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ドライアイ

2023年11月11日 12時45分57秒 | 健康
  目が乾く、ゴロゴロする、疲れやすいなどドライアイの症状で悩む人は多いのではないでしょうか。
  見えにくさのほか、生産性の低下にもつながると指摘されている。 適切なセルフケアのコツと
  受診のタイミングを知っておきましょう。

  目を守る涙の安定性が損なわれて、目の表面に正常な涙の膜が作れなくなるドライアイ。 失明に
   至るものではないものの、目の乾きや疲れ、異物感など様々な不快な症状が起こり、視力が低下
   することもある。 生産性の低下につながるとも指摘されている。
  原因は多岐にわたるが、近年注目されているのは、瞼の縁にあるマイボーム腺の機能不全の影響だ。
 
 目の表面を覆う涙液(涙の膜)は大きく油層と液層に分
 けられる。油層は液層の水分の蒸発を防ぐ。液層の角
 膜に近い粘膜表面にはムチンという成分が広がり水分
 を保持している。これら油層、液層、ムチンの量や質
 が崩れるとドライアイが起こり得る。マイボーム腺は
 油層を形成する脂を分泌する。加齢や細菌による慢性
 的な眼瞼炎のほか、脂や汚れなどで詰まってマイボー
 ム腺が機能不全に陥ると、油層の形成が不完全となり
 目の乾きにつながる。液層の水分量が減る要因として
 はシェーグレン症候群といった免疫疾患やストレスな
 どによる涙液分泌量の減少が挙げられる。また、涙液
 分泌が十分でも環境的な要因で乾きやすくなっている
                       ことも多い。
  エアコン、パソコン、コンタクトレンズの3つの「コン」は目の乾きを助長させる3大要因として
   有名だといわれている。

  では、ドライアイを疑った場合、どうすべきか。 東邦大学医療センター大森病院(東京・大田)眼科
   の“堀教授”は「まずは市販の目薬を使うなどしてセルフケアを試みてほしい」と話す。  目薬は
   人工涙液や水分保持力の高いヒアルロン酸製剤を選ぶ。
  油層を整えるケアも同時に行いたい。 「清潔を保ち細菌を減らすなどマイボーム腺が詰まるのを
   防ぐのがポイント」と、わだ眼科クリニック(川崎市)の“和田院長”。 特に女性の場合、ファンデ
   ーションやアイシャドーなどを残さないよう丁寧な洗顔が大事。 成分がしみない目の周囲専用
   の洗浄剤もあるので必要に応じて使用したい。
  目を温める温案方(おんあんほう)も効果的。 温めることでマイボーム腺が詰まるのを解消できる。
  目を乾燥させないように生活環境を整えることも大切だ。 パソコンやスマートフォンでの作業は
   長時間永続を避け、定期的に目を休めたい。 「ディスプレーを見続けることでまばたきの回数
   が減ると乾燥につながる。 意識してまばたきをするといい」と堀教授はアドバイスする。
   ディスプレーが高い位置にあると目を見開きがちになるため乾燥が助長される。 ディスプレー
   を低い場所に配置する方が目に優しいという。
  エアコンや扇風機は風が直接当たらないようにしたい。 「最近はやりの首掛けの扇風機は特に注
   意が必要です」と和田院長。

  そうしたケアをしても症状が良くならない、目薬を使う回数が増えるなどのことがあれば、眼科を
   受診した方がいい。 眼科では、人工涙液やヒアルロン酸製剤以外に、必要に応じてムチンの分
   泌を促がして涙の量や安定性を高めるタイプの点眼薬などが処方されることがある。 また、涙
   の分泌量が少ない人には涙が流れ出ていく部位を小さなプラグ(涙点プラグ)で塞いで涙を目の表面
   に保持させる治療もあるという。

  一口にドライアイと言ってもマイボーム腺の機能不全、涙の量、環境の問題など原因は多様です。
   他の病気が隠れていることもある。 気になる症状が続く場合は眼科を受診して自分にあった治
   療を受けることが一番です。 目は非常に大事なものです‥気になったら早めに受診を!