農業じゆう人

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“むせ”を防止するには・・?

2016年12月03日 12時35分15秒 | 健康
  先日、地主さんの息子さんとバッタリ会いで他愛のない話をしていたら、こんなことを聞いた。
  曰く“最近、うちのおばあちゃん、食事中に突然むせることがあるんですョ”と・・
  私を含め、ご高齢の方がいらしゃるご家庭ではそんな心配事が増えているんだそうです??
  こういった現象が起こったときはどうしたらいいのかを掛かりつけのお医者さんに聞いたら、
  そんな場合は「とろみ」で解決できる場合がありますよ、教えてもらったそうです。

  どうして‘むせる’のか? 嚥下(えんげ)に関係する喉の周りの筋肉は60代くらいから衰え始めて
  70代で急に低下するそうです。 すると、食べ物や飲み物が喉に流れ込むスピードに対して
   嚥下反射が対応できなくなり、誤って隣の気道に入ってしまう。
  これが「誤嚥(ごえん)」で、はき出そうとする生体防御反応が‘むせる’です。

  誤嚥は肺炎につながる。西山耳鼻咽喉科医院(横浜市南区)の“西山理事長”はこう言っています
  “食物が肺の中まで入ってしまうと、食物と唾液に含まれた細菌によって誤嚥性肺炎といった
     病気が起こる。肺炎で亡くなるお年寄りは、誤嚥がきっかけになることが多い”という。

 東京医科歯科大学(東京都文京区)の“戸原准教授”
 (高齢者歯科学)によると、こんなとき食物にとろみをつけると
  ①口腔内で食物をまとめやすくなる。
  ②食べ物が喉にゆっくり流れ込む などの効果があり
   誤嚥防止につながる。
 片栗粉などの でんぷんであんかけ状にしたり、オクラ・
  モロヘイヤ・レンコンなどをすりつぶして食べ物に混ぜ
  合わせることにより、とろみが出る。
 最近は粉末で簡単にとろみをつけられる「とろみ剤」の
  改良も進んでいるんだそうです。
 日清オイリオグループ中央研究所の桑原・主管によると
 とろみ剤は、①いかに短時間に ②どうやって均一に
 ③どんな食材にも、といった点が重視されているそうだ。
 桑原さんは“お年寄りになったら、食べることが、一日
  の暮らしのなかで大きな楽しみになっていくそうです。
                 ますます高齢化が進むと、自分の口で最後まで食べら
                  れることへの注目がさらに高まるのでは・・”という

     健全な嚥下のためには、日頃からの心がけも非常に大切になるそうです。
     戸原さんは“口内を清潔にし、反応を敏感にしておくことが大事です”と
     また、西山さんは、喉の筋肉や呼吸機能を鍛えるために、左図の一番下のような
      【嚥下おでこ体操】やカラオケを勧めているそうです。
     簡単なことですから一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか・・?
     でなかったら、得意のカラオケをやってみますか・・?  これ私はダメ 音痴!