農業じゆう人

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カジノ解禁法案

2016年12月07日 12時30分25秒 | 話題
    きょうは二十四節気の「大雪」です。 (毎度ながら‘おおゆき’ではなく、たいせつです)
     山岳だけでなく、平野にも降雪のある時節ということから大雪といわれたもの・・?
     この頃になると九州地方でも初氷が張り、全国的に冬一色になっていくようです。
     スキー場がオープンしたり、熊が冬眠に入るのもこの頃とされているようですネ~
     暦便覧も「雪 いよいよ降り重ねる折からなれば也」と説明しています。
     きょうはここ数日の暖かい日々から一転「大雪」にあわせたように寒くなりました・・。
  
   こんな寒い季節に、いっそう心が寒くなるようなことが国会で再び行なわれました。
    それは突如として提出された「カジノ含む統合型リゾート(IR)の整備を政府に促す」
    議員立法「カジノ解禁法案」が、衆院内閣委員会で短時間の審議だけで打ち切られて
    あっという間に強行に採決動議が出され、自民党や日本維新党らの賛成で委員会通過。
    そしてきのう午後の衆議院本会議で採決され賛成多数で可決された。
    これ一部の与党でさえ反対のあった法案・・こんなんでいいの?? 最近の国会は変

     日本書紀には685年、“天武天皇”が博戯を見学したとあるそうです。
     それは‘すごろく’などだったらしい。  当時は牛馬が賭けられた!という。
     しかし、次の“持統天皇”の代には早くも禁令が下ったそうだ。
     その後、杖で百度打つといった罰則も定まった!と。
     やはり、万葉の昔から賭博は人を惑わせていたのは確かだったようです・・。

    中世、ばくち打ちは特異な能力を備えた「職人」とされた・・とか?
     “負けが込んで来て、あるだけ賭けるというような相手とは勝負するな!”
     “向こうに勝機が移ったと思え!”と引き際の戦略が徒然草に紹介されているそうだ。
    こんな戒めが今に残るということは、勝ちに酔って潮時を間違え、身を持ち崩した人も
     さぞや多かったのに違いない。  今も昔もまったく同じなんですな~

    「カジノ法案」が、衆議院の委員会を僅か5時間33分審議だけで通った!
     成立すれば、施行後1年以内をメドに政府は必要な法制上の措置を取るといっています。
     数年後、日本のどこかにカジノが立つ可能性があるでしょうな。

    今でも、競馬・競輪に競艇・パチンコ・スロットなど、手軽なギャンブルが多数ある。
     それによった依存症の疑いのある人は536万人いるいわれています。
     そこへ、ルーレットやカードを使う賭けの真打の参入です・・!

    名を使って大変恐縮だが、大相撲の元関脇“貴闘力さん”は、現役時代から競馬などに
     熱中し、ついには違法な野球賭博に手を染めて、角界を追われてしまった。
     一説によれば、家族とは離れ離れになってしまったようだと聞いたことがある。
     つぎ込んだお金は5億円にもなったんだとか・・・?
     今は焼肉店経営の傍ら、講演で病気の恐ろしさを語っているんだそうです。

     地域の活性化・経済効果・建設需要や雇用の創出などなどの看板の下で、
       人々の将来をむしばまないように望みたいものです。

     それとこれだけスピードで審議が進められるのなら、他の審議でもこのように
      スピードをもって対応してほしいものです。
     
   国民が理解せず、分らないものを数の力だけで勝手に進めるやり方は如何なものかと思う。
    でもこれは多くの国民の皆さんが髙く支持し、好きなようにorやりたいように?に
    やっていただいていいです!との意思表示の現れなのでやむを得ないのかも知れません。