農業じゆう人

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「カラス 」が都会から減った?

2017年03月15日 12時35分35秒 | 話題
   きのうからの天気予報通り、今朝は朝から雨  あげく寒い
   それなのに日の出の時間ころから‘カァ・カァ’とカラスの鳴き声・・ 朝から薄気味悪い感じ
   この地域では、まだカラスやムクドリ・ヒヨドリなど、いろいろなな野鳥が生息していますが、
   都市部にすむ鳥たちには少々異変が起きているんだそうです。
   ゴミをあさるカラスが東京都心から消え、ツバメやスズメなども減っていると聞く・・
   カラスの場合は対策が進んだためといわれていますが、ツバメやスズメは古い住宅やビルが
   減って巣に適した場所がなくなってきたことも大きいといわれている。
   一方で、オオタカといった猛きん類やカワセミなどは都市に戻っているそうだ。
        
   都内の繁華街では、生ゴミをあさるカラスが社会問題になった。だが最近では、我が物顔で
    振る舞うカラスの姿はあまり?殆んど見られなく・見かけなくなっているという
   東京都の調べでは、都内にすむカラスの数は2001年度は3万6400羽だったそうだが、
   15年度には1万1900羽まで減ったそうです。 それにつれて都庁に来た苦情の数も 
   02年度の3820件から15年度は223件までに激減したそうです。
   また、研究者らが集まる都市鳥研究会の調査でも同じ傾向が見えたそうです。
   明治神宮(渋谷区)や国立科学博物館の自然教育園(港区)、豊島岡墓地(文京区)の3ヵ所の
    緑地をねぐらとするカラスの数を5年ごとに調査した結果は・・
   00年に1万8664羽だったのが、15年には4816羽に減っていたそうです。

   「01年に始めたカラス対策プロジェクトチームの効果が出ている」とおっしゃるのは
   東京都環境局の“高木森林再生担当課長”。 都内のカラスは残飯などの生ゴミを食べる。
   針金製のハンガーで鉄塔やビルに巣を作るなど、人工物も利用しながら適応してきている。
   東京都では飲食店などから出る多くの生ゴミを夜間に収集し、ゴミ集積所にカラス避けの
    ネットを設置。 ねぐら近くにある公園などに罠をしかけ、繁殖期には巣を撤去した。
   こうした対策の結果、カラスは都心から徐々に姿を消してきているようです・・。

   他にも都会から姿を消す鳥が増えているといわれている。
       
   春になると東南アジアから日本に渡ってくるツバメも都市部で減少が目立っているという。
      (都市部だけでなくその周辺地でもその傾向が見られます。我が街でもです)
   都市鳥研究会が東京駅を中心とした3㌔㍍四方の繁殖状況を5年ごとに調べたところ・・
   1985年は44カ所確認できたが、2010年には14カ所に減っていたそうだ。
    ○軒がある古い住宅が取り壊され、マンションなどに変わったのが要因のようです
       (凹凸のない建物は巣が作りにくい)
   最新の15年の調査では19カ所に増えたが、新たに見つかった場所は古い建物で、
    いずれ建て替えられる可能性が高いという場所ばかりだったそうだ。
   ツバメは全国で減っているとみられるが、東京都心などの都市部はより目立つようです。
    ○その要因とみられるのが、都市部のツバメの少子化だそうだ。
     ツバメの子育て情報を集めて調査したら、郊外や農村部で巣立ったヒナの数は
      平均で約4.29羽だったが、都市部では約3.89羽だった。また繁殖の失敗率は、
      郊外や農村部では19.8% 都市部では23.0%あったそうです。
      これ、人が巣を落としたり邪魔したりすることが大きいという・・。

    ○都市部で少子化が進んでいるのはスズメも同じなんだそうです。(理由もほぼ同じ)
    ○人がエサやりをやめたことで数を減らす鳥もいるそうだ。
     ドバトは1980年代には浅草寺に2000羽規模いたが、今は50羽に減少
     上野恩師公園の不忍池のオナガガモも6000羽から70羽に減ったという。  

   一方で都心で増える鳥もいるそうです。
        
    猛きん類で希少種の「オオタカ」は明治神宮に定着し、今では毎年ように繁殖している
     そうでカラスやハトを食べたという報告も相次いでいるそうです。
    また‘森の妖精’が通称の「エナガ」の目撃も都区内で相次いでいるとか
    都心に残った木々が育ち、エサなどの生息環境が向上していることが大きいそうです。
    鮮やかな水色の体が美しい「カワセミ」も日比谷公園(千代田区)や小石川後楽園(文京区)
     などで目撃されているそうです。  (私は以前に不忍池で見ました・・。)
    自然を生かした形で河川の護岸を改修するようになって営巣場所が増えたのと、
     水質も改善されたためだといわれているそうです。

    人間の行為は鳥の生息環境を大きく左右するといわれる。
     都市鳥研究会の“川内代表”は、こう指摘しています“鳥は社会の鏡だ”と
     また“新たに進出する鳥も消える鳥も都市が抱える何らかの問題を映している”とも

    都市部の鳥の栄枯盛衰は、人間が鳥とどう共生すべきかという問題を訴えかけている!
      都市近郊型の我が街でもカラスはいますが、ツバメはあまり見られなくなっている。
      ただ他の野鳥は時々だがまだ見られることがあり、それが楽しみの一つです。