時の流れの速さに流されてしまったかのようにあっという間に
時は流れて、入院・手術の日を迎えました。
今回は発熱せず、無事に手術の準備をすることができました。
手術室すごかったです。
あえてあまりキョロキョロしないようにして台に上がりました。
点滴がなかなかうまく刺さらず、おまけに最後の確認で
手術の場所の右左を間違えられ、えー大丈夫?と思いましたが、
違うでと冷静に突っ込めるのだな私とも思いました。
もうまな板の上の鯉だからどうもしょうもない。
大丈夫、お任せするしかない。
もう身動きがとれない状態だったのですが、急に首筋が痒くなり
嫌だな、掻きたいなどうしようと思っていたら、眠くなる薬が入り
ますと言われ、それから記憶が途切れます。
何か夢を見ていたら起こされて、終わりましたよ、無事エキスパンダー
入りましたよと言われました。
ふわっとした変な気分でした。
落ち着いてから時計を見たら13時半。
手術室に入る前に見た時計は8時半。
えっ?と思いました。
エキスパンダーが入ったということはリンパ節に転移をしていなかった
ということ。
無事予定通りに終わってよかったと思いました。
涙が出そう。
引き続き身動きが取れない状態。
次の日の朝までベッドの上で過ごします。
もう終わったから大丈夫と思ったものの、しばらくしたら
気分が悪くなってきました。
このままじっとしていなければならない。
スマホ取り出し、何か落ち着きそうな音を探して聞いてました。
寝返りも打てず腰が痛くなってきました。
結局何度もナースコールをして気分が悪いとか、あっちが痛いとか
言ってました。
看護師さんもいろいろ考えて対応してくださいました。
しばらくして水が飲めるようになって冷蔵庫で冷やしておいた
水を飲みました。
その水のおいしかったこと。
少しずつ起き上がれるようにはなったものの、ベッドの上で
じっとしていなければいけないのってこんなにつらいかなと
思いました。
そのうちに隣のベッドの人が手術を終えて戻ってきました。
すっごいいびきをかいて眠ってしまいました。
私も眠ってしまいたかったけれど、その夜は一睡もできませんでした。
本当にいびきがうるさくて頭にきました。
耳栓は必要かもしれません。
長い夜が過ぎて朝になりました。
朝食が出て食べていいよと言われました。
痛くて食べられるのかいと思ったら、すごくお腹が空いていて完食。
次に体を拭いて着替えて歩いてみましょうということになりました。
看護師さんの手際のいいこと。
すごく尊敬しました。
歩いてトイレに行っていいと言われたのですが、できるのかい
と思いながらも、どうしても一人でトイレに行きたくて行きました。
手が痛くて悪戦苦闘しました。
用を足すのってこんなに大変なことなのかと愕然としました。
すごい手術を受けたのだな私と実感しました。