分以上も遅い記録。
3:23:02
こんな記録を出すために日々頑張ってきたと思うと非常に悔しくて、残念で、情けない
それでもちゃんとこの結果を受け止めないと、このままいろんなものすべてが終わってしまうような気もする。
いろんなことを考えたレースでもあった。
忘れないうちに振り返ります。
【レース前日】
去年と同じく9:59のさくらに乗り、小倉で乗り換え。
今年は小倉駅の立ち食いうどんを食べた。
ソニックに乗り、別府駅からはシャトルバスに乗って受付会場に到着したのが15時前。
ふぐ雑炊とプリン食べて、再度シャトルバスで大分駅へ。
大分駅からホテルまでは徒歩20分。もうちょっと近くのホテルをとりたかった。
ホテルの部屋はちょうどい広さ(狭さ?)で、大浴場は天然温泉。加湿器が無料で借りれたこと、ホテル内で無料WiFiが使えるのでこれは非常に助かります。
ジョイフルは駅まで戻らないといけないので、散歩がてら行ってみる。
安心の価格とWiFiが使えるサービスの良さ。
なんでミシュランにのらないのかな
ホテルに戻る時にちょこっと横断歩道を走ってみる。
やっぱり・・・右の太ももにまだ違和感がある。
この不安な気持ちをごまかす為にローソンでモンブランを買って帰る。
大浴場入って、風呂上りにモンブラン食べながらテレビをつけたら、ちょうどブラタモリ。
なんと別府
テンション上がりました
(このNHKのアナンサーが実はけっこう気に入ってます。タモさんと絶妙なコンビです)
ゼッケン付けたり、明日の準備を整えて、22時半頃には眠りについた
(職員食堂で定食5食分に相当する高級ジェル4本)
【レース当日のスタートまで】
6時に自然に目が覚めた。いい感じだな。
ただ、雨が降っている。なんかUTMFの朝を思い出すような雨。
ストレッチしたりして6時半頃にホテルの朝食バイキングを食べる。
準備して8時20分頃にチェックアウトして、大分駅から出るシャトルバスに乗り込んで、9時過ぎには会場到着。
ちょうど予報通りに雨が止んだ
今年も早めに到着したのでスタートまではバスの中で待機できる。
9時半にジェルなどで栄養補給、それとOS1(ジェルタイプ)で水分補給完了し、トイレ行ったり、本を読んだりして時間をつぶす。
スタートが12時で荷物預けを11時半に済ませ、トイレ行ったり、記念写真撮ってもらったり、リラックスしてスタート前の整列に並ぶ。
今年は昨年のタイムが良かったんで今年は前から154列目(ちなみに昨年は247列目)
寒さもあまりない。風も予報よりもそれほどないように感じる。
さぁ出し切ろう
【レース】
<スタートから5km>22:48今年はスタート時の渋滞がほとんどなく、スタートしてすぐにペースを上げれたため、予定よりも早く5kmを通過。
<5kmから10km>22:58(45:46)
別府の見慣れた風景を見ながら走れるこの区間が一番好き。
最初の区間が速かったからこのままペース上げ過ぎないように予定通りの4:35ペースで走る。
小雨が降るものの、走ることに悪い影響はなく、むしろ気持ち良さを感じるぐらいだった。
ところが7km地点を通過したところで、右太ももに違和感が出現
ただ、痛みではない。
このままのペースで様子を見ながら走ろうか、でも10km地点の折り返し手前の下り坂で痛みに変わる
<10kmから15km>22:58(1:08:44)
本来であればここから4:30ペースに上げる予定であったが、ちょっとペースを上げると痛みが強くなるのでこのまま4:35ペースを維持。
痛みといっても激痛ではなく、30km越えると必ず毎回出てくるような太ももの張るような痛み。
そんなに心配するような痛みではない。
ただし、まだ10kmを過ぎた所である
ここでジェル1発と給水で水を飲む。なんか急に体が軽くなったような感覚。
どうやら喉が渇いていたようであった。
このレースは相当厳しいものになるなぁと覚悟を決める。20km地点で脚がダメならDNFしないといけないかもと
15km地点は予定タイムと1秒の誤差で通過。予定通りのタイムだけど、脚の状態は予定通りではない。
<15kmから20km>22:54(1:31:38)
ここもほぼ3:35ペースを維持。でも、どうにか維持という感じだった。
ちょっと気を緩めるとどんどんペースが落ちていくような気がする。
おいおい、まだ半分も走っていないのに
こりゃ、ホンマにヤバいなと思いながら、スタート地点でもあるうみたまごまで戻ってきた。
昨年とほぼ同じタイムぐらいか、、、けれど余裕度は今年はまったくない。
予定タイムよりも遅れてきた。
でもここでのDNFなんで絶対に嫌だ。このまま走ろう。
<20kmから25km>23:25(1:55:03)
中間地点を1:36:43で通過。どう考えてもここからペースアップなんてありえない。
目標タイムは無理だ。それどころか完走できるのかも不安だった。
確実に一歩毎に感じる右太ももの痛みが強くなった。フォームが崩れてきたからか、左の太ももも急激に痛みが出てきた。
なんなら今は左の方が痛い!?
ペースは4:40ほどに落ちている。
まだまだゴールまではとてつもなく遠く感じる。
<25kmから30km>23:51(2:18:54)ペースは4:45まで落ちる。予定なら4:25まで上げてやろうと思っていた区間。
それが全然走れません。
ジェル摂っても水分摂っても脚の痛みはなんら変わらない。
周りのランナーにも抜かれだした。
30km地点通過した時にまだ12kmあると思うと恐ろしかった
<30kmから35km>25:03(2:43:57)両足の太ももに加えて、右足裏にも痛みが出現。結局、レース後に確認したら血マメができてた。たぶん変なフォームで走ってたからやろね。どこまで仕打ちを受けなあかんねん
<35kmから40km>26:53(3:10:50)
ゴールまで7km。普段のレースでもこの区間はいつもしんどい。
けど、今回は本当につらかった。
歩きたかった。でも、歩いたらもう走ることはできないと思ったんで走り続ける。
ペースは5:20を下回った。
もう限界だ・・・歩きたい、歩きたい、歩きたいと何度も考えた。
楽しみにしていた別大、最後まで楽しく走ろうと思っても、心も身体もそう簡単にはいかない。
何人に抜かれたことか、何十人どころではなく、何百人に抜かれたと思う。
力を振り絞ろうとしても脚に力が入らない。
沿道からの応援にもまったく応えることができない。
まるで自分だけがスロー再生で動いているんじゃないかと思うほど、他のランナーとはスピードが違う。
これほどの屈辱はない
<40kmからゴール>12:12(3:23:02)
ラスト2kmの標示を見ても、ゴールまでの遠さに絶望感でいっぱい。
5:35までペースが落ち、もうこれ以上のスピードは出ない。
一歩走れば右の太ももに激痛、次の一歩で左太ももに激痛。
陸上競技場のトラックに入ってもスピードアップはできず、なんならまだゴールが遠くに感じ、最後も何人にも抜かれてようやくゴールした。
【レース後】
16:10発の特急に乗るためには遅くても15:45にはシャトルバスに乗り込みたい。
でも、ゴールして、体育館に戻って荷物をとった時点で15:35。
5分で着替え、帰り支度をして、体育館を出るが痛くて歩けない。100mもないぐらいで乗り場に着くのにそこにたどり着くだけでも歩いているレース後のランナーに何人にも抜かれた。
ようやく乗り場に着くが長蛇の列。結局バスに乗り込んで出発したのが15:57で大分駅に到着したのが16:13。
特急に間に合わず。。。けれど、30分後の特急の自由席に一番前に並べたので座れました
マッチ飲みながら、黒糖かりんとう食べて、ソニックの中でレースを振り返ってみたが、あまり何も思い出せない。
ただ、今回の別府でベスト更新できなければ来年は出場を見送ると自分で決めていたので、もう来年は出ないということを決心。つらいけど、また別のレースで良い記録出せたら再来年帰ってこよう
小倉駅でいったん下車し、あらかじめネットで見つけていた焼き鳥屋へ。
カウンター8席のわずかに空いた一席に座り、一人残念会。
途中でとなりのおっちゃんが大阪弁で注文している俺に興味を持ったのか話しかけてきた。
ここから普段人見知りの俺では考えられないようなことが起こる。だいたいの会話内容をまとめておく。
おっちゃん「にいちゃん、大阪から?」
俺 「そうです」
おっちゃん「仕事で?」
俺 「いや違います」
おっちゃん「ひとりで小倉に?」
いやいや答えているのにいろいろ話しかけてくるこのおっちゃん。どうやらこのおっちゃんは大阪出身で5年前から小倉で単身赴任らしい。
最初は小倉が嫌いやったけど周りの人が温かい人ばかりでこの街が好きになったこと、高校は大商学園、ボクシングをしていたこと、出身はアメ村の近くで今は阿波座に家族が住んでいること、大日イオンのことや最近岸部駅がきれいになったことも知っており、何かと話しが弾む
今日は別府に行っていたと話すと、「今日はマラソンやろ。観光できんかったやろ?」、「いや、そのマラソンに出てたんです」と言った瞬間にそのおっちゃんの向こうに座るおばちゃん二人組が話しに入ってきた。
おばちゃんA「私も福岡マラソン走ったことあると。完走はできなかったけどね」
おばちゃんB「(福岡県の)行橋から別府までの100kmウォーキングを22時間で歩いたことあると」
そんな感じで4人で楽しく飲むことに(笑)
お店のおばちゃんもそこに入ってきて、さらにお店の店主のおっちゃんまで。そのおっちゃん、マラソン大好きらしく、別大のテレビ中継も見てたとのこと。
九州の人にとって別大マラソンを走る人間はとてつもなくすごい人間と考えているようで(おそらく以前は出場資格がサブ3だったからか)、お店の中で俺はちょっとしたスター扱い
初めに話しかけてきたおっちゃんが日本酒を1杯ごちそうしてくれて、ほんとうに楽しい宴。
新幹線の時間もあったんでそろそろ帰ることにしたら、「来年も別大マラソンの夜にここで飲もうな」とおっちゃん。
「もう来年は出ないんです」
さっきまで楽しんでいたみんながすごく淋しそうな表情になって理由を聞いてくる。
理由を話したら、「なんやよう分からんわ。あんなしんどいマラソンしてるんは走ることが楽しいからやろ。それならタイムがどうこうとかどうでもえやろ。また来年もここでな」と俺の背中を叩いてくれた。
なんか、すごくうれしかった。
おわり
目標タイム(3:11:55)から10分以上も遅い記録。
3:23:02
こんな記録を出すために日々頑張ってきたと思うと非常に悔しくて、残念で、情けない
それでもちゃんとこの結果を受け止めないと、このままいろんなものすべてが終わってしまうような気もする。
いろんなことを考えたレースでもあった。
忘れないうちに振り返ります。
【レース前日】
去年と同じく9:59のさくらに乗り、小倉で乗り換え。
今年は小倉駅の立ち食いうどんを食べた。
ソニックに乗り、別府駅からはシャトルバスに乗って受付会場に到着したのが15時前。
ふぐ雑炊とプリン食べて、再度シャトルバスで大分駅へ。
大分駅からホテルまでは徒歩20分。もうちょっと近くのホテルをとりたかった。
ホテルの部屋はちょうどい広さ(狭さ?)で、大浴場は天然温泉。加湿器が無料で借りれたこと、ホテル内で無料WiFiが使えるのでこれは非常に助かります。
ジョイフルは駅まで戻らないといけないので、散歩がてら行ってみる。
安心の価格とWiFiが使えるサービスの良さ。
なんでミシュランにのらないのかな
ホテルに戻る時にちょこっと横断歩道を走ってみる。
やっぱり・・・右の太ももにまだ違和感がある。
この不安な気持ちをごまかす為にローソンでモンブランを買って帰る。
大浴場入って、風呂上りにモンブラン食べながらテレビをつけたら、ちょうどブラタモリ。
なんと別府
テンション上がりました
(このNHKのアナンサーが実はけっこう気に入ってます。タモさんと絶妙なコンビです)
ゼッケン付けたり、明日の準備を整えて、22時半頃には眠りについた
(職員食堂で定食5食分に相当する高級ジェル4本)
【レース当日のスタートまで】
6時に自然に目が覚めた。いい感じだな。
ただ、雨が降っている。なんかUTMFの朝を思い出すような雨。
ストレッチしたりして6時半頃にホテルの朝食バイキングを食べる。
準備して8時20分頃にチェックアウトして、大分駅から出るシャトルバスに乗り込んで、9時過ぎには会場到着。
ちょうど予報通りに雨が止んだ
今年も早めに到着したのでスタートまではバスの中で待機できる。
9時半にジェルなどで栄養補給、それとOS1(ジェルタイプ)で水分補給完了し、トイレ行ったり、本を読んだりして時間をつぶす。
スタートが12時で荷物預けを11時半に済ませ、トイレ行ったり、記念写真撮ってもらったり、リラックスしてスタート前の整列に並ぶ。
今年は昨年のタイムが良かったんで今年は前から154列目(ちなみに昨年は247列目)
寒さもあまりない。風も予報よりもそれほどないように感じる。
さぁ出し切ろう
【レース】
<スタートから5km>22:48今年はスタート時の渋滞がほとんどなく、スタートしてすぐにペースを上げれたため、予定よりも早く5kmを通過。
<5kmから10km>22:58(45:46)
別府の見慣れた風景を見ながら走れるこの区間が一番好き。
最初の区間が速かったからこのままペース上げ過ぎないように予定通りの4:35ペースで走る。
小雨が降るものの、走ることに悪い影響はなく、むしろ気持ち良さを感じるぐらいだった。
ところが7km地点を通過したところで、右太ももに違和感が出現
ただ、痛みではない。
このままのペースで様子を見ながら走ろうか、でも10km地点の折り返し手前の下り坂で痛みに変わる
<10kmから15km>22:58(1:08:44)
本来であればここから4:30ペースに上げる予定であったが、ちょっとペースを上げると痛みが強くなるのでこのまま4:35ペースを維持。
痛みといっても激痛ではなく、30km越えると必ず毎回出てくるような太ももの張るような痛み。
そんなに心配するような痛みではない。
ただし、まだ10kmを過ぎた所である
ここでジェル1発と給水で水を飲む。なんか急に体が軽くなったような感覚。
どうやら喉が渇いていたようであった。
このレースは相当厳しいものになるなぁと覚悟を決める。20km地点で脚がダメならDNFしないといけないかもと
15km地点は予定タイムと1秒の誤差で通過。予定通りのタイムだけど、脚の状態は予定通りではない。
<15kmから20km>22:54(1:31:38)
ここもほぼ3:35ペースを維持。でも、どうにか維持という感じだった。
ちょっと気を緩めるとどんどんペースが落ちていくような気がする。
おいおい、まだ半分も走っていないのに
こりゃ、ホンマにヤバいなと思いながら、スタート地点でもあるうみたまごまで戻ってきた。
昨年とほぼ同じタイムぐらいか、、、けれど余裕度は今年はまったくない。
予定タイムよりも遅れてきた。
でもここでのDNFなんで絶対に嫌だ。このまま走ろう。
<20kmから25km>23:25(1:55:03)
中間地点を1:36:43で通過。どう考えてもここからペースアップなんてありえない。
目標タイムは無理だ。それどころか完走できるのかも不安だった。
確実に一歩毎に感じる右太ももの痛みが強くなった。フォームが崩れてきたからか、左の太ももも急激に痛みが出てきた。
なんなら今は左の方が痛い!?
ペースは4:40ほどに落ちている。
まだまだゴールまではとてつもなく遠く感じる。
<25kmから30km>23:51(2:18:54)ペースは4:45まで落ちる。予定なら4:25まで上げてやろうと思っていた区間。
それが全然走れません。
ジェル摂っても水分摂っても脚の痛みはなんら変わらない。
周りのランナーにも抜かれだした。
30km地点通過した時にまだ12kmあると思うと恐ろしかった
<30kmから35km>25:03(2:43:57)両足の太ももに加えて、右足裏にも痛みが出現。結局、レース後に確認したら血マメができてた。たぶん変なフォームで走ってたからやろね。どこまで仕打ちを受けなあかんねん
<35kmから40km>26:53(3:10:50)
ゴールまで7km。普段のレースでもこの区間はいつもしんどい。
けど、今回は本当につらかった。
歩きたかった。でも、歩いたらもう走ることはできないと思ったんで走り続ける。
ペースは5:20を下回った。
もう限界だ・・・歩きたい、歩きたい、歩きたいと何度も考えた。
楽しみにしていた別大、最後まで楽しく走ろうと思っても、心も身体もそう簡単にはいかない。
何人に抜かれたことか、何十人どころではなく、何百人に抜かれたと思う。
力を振り絞ろうとしても脚に力が入らない。
沿道からの応援にもまったく応えることができない。
まるで自分だけがスロー再生で動いているんじゃないかと思うほど、他のランナーとはスピードが違う。
これほどの屈辱はない
<40kmからゴール>12:12(3:23:02)
ラスト2kmの標示を見ても、ゴールまでの遠さに絶望感でいっぱい。
5:35までペースが落ち、もうこれ以上のスピードは出ない。
一歩走れば右の太ももに激痛、次の一歩で左太ももに激痛。
陸上競技場のトラックに入ってもスピードアップはできず、なんならまだゴールが遠くに感じ、最後も何人にも抜かれてようやくゴールした。
【レース後】
16:10発の特急に乗るためには遅くても15:45にはシャトルバスに乗り込みたい。
でも、ゴールして、体育館に戻って荷物をとった時点で15:35。
5分で着替え、帰り支度をして、体育館を出るが痛くて歩けない。100mもないぐらいで乗り場に着くのにそこにたどり着くだけでも歩いているレース後のランナーに何人にも抜かれた。
ようやく乗り場に着くが長蛇の列。結局バスに乗り込んで出発したのが15:57で大分駅に到着したのが16:13。
特急に間に合わず。。。けれど、30分後の特急の自由席に一番前に並べたので座れました
マッチ飲みながら、黒糖かりんとう食べて、ソニックの中でレースを振り返ってみたが、あまり何も思い出せない。
ただ、今回の別府でベスト更新できなければ来年は出場を見送ると自分で決めていたので、もう来年は出ないということを決心。つらいけど、また別のレースで良い記録出せたら再来年帰ってこよう
小倉駅でいったん下車し、あらかじめネットで見つけていた焼き鳥屋へ。
カウンター8席のわずかに空いた一席に座り、一人残念会。
途中でとなりのおっちゃんが大阪弁で注文している俺に興味を持ったのか話しかけてきた。
ここから普段人見知りの俺では考えられないようなことが起こる。だいたいの会話内容をまとめておく。
おっちゃん「にいちゃん、大阪から?」
俺 「そうです」
おっちゃん「仕事で?」
俺 「いや違います」
おっちゃん「ひとりで小倉に?」
いやいや答えているのにいろいろ話しかけてくるこのおっちゃん。どうやらこのおっちゃんは大阪出身で5年前から小倉で単身赴任らしい。
最初は小倉が嫌いやったけど周りの人が温かい人ばかりでこの街が好きになったこと、高校は大商学園、ボクシングをしていたこと、出身はアメ村の近くで今は阿波座に家族が住んでいること、大日イオンのことや最近岸部駅がきれいになったことも知っており、何かと話しが弾む
今日は別府に行っていたと話すと、「今日はマラソンやろ。観光できんかったやろ?」、「いや、そのマラソンに出てたんです」と言った瞬間にそのおっちゃんの向こうに座るおばちゃん二人組が話しに入ってきた。
おばちゃんA「私も福岡マラソン走ったことあると。完走はできなかったけどね」
おばちゃんB「(福岡県の)行橋から別府までの100kmウォーキングを22時間で歩いたことあると」
そんな感じで4人で楽しく飲むことに(笑)
お店のおばちゃんもそこに入ってきて、さらにお店の店主のおっちゃんまで。そのおっちゃん、マラソン大好きらしく、別大のテレビ中継も見てたとのこと。
九州の人にとって別大マラソンを走る人間はとてつもなくすごい人間と考えているようで(おそらく以前は出場資格がサブ3だったからか)、お店の中で俺はちょっとしたスター扱い
初めに話しかけてきたおっちゃんが日本酒を1杯ごちそうしてくれて、ほんとうに楽しい宴。
新幹線の時間もあったんでそろそろ帰ることにしたら、「来年も別大マラソンの夜にここで飲もうな」とおっちゃん。
「もう来年は出ないんです」
さっきまで楽しんでいたみんながすごく淋しそうな表情になって理由を聞いてくる。
理由を話したら、「なんやよう分からんわ。あんなしんどいマラソンしてるんは走ることが楽しいからやろ。それならタイムがどうこうとかどうでもえやろ。また来年もここでな」と俺の背中を叩いてくれた。
なんか、すごくうれしかった。
おわり
そういえば最近特にフルマラソンでは楽しむっていうことを忘れがちになるもんな。
確かにタイムを出すことも大事やけど考えさせられました。
かと言ってサブ3狙ってるけど(笑)
それと30-35kmでは後ろをこっそり走っていました
ほんと情けないレースをした直後で気分が落ちていた時だったんで、ここでの出会いは運命的でした。
楽しむ!
もちろんタイムも狙っていきますが、走れること自体にまずは楽しみを感じられるランナーになります!
ええおっちゃんでした!
新幹線乗ってから、なんで写真撮らんかったのかと悔やみました。
あー!!!ほんまですね!こんな近くのとこを走っていたなんて!
こんなとこに187が写りこむなんて、こちらの写真はミラクルですね